検査・治療法

ホームホスピス宮崎 「宮崎全体を他人に思いやれるホスピスに」を目指して

2007年1月

母性的な愛に包まれた、家にかぎりなく近い「かあさんの家」で患者を癒す 我が家で過ごしたい、介護されたい、と思っても、1人暮らしだったり介護者が多忙だったり、いなかったりすると、それは実現できない。 宮崎の地でこの問題を解消しようと試行錯誤して編み出したのが、家にかぎりなく近いもうひとつの家「かあさんの家」だった。 残された家族に悔いを残さない医療の実現を目指したものでもあった。 「宮崎をホスピスに...

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効果と副作用を客観的に判断し、自分にとってのプラス要因の有無を考える 臨床試験とは何か。患者さんのためになるか

2007年1月

京都大学大学院 医学研究科助教授の 佐藤恵子さん 静岡がんセンターのCRCの 齋藤裕子さん エビデンスに基づいた臨床試験臨床試験というと、なかには「人体実験」という言葉を想起し、患者がモルモットのように扱われるイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし現実の臨床試験はまったく違っている。とくに97年に厚生労働省で臨床試験実施要領(GCP)が政令として定められてからは、エビデンス(科学的...

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患者の利益は、科学と社会への貢献よりも優先されるべき 臨床試験に参加する患者さんのメリット・デメリット

2007年1月

癌研有明病院顧問の 中島聰總さん 臨床試験に参加するメリット がんを克服するためには、科学的な研究は欠かせません。その科学的な研究のひとつが人間を対象とした臨床試験です。実際、ここ50年のがん治療をはじめ、検査、がんの発生、進行のメカニズムなどにおける飛躍的な発展は、臨床試験なくしてはあり得ませんでした。この点は誰もが認めるところでしょう。 [臨床試験に参加するメリット・デメリット] メリ...

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再発転移がん・PET 一度に全身をチェックできるのが長所。色を付けて病巣を強調することも

2007年1月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 52歳の男性。腹部の断続的な不定愁訴を感じ、受診をしたところ、胃がん...

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「がんの治療や副作用のケア」についてのアンケート調査結果 抗がん剤の副作用「倦怠感・疲れ」は患者のQOLを下げる

2007年1月

周囲の想像以上に、患者さんにとってつらい症状は「倦怠感・疲れ」 抗がん剤治療を受けている(受けた)割合は、回答者が患者さん本人の場合では84パーセント、回答者が家族の場合では79パーセントであった。 抗がん剤治療に伴って感じる症状を聞いたところ、患者さん本人では「倦怠感・疲れ」(70パーセント)が最も高く、「吐き気・嘔吐」(67パーセント)、「食欲不振」(66パーセント)を上回る傾向がみられた...

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治癒力を引き出す がん漢方講座 第11話 抗がん剤の副作用を軽減する漢方薬

2007年1月

ふくだ かずのり 銀座東京クリニック院長。昭和28年福岡県生まれ。熊本大学医学部卒業。国立がん研究センター研究所で漢方薬を用いたがん予防の研究に取り組むなどし、西洋医学と東洋医学を統合した医療を目指し、実践。 抗がん剤で正常組織もダメージを受ける 抗がん剤はがん細胞だけでなく、骨髄細胞や免疫組織や消化管粘膜など細胞分裂の盛んな組織にもダメージを与えます。その結果免疫力の低下や、白血球や血小板の減少...

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にのさかクリニック 人と人とがつながっていく。それこそが在宅ホスピス

2006年12月

欧米に比べて少ない在宅死。もっと在宅で過ごすことの力に注目を! にのさかクリニックは博多駅から10キロほどの幹線道路沿いにある 最後の最後まで、自分らしくありたい。 こう願って、この「自分らしく、我が家で」というシリーズを進めているが、今回は福岡市郊外にある「にのさかクリニック」とそれを取り巻く人々の人間模様を描き出す。 そこには、人と人とのつながりがあり、それが在宅ホスピスの源動力になっ...

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受ける臨床試験の目的、意味を理解することが重要 だれでもわかる臨床試験データの見方・読み方

2006年12月

癌研有明病院化学療法科・ 血液腫瘍科部長の 畠清彦さん 試験の種類によって読み方も違う 新しい薬剤について検討する臨床試験にはいくつかの種類があり、それぞれ目的も違えば結果の読み方も違う、と畠さんは語る。 「第1相試験は、動物の試験や試験管内のデータにもとづいて、人間に安全である使用量を決めるための試験です。したがって有効性を見るのは2次的なことで、もっとも重要なのは毒性、安全性を見るこ...

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肺がん・CT 白い影が血管を引き込んでいるのは悪い所見

2006年12月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 68歳の男性。2週間ほど咳が止まらず、近くの医院にて受診。風邪薬をも...

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治癒力を引き出す がん漢方講座 第10話 外科手術と漢方治療

2006年12月

ふくだ かずのり 銀座東京クリニック院長。昭和28年福岡県生まれ。熊本大学医学部卒業。国立がん研究センター研究所で漢方薬を用いたがん予防の研究に取り組むなどし、西洋医学と東洋医学を統合した医療を目指し、実践。 外科手術と気血水との関係 外科手術を受けたときに生じる体の異常に対処するには、気血水や虚実や寒熱など漢方的な病態認識法を利用すると、西洋医学では対処しにくい症状に対しても治療が可能です(下図...

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