検査・治療法

放射線治療の心得 体の負担が少ない、機能を残せるのが利点。治療中は十分な休養、栄養の補給を 放射線治療を安全に受けるために

2011年9月

放射線治療では患者さんの 体力が重要と話す 五味弘道さん 放射線は体にとって有害だが、その特徴をうまく利用すれば、がんを効率よく叩くこともできる「両刃の剣」だ。 がんの放射線治療はどのように選べばいいのか、放射線治療のさいに何を注意すればいいのか、専門医に解説してもらった。 正常細胞とがん細胞の回復力の差を利用放射線治療はがんの重要な治療法で、外科治療(手術)、抗がん剤治療(化学療法)と並ぶ3...

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再発防止や難治がんに対する研究も広がっている ようやく脚光を浴び始めた「がんペプチドワクチン」、その本当の効果

2011年9月

「がんペプチドワクチンの効果が期待される」と話す 中面哲也さん がんペプチドワクチンの評価は、じっくりと高まりつつある。 果たして、その根拠は、そして効果はいかほどだろうか。がんペプチドワクチンの現状に迫る。 ペプチドを目印にキラーT細胞を増やすペプチドとは、さまざまなアミノ酸(タンパク質を構成するもの)が決まった順番でつながったもの。細胞の中でつくられるタンパク質の切れ端だ。そのペプチド...

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進行・再発の肺がんでは生存期間延長も。がんに直接投与する方法も実施 免疫細胞を総動員するNKT細胞療法で、がんの進行を抑える

2011年9月

今後NKT細胞療法の効果が期待されると話す 本橋新一郎さん がんを攻撃する働きを持つNK細胞とキラーT細胞。両者の性質を併せ持った細胞がNKT細胞だ。今、このNKT細胞を用いた免疫療法、NKT細胞療法が注目されている。標準治療が終わった進行・再発の肺がん患者さんでは生存期間が延びた人もおり、新たな臨床試験も始まろうとしている。 NK細胞とT細胞の両方の性質を併せ持つ体の中にがんが発生したとき...

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地球上からリンパ浮腫をなくす「リンパ管細静脈吻合術」

2011年9月

「リンパ管細静脈吻合術で リンパ浮腫の完治を 目指しています」と話す 光嶋勲さん がん手術後、リンパ浮腫に苦しむ患者さんは少なくない。これまでは決定的な治療法がなかったが、ここ数年、微小血管とリンパ管をつなぐ微小血管手術が進歩し、大きな期待を集めている。この技術を牽引してきた東京大学医学部付属病院副院長で形成外科教授の光嶋勲さんは、「これからはリンパ浮腫が完治する人がどんどん出てくるはず」と語る。...

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ドナーの血液の生着状態等を1時間で診断する先端技術 病態に合わせた治療を可能にする新しい白血病の検査法

2011年9月

新しい白血病の検査法について講演された AMDD主催のメディアレクチャー 白血病の診断技術で画期的な研究成果が発表された。 この方法を用いると、従来2週間ほど要していた検査がわずか1時間で済むという。 その方法とは、「キメリズム解析」と呼ばれるが、一体、どういう方法なのだろうか。 最先端の白血病診断技術「キメリズム解析」 [図1 造血幹細胞移植による血液の変化] 発表があったのは、AMDD...

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放射線の副作用対策 放射線の副作用の特徴をよく知り、自己管理をしっかりと 放射線治療の副作用は日常生活の過ごし方次第で軽減可能

2011年9月

「不安があれば、遠慮なく 医療者に相談を」と話す 末國千絵さん 放射線治療によって、皮膚炎や粘膜炎、下痢など、照射部位によりさまざまな副作用が現れます。 しかし、どんな副作用が出るのか、特徴を知って自己管理すれば、未然に防げたり、症状を軽度で抑えられるものもあります。 がん細胞は放射線のダメージを受けやすい放射線治療は、手術に比べて体への負担が少ない治療といわれますが、がんをたたくと同時に正常...

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治療を完遂するためにも、1人で悩まずきちんと医療者に伝えて セルフケアが重要!末梢神経障害はこうして乗り切ろう

2011年8月

患者・医療従事者間相互の 情報提供が大切と語る 矢ヶ崎香さん 抗がん剤の副作用の中でも、今最もやっかいな末梢神経障害。 患者さんのQOL(生活の質)に大きく関係し、その後のがん治療にも大きく影響を及ぼす。 軽視できないこの副作用の対策法を見直してみたい。 本人以外はわかりにくい副作用 [図1 末梢神経細胞] 神経線維:微小管は細胞分裂に関するほか、神経細胞では細胞体で作られたタンパク質を神...

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患者ケア特集 薬剤の特徴や副作用、対処方法を知っておけば、外来化学療法は怖くない 外来化学療法の副作用対策はセルフチェックが何より大事

2011年8月

外来化学療法ホットラインの普及に奔走する 後藤功一さん 入院で行われる抗がん剤治療が減り、外来で治療を受ける人が増えている。 外来化学療法の副作用対策のポイントは、患者さん自身が自分の体調の変化をよく知り、対処方法を知っておくこと。 そこで、それぞれの副作用に対する対処方法をまとめた。 現実のものになった外来での抗がん剤治療 [国立がん研究センター東病院における外来化学療法件数の年次推移] 「...

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日本発の経口抗がん剤の最新データが国際学会で注目 膵がん、大腸がんの患者さんに朗報!標準治療に劣らない経口抗がん剤の効果

2011年8月

ASCO膵がん・大腸がん報告 今年6月、米国シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、日本発の経口抗がん剤TS-1の膵がんと大腸がんに対する効果が発表され、注目を集めている。 これらの内容が患者さんにどう役立つかという観点からレポートしよう。膵がんの大規模臨床試験で新たな知見が発表 3万人を超える人が集う2011年のASCO会場 GEST試験と呼ばれる膵がんの臨床試験に関して、大阪府...

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今年も注目株は非小細胞肺がんの有望新薬クリゾチニブ。新たな発表も 肺がん、肝がん、乳がん、腎がんで注目の発表!ASCO2011最新報告

2011年8月

肺がん・乳がん・肝がん報告 今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、肺がん・肝がん・乳がん・腎がんの化学療法で、興味深い発表がなされた。 肺がんでは、今後の治療法に大きな影響を及ぼすであろう有望な新薬の発表もあった。その動向を確認したい。ALK陽性の非小細胞肺がんでクリゾチニブが高評価 [図1 クリゾチニブの腫瘍縮小効果](EML4-ALK融合遺伝子を有する非小細胞肺がん) [図2 クリゾチニ...

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