検査・治療法

従来の検診と組み合わせ効率的な治療方針を立てる 将来の危険性を予測する試みの子宮頸がんの新しい診断

2007年4月

がん研有明病院顧問の 荷見勝彦さん 子宮頸がん検診で、前がん病変である「子宮頸部異形成」と診断されると、一部を除き、経過観察を行うのが一般的です。 こうしたなか、将来への危険性を予測しようと試みた「子宮頸部前がん病変のHPV-DNA診断」が注目を浴びています。 厳重なフォローアップが必要な患者さんとそうでない患者さんの分類に役立つなどに期待されています。 HPVの型を用いて将来への危険性を予測...

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効かない抗がん剤を避けて副作用を和らげるのに有効 「効く」「効かない」を判定する抗がん剤感受性試験の理想と現実

2007年4月

慶應義塾大学医学部 包括先進医療センター長の 久保田哲朗さん 進行・再発がんの治療は抗がん剤による化学療法が基軸となりますが、いまのところがん化学療法はどの患者さんにも効くという治療法ではありません。それも、効かないだけではなく、抗がん剤の副作用で苦しみ、生活の質(QOL)を低下させることもあります。 そこで、1人ひとりのがん患者ごとにもっとも適切な抗がん剤を投与し、がん化学療法の有効性を少し...

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より負担が少なくて、精度の高い検査法 肺がんの確定診断に威力を発揮するCTガイド下気管支鏡検査

2007年4月

国立がん研究センター中央病院 内視鏡部咽喉内視鏡室医長の 金子昌弘さん X線やCT(コンピュータ断層撮影)検査などで肺がんを疑う病変が見つかっても、肺がんと確定診断するにはがん細胞を確認する必要がある。そのための検査として気管支鏡検査、CTガイド下肺針生検、開胸生検などがあるが、より負担が少なくて精度の高い検査法として新たに開発されたのがCTガイド下気管支鏡検査だ。 気管支鏡が届かない病変 「...

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神宮寺 「いのちの現場」に身を置く住職が目指す、温泉場でのホスピス運営

2007年3月

世界で見てきたホスピタリティを生まれ故郷にフィードバック 山門が365日閉じられることがない 古刹・神宮寺 自分らしさを保ったまま生きていくことは、大病に罹患した人にとって重要なテーマである。 そんななか世間の耳目を集めているのが、生老病死を支える「コミュニティケア」だ。 長野県松本市にある神宮寺の高橋卓志住職は、生まれ故郷の温泉街にホスピスを作ろうと、奮闘する日々を送っている。 「もてなし...

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乳がん・マンモグラフィ マンモグラフィの棘は乳がんが周囲に浸潤している証

2007年3月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 54歳の女性。自治体の検診で乳がんの疑いを指摘され、国立がん研究セン...

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抗がん剤の副作用対策 PART1 その軽減法と乗り切り方

2007年3月

静岡がんセンター がん化学療法看護認定看護師の 中島和子さん なかじま かずこ 1988年国立療養所兵庫中央病院付属看護学校卒業後、同病院外科病棟、千葉県がんセンターの勤務を経て、02年静岡県立静岡がんセンター呼吸器科病棟副主任。 同年がん化学療法看護認定看護師取得。 03年同センター呼吸器科病棟副看護師長、05年血液幹細胞移植・小児科病棟勤務。 抗がん剤治療の現状は?抗がん剤や吐き気止め...

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治癒力を引き出す がん漢方講座 第13話 乳がんの漢方治療

2007年3月

ふくだ かずのり 銀座東京クリニック院長。昭和28年福岡県生まれ。熊本大学医学部卒業。国立がん研究センター研究所で漢方薬を用いたがん予防の研究に取り組むなどし、西洋医学と東洋医学を統合した医療を目指し、実践。 乳がんの漢方治療の注意点 がんの漢方治療は、患者さんの体力や抵抗力や回復力を高め、不快な自覚症状を改善してQOL(生活の質)を良くすることを主な目標としています。 通常は、体力や食欲の状...

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さくらいクリニック ふわっとフィットした距離感での在宅ケアが人気の秘密

2007年2月

在宅では、スタッフや設備の充実した施設ホスピスほど手厚いケアは望めない。 しかし、それに優るケアがあれば我が家ほど居心地のいいところはない。 兵庫県尼崎市で開業している桜井隆さんは、「ふわっとフィットした距離感でのケア」をモットーに診療をしており、そこが患者サイドに受けている。 8割以上が病院死の異常な日本の中でがんばり抜く 以前、ある施設ホスピスに取材に行ったとき、看護師長にこう非難されたことが...

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肝がん・腹部超音波 3センチを超える腫瘍で現れてくるモザイク模様の画像

2007年2月

もりやま のりゆき 1947年生まれ。1973年、千葉大学医学部卒業。米国メイヨークリニック客員医師等を経て、89年、国立がん研究センター放射線診断部医長、98年、同中央病院放射線診断部部長で、現在に至る。ヘリカルスキャンX線CT装置の開発で通商産業大臣賞受賞、高松宮妃癌研究基金学術賞受賞。専門は腹部画像診断 患者プロフィール 73歳の男性。腹痛があり、近くの病院で腹部超音波を施行したところ、偶...

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治癒力を引き出す がん漢方講座 第12話 抗がん剤治療中のハーブ・漢方薬の注意点

2007年2月

ふくだ かずのり 銀座東京クリニック院長。昭和28年福岡県生まれ。熊本大学医学部卒業。国立がん研究センター研究所で漢方薬を用いたがん予防の研究に取り組むなどし、西洋医学と東洋医学を統合した医療を目指し、実践。 抗がん剤とハーブ・漢方薬の相互作用 前回、抗がん剤治療中に適切な漢方治療を併用すると、症状の改善や副作用の軽減が期待できることを紹介しました。しかし米国では、手術前や抗がん剤治療中のハーブ類...

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