検査・治療法

外来治療を受ける患者さんへの早期からの緩和ケア 緩和ケア説明用ビデオや患者さんが記入する「痛み伝達シート」を活用する

2012年5月

市立堺病院外科主任部長の 今村博司さん がん治療の早期からの緩和ケアが理想とされるが、外来の患者さんに対して十分にいきわたっている状況ではない。 がんと診断された患者さんが治療の一環として緩和ケアの重要性を理解して、痛みに苦しむことのない状況が実現されている、患者さんへの「説明用ビデオ」や「痛み伝達シート」を活用したある病院の工夫について紹介する。 がんと診断された患者さんの不安を少しでも取り...

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下肢のリンパ浮腫を防げ!リンパ管温存するリンパ節切除術

2012年5月

「つらい下肢のリンパ浮腫の 改善に努めたい」と話す 北正人さん 卵巣がんや子宮がんなど婦人科がんは、リンパ節の郭清によって下肢のリンパ浮腫が起こりやすい。こうした患者さんの苦しみを少しでも軽減しようと、神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科部長の北正人さんは、リンパ管を温存してリンパ節だけを取る手術を実施している。 下肢のリンパ浮腫 [リンパ節郭清術の比較] 従来は血管を包む血管鞘や脂肪組織...

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がん薬物療法の新時代到来を告げるエピジェネティック治療

2012年4月

「エピジェネティック医薬品で患者さんのQOL維持に期待がかかります」と話す澤登雅一さん がんは遺伝子の病気。分子標的治療薬は、がん治療に新しい時代を開いたが、今、熱い注目を集めているのが「エピジェネティック治療薬」と呼ばれる薬だ。エピジェネティックとは何か。なぜ注目を集めているのだろうか。遺伝子発現のオン/オフを調整 今、分子標的治療薬に次ぐ新たながん治療薬として熱い注目を集めているのが、「エピジ...

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腹水難民を生み出すな!直ちに苦痛を緩和する腹水治療法

2012年3月

腹水治療法を開発した 松﨑圭祐さんは 「腹水難民を作らない!」と話す 腹水はなるべく抜かないほうがいいというのがこれまでの常識。ところが、要町病院腹水治療センター長の松﨑圭祐さんは、従来の腹水濾過濃縮再静注法と呼ばれる方法を改良し、体力を落とさずに短時間で大量の腹水を処理することに成功。「腹水は治療できます。抜いて必要な成分を体に戻せば元気になるのです」と新たな常識を打ち立てている。 腹水を抜くと...

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ハーセプチンとガンマ・デルタT細胞療法の相性 抗がん剤の効果が薄れた転移性乳がん、免疫細胞治療で好転

2012年3月

乳がんが再発したため、薬物療法をしていたが、効果が薄れ、遠隔転移を起こした患者さんに免疫細胞治療(ガンマ・デルタT細胞療法)が功を奏した症例を紹介します。 1人ひとりの患者さんにとってベストな選択を──今回、いくつかの免疫細胞治療のうち、ガンマ・デルタT細胞療法を選択した理由は? 神垣 この療法は免疫細胞治療のひとつで、がん細胞を攻撃するガンマ・デルタT細胞を体外で活性化・...

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余命半年の状況から長期生存中 化学療法の効きにくい卵巣がんに対する樹状細胞ワクチン療法の有効症例

2012年2月

左から神垣隆さん、竹田省さん、後藤重則さん 〔出席者〕 竹田 省  順天堂大学医学部産婦人科学講座教授 後藤重則  瀬田クリニック東京院長 神垣 隆(司会)  瀬田クリニックグループ臨床研究センター長/  神戸大学大学院医学部非常勤講師 がんの先進治療として注目されている「免疫細胞治療」。その最前線をこれからがん種ごとに取り上げて報告していきます。第1回目は、卵巣がんに対する樹状細胞ワ...

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がん細胞だけを狙い撃ちする放射線療法「ホウ素中性子捕捉療法」

2012年2月

「ホウ素中性子捕捉療法はがんに期待できる効果が出ているので、次は加速器の完成が目標」と語る 山本哲哉さん 放射線治療は、いかにがん細胞だけに放射線を集中させるかが課題。ホウ素中性子捕捉療法は、がん細胞に集積したホウ素と中性子を反応させて、がん細胞を選択して殺す、全く新しい形の放射線療法だ。 中性子とは?「ホウ素中性子捕捉療法」といっても、初耳の人が多いはず。しかし、筑波大学付属病院脳神経外科講師...

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患者さんと会話しながら、脳機能を確かめつつ行う驚異の脳腫瘍手術

2012年1月

「情報誘導手術で腫瘍摘出範囲を安全に、正確に決定できるように なりました」と話す 村垣善浩さん 脳腫瘍は、後遺症を残さず、腫瘍をできる限り摘出するのが目標。そこで、腫瘍の完全摘出を目指して東京女子医科大学では、脳神経外科と先端生命医科学研究所が手を組み、「情報誘導手術」を開発した。同科教授の村垣善浩さんによると「腫瘍の90パーセント以上を摘出できるようになり、生存期間が延長している」という。イン...

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再発予防治療としてがんの完治をめざす樹状細胞ワクチン療法 がん個別化医療の基盤的治療として、期待高まる免疫細胞治療

2012年1月

患者さん1人ひとりにあわせた 治療を提供することががんの 克服に繋がると話す 神垣隆さん がん再発予防治療の新しいアプローチとして、免疫細胞治療が注目されています。 身体への負担が少なく、副作用もほとんどないといわれる免疫細胞治療。 その中でも高い再発予防効果が望める樹状細胞ワクチン療法の最新の取り組みをレポートしました。自己の「免疫」の力でがんを叩く治療法現在、がんの治療は、手術療法、放射線...

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再発予防こそ体にやさしい治療を 肝がんの再発予防に期待される免疫細胞治療

2012年1月

ラジオ波焼灼療法と免疫細胞治療で再発肝がんに挑む 森安史典さん 肝がんは再発しやすいがんです。そのため、治療と同時にいかに再発予防を行うかが重要です。これまでは再発予防の手段として手術などの治療後に抗がん剤の投与が行われてきましたが、副作用が問題でした。副作用の少ない再発予防の手として期待されているのが免疫細胞治療です。 ウイルス感染が原因日本において、肝がんは年間約3万5000人が発症して...

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