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2018_mar_i

「免疫チェックポイント阻害薬」最前線~基礎知識から実像まで~

監修●西川博嘉 国立がん研究センター研究所腫瘍免疫研究分野/先端医療開発センター免疫TR分野分野長

目覚ましい進化を続けるがん治療に、「免疫チェックポイント阻害薬」という新風が吹き込んだ。手術、放射線治療、薬物療法に次ぐ第4の治療法として話題の免疫療法の1つだ。

これまでのがん治療の考え方を根本から覆すかもしれない免疫チェックポイント阻害薬とは、がん細胞にどうアプローチするのだろうか。

それを知るために、まずは「免疫」そのものを理解しよう。

患者サイドのセルフマネジメントも重要

監修●山田耕三 神奈川県立がんセンター呼吸器内科部長
監修●甲斐康夫 神奈川県立がんセンター呼吸器内科看護師

これまでの薬剤とは全く違うメカニズム(作用機序)で悪性腫瘍(がん)細胞に立ち向かう免疫チェックポイント阻害薬が発売・上市された。その特徴は従来の殺細胞性抗がん薬では見られない独特な副作用が出現すること。

ひどいときには重症化するケースもあるだけに早期発見・早期対応が求められるが、そのためには医療サイドと患者サイドとの密接な関係が必要となる。

クリ二カルパスを作成し、患者がセルフマネジメントを行うための看護介入を図るなど積極的な取り組みを行っている施設の現況を紹介する。

お話し●森 雅人さん(50歳・自営業)

群馬県高崎市に在住の森雅人さん(50歳)は、脱サラして忙しく働いていた40代半ばの2015年1月、肺がんステージⅢaの告知を受けた。実際には、副腎に遠隔転移していたためステージⅣになる。

標準治療の抗がん薬治療を受けた。一旦は著効したが、体力は消耗していく。

その頃、免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボが肺がんに保険適用になることを知っていた森さんは、オプジーボを使ってくれるよう主治医に、2度にわたって申し出た。

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