検査・治療法

抗がん薬治療

ASCO2012レポート 経口抗がん剤の効果など日本発の臨床試験データが注目を集めた「肺がん/大腸がん/胃がん」の化学療法に関する最新情報

2012年8月

進行非小細胞肺がんの初回薬物療法として標準治療に劣らない成績を示した経口薬「TS-1」の併用療法、大腸がんの術後補助化学療法として標準薬に劣らない効果を示した経口薬「UFT」の併用療法、胃がんの2次治療に関する最新データなど、注目された3つの発表をレポートする。進行肺がんの初回薬物療法にTS-1の併用療法ASCO(米国臨床腫瘍学会)が開催されたシカゴの街並み日本で行われた臨床試験の結果が注目を集め...

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化学療法と栄養療法併用で予後改善にも期待 栄養改善で元気回復!膵がん化学療法継続の秘訣

2012年6月

「化学療法継続とQOL維持に栄養療法が大切です」と話す、 庄雅之さん がんを治療するための化学療法にもかかわらず、それによって全身状態を悪化させる場合が少なくない。 とくに、栄養低下が深刻な膵がんの患者さんでは化学療法の継続・完遂が難しい。 そんななか、化学療法と並行して行う栄養療法の成果が期待される。 膵がん患者さんは栄養低下が深刻 [図1 膵がんの化学療法に、なぜ栄養サポートが必要なの...

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経腸栄養剤による栄養管理で副作用は軽減!? 強力な化学療法をサポートする経腸栄養剤の力

2012年6月

「患者さん栄養状態をサポート することで、副作用を軽減できるかもしれません」と話す 宮田博志さん 食道がんの化学療法はより強力な薬剤が使われるようになった。その結果、副作用をいかに抑えるかが課題となっている。 そんななか、副作用を抑える方法として今期待を集めているのが、"栄養管理"。 患者さんの栄養状態を改善することで、副作用が軽減されたという報告も出てきている。 食道...

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どうやってがんを叩くのか。なぜ副作用が強いのか。抗がん剤の疑問にわかりやすく答える がんを知らない人でもすぐわかる!抗がん剤の基礎知識

2011年10月

抗がん剤の専門家 (腫瘍内科医)である 向井博文さん 抗がん剤治療は手術、放射線治療と並ぶがんの3大治療の1つ。近年は優れた抗がん剤が次々に開発され、目ざましい発展を遂げつつある。 抗がん剤は副作用が強いと敬遠されがちだったが、今では副作用対策も進み、苦痛やリスクを軽減しながら治療を受けられるようになっている。 目に見えない微小ながんを叩く抗がん剤治療というと、入院してベッドで寝たきりに...

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悪性黒色腫、乳がん、卵巣がんなどで最新知見発表 遺伝子の解明により、患者により適切な治療薬が増える

2011年10月

遺伝子レベルでがんの解明が進んだ今、がんの生物学的特徴を標的とした新たな薬剤の開発が進んでいる。本特集では、個別化治療に1歩踏み出した悪性黒色腫、女性のがんである乳がん、卵巣がん、さらには男女ともに罹患数の多い肺がんについて、世界最大規模のがん専門学会である米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次集会より、その最前線をレポートする。 がん治療に関する新たな知見が発表された世界最大規模のがん学会「米...

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第2相試験の1年生存率は約8割。保険承認に向け、第3相試験もスタート 腹腔内に抗がん剤を直接注入!胃がん腹膜播種の新治療はここまで進んだ

2011年10月

胃がん腹膜播種の新治療の 研究に注力する 石神浩徳さん これまで有効な治療法が確立されていなかった胃がんの腹膜播種だが、腹腔内に抗がん剤を直接注入する新たな治療は、以前にもレポートした。今年10月から始まる予定の、保険で承認されるために必要とされる第3相試験に大きな期待が集まっている。 抗がん剤の直接投与で治療効果が高まる [胃がんの腹膜播種とは] 『胃がん治療ガイドラインの解説』を改変 ...

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副作用は少なく、腫瘍縮小効果は大きい 局所を集中的に攻める新しい化学療法「抗がん剤灌流療法」

2011年10月

数々の抗がん剤灌流療法を 開発した 村田智さん さまざまな工夫が重ねられてきた動注化学療法だが、また新たな治療法が生まれた。骨盤内に出入りする血流を遮断するという画期的な方法により、骨盤内臓器(直腸、子宮、卵巣、膀胱など)にできたがんの完治を目指している。 血中濃度が高いほど抗がん剤はよく効くがんの化学療法では、体内に投与された抗がん剤が血流に乗って運ばれていき、がんが抗がん剤にさらされること...

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5年生存率は7~8割で、口の機能も、容貌も温存 進行口腔がんでも切らずにすむ!抗がん剤と放射線のパワー

2011年10月

逆行性超選択的動注化学放射線 療法の研究にまい進している 藤内祝さん 進行口腔がんの新治療として、耳の前と頭の後ろから抗がん剤を患部に注入する「逆行性超選択的動注化学放射線療法」が注目されています。 治療効果が高いうえに口の機能、容貌も損ねずにすむからです。さらに、温熱療法を併用して治療効果を高める研究も進められています。 口腔がんを切らずに機能を温存する口腔がんは口の中にできるがんの総称で、...

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大型新薬の登場から1年。再発・難治の骨髄腫でも大幅改善した例が続出 大きく前進する多発性骨髄腫の薬物療法

2011年10月

多発性骨髄腫の豊富な 治療経験を持っている 西脇嘉一さん 昨年、治療効果が大きく、副作用も少ないといわれる大型新薬、レブラミドが承認されたことで、多発性骨髄腫の薬物療法は大きく前進した。 レブラミドの発売から1年経ち、医療の第一線からは目ざましい成果が報告されつつある。 進行してから診断される例が多い多発性骨髄腫は、血液のがんとしては白血病に次いで2番目に多い病気だ。50代以上になると発症率が...

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日本発の経口抗がん剤の最新データが国際学会で注目 膵がん、大腸がんの患者さんに朗報!標準治療に劣らない経口抗がん剤の効果

2011年8月

ASCO膵がん・大腸がん報告 今年6月、米国シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、日本発の経口抗がん剤TS-1の膵がんと大腸がんに対する効果が発表され、注目を集めている。 これらの内容が患者さんにどう役立つかという観点からレポートしよう。膵がんの大規模臨床試験で新たな知見が発表 3万人を超える人が集う2011年のASCO会場 GEST試験と呼ばれる膵がんの臨床試験に関して、大阪府...

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