検査・治療法

肝がんに対する新しい治療戦略 肝動脈塞栓術+樹状細胞ワクチン療法で再発リスクを減らす

2012年1月

樹状細胞ワクチン療法と肝動脈 塞栓療法で効果をあげている 中本安成さん 今年のノーベル医学・生理学賞受賞者の1人は、樹状細胞を見出したラルフ・スタインマン氏です。亡くなる前、自ら発見した樹状細胞を使った免疫療法を受けていたことでも注目されました。実はこの治療、日本でも研究が大きく進んでいるのです。肝がんは再発しやすい肝がんの特徴の1つは再発率が高いことです。たとえ早期発見し、治療ができたとしても...

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失った声が簡単に蘇る!気管食道シャント法

2011年12月

「気管食道シャント法が、 患者さんの選択肢の1つとなる ことを期待しています」と話す 塚原清彰さん 治療のためとはいえ、声を失うことは患者さんにとって大きなダメージだ。ここに新たな選択肢として登場したのが、人工喉頭(気管食道シャント法)。東京医科大学八王子医療センター頭頸部外科講師の塚原清彰さんは「ほとんど練習する必要もなく、装着してすぐに声を出せるのが最大のメリット」と、話している。 喉頭摘出で...

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乳がんに追いつけ!胃がんでも、センチネルリンパ節生検の時代へ

2011年11月

「いつかセンチネルリンパ節に転移のない早期胃がんは内視鏡治療で治るようになることが目標」と話す竹内裕也さん 乳がんなどで一般的になっているセンチネルリンパ節(見張りリンパ節)生検。慶應義塾大学病院では、これを早期胃がんに応用している。外科講師の竹内裕也さんは、腹腔鏡下手術と組み合わせることで「センチネルリンパ節に転移がなければ、小さな傷で無駄なリンパ節郭清を省き、胃の切除範囲を縮小することが可能...

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新動注療法で、治療法がなかった乳がん皮膚転移を救う!

2011年10月

「乳がん皮膚転移に苦しむ患者さんのために、全国に動注化学塞栓療法が広まって欲しい」と話す滝澤謙治さん 乳がんの皮膚転移が進行すると、患部が崩れ、悪臭を放ち、患者さんにとって大変つらい病気となる。しかもこれまで有効な治療法がなかった。しかし、そこに大きな希望となる治療法が現れた。聖マリアンナ医科大学の滝澤謙治さんが動注療法に工夫を凝らし、この皮膚転移に救いの道を拓いた。 胸の動脈を塞栓 [乳房周辺の...

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どうやってがんを叩くのか。なぜ副作用が強いのか。抗がん剤の疑問にわかりやすく答える がんを知らない人でもすぐわかる!抗がん剤の基礎知識

2011年10月

抗がん剤の専門家 (腫瘍内科医)である 向井博文さん 抗がん剤治療は手術、放射線治療と並ぶがんの3大治療の1つ。近年は優れた抗がん剤が次々に開発され、目ざましい発展を遂げつつある。 抗がん剤は副作用が強いと敬遠されがちだったが、今では副作用対策も進み、苦痛やリスクを軽減しながら治療を受けられるようになっている。 目に見えない微小ながんを叩く抗がん剤治療というと、入院してベッドで寝たきりに...

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悪性黒色腫、乳がん、卵巣がんなどで最新知見発表 遺伝子の解明により、患者により適切な治療薬が増える

2011年10月

遺伝子レベルでがんの解明が進んだ今、がんの生物学的特徴を標的とした新たな薬剤の開発が進んでいる。本特集では、個別化治療に1歩踏み出した悪性黒色腫、女性のがんである乳がん、卵巣がん、さらには男女ともに罹患数の多い肺がんについて、世界最大規模のがん専門学会である米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次集会より、その最前線をレポートする。 がん治療に関する新たな知見が発表された世界最大規模のがん学会「米...

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第2相試験の1年生存率は約8割。保険承認に向け、第3相試験もスタート 腹腔内に抗がん剤を直接注入!胃がん腹膜播種の新治療はここまで進んだ

2011年10月

胃がん腹膜播種の新治療の 研究に注力する 石神浩徳さん これまで有効な治療法が確立されていなかった胃がんの腹膜播種だが、腹腔内に抗がん剤を直接注入する新たな治療は、以前にもレポートした。今年10月から始まる予定の、保険で承認されるために必要とされる第3相試験に大きな期待が集まっている。 抗がん剤の直接投与で治療効果が高まる [胃がんの腹膜播種とは] 『胃がん治療ガイドラインの解説』を改変 ...

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副作用は少なく、腫瘍縮小効果は大きい 局所を集中的に攻める新しい化学療法「抗がん剤灌流療法」

2011年10月

数々の抗がん剤灌流療法を 開発した 村田智さん さまざまな工夫が重ねられてきた動注化学療法だが、また新たな治療法が生まれた。骨盤内に出入りする血流を遮断するという画期的な方法により、骨盤内臓器(直腸、子宮、卵巣、膀胱など)にできたがんの完治を目指している。 血中濃度が高いほど抗がん剤はよく効くがんの化学療法では、体内に投与された抗がん剤が血流に乗って運ばれていき、がんが抗がん剤にさらされること...

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5年生存率は7~8割で、口の機能も、容貌も温存 進行口腔がんでも切らずにすむ!抗がん剤と放射線のパワー

2011年10月

逆行性超選択的動注化学放射線 療法の研究にまい進している 藤内祝さん 進行口腔がんの新治療として、耳の前と頭の後ろから抗がん剤を患部に注入する「逆行性超選択的動注化学放射線療法」が注目されています。 治療効果が高いうえに口の機能、容貌も損ねずにすむからです。さらに、温熱療法を併用して治療効果を高める研究も進められています。 口腔がんを切らずに機能を温存する口腔がんは口の中にできるがんの総称で、...

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大型新薬の登場から1年。再発・難治の骨髄腫でも大幅改善した例が続出 大きく前進する多発性骨髄腫の薬物療法

2011年10月

多発性骨髄腫の豊富な 治療経験を持っている 西脇嘉一さん 昨年、治療効果が大きく、副作用も少ないといわれる大型新薬、レブラミドが承認されたことで、多発性骨髄腫の薬物療法は大きく前進した。 レブラミドの発売から1年経ち、医療の第一線からは目ざましい成果が報告されつつある。 進行してから診断される例が多い多発性骨髄腫は、血液のがんとしては白血病に次いで2番目に多い病気だ。50代以上になると発症率が...

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