検査・治療法

抗がん薬治療

皮膚障害が出るのは薬が効いている証拠。前向きにとらえてケアしよう タルセバによる皮膚障害は正しい治療とセルフケアで乗り越えよう

2011年4月

聖路加国際病院皮膚科 ・形成外科外来 アシスタントナースマネージャーの 金児玉青さん タルセバなどのEGFRチロシンキナーゼ阻害剤には、副作用として皮膚障害がみられます。しかし、これは治療効果が表れている証。 ここでは皮膚症状を上手にコントロールするための治療法やセルフケアの方法について解説します。 皮膚障害は治療効果の証分子標的薬の1つに上皮増殖因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤...

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医師との連携を絶やさず、早期発見・早期手当てを 腎がん分子標的薬の副作用「手足症候群」を上手に乗り切る

2011年1月

東京大学医学部付属病院 泌尿器科・男性科准教授の 久米春喜さん 進行・再発腎がんの薬物治療は、分子標的薬の登場により大きく変わりつつある。しかし、つらい副作用に耐えられず、治療を断念してしまう患者さんも少なくない。副作用と上手に付き合いながら、治療を続けていくコツを伺った。 進行腎がんの治療を一変させた分子標的薬 超音波やCTなどの検査の普及によって、近年、腎がんが小さい段階で見つかるこ...

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適切なセルフケアと治療で副作用の症状が軽減でき、治療も長期間続けられる 大腸がん薬物療法の副作用対策はここまで進んだ

2010年11月

東邦大学医療センター 佐倉病院外科講師の 大城充さん 大腸がんの薬物療法では今、副作用対策が注目を集めている。 QOLの改善だけでなく、延命効果の向上につながることもわかってきたからだ。 とくに、FOLFOX療法で多発する末梢神経障害には、がん性疼痛用治療薬が有効ではないかと期待されている。 目覚しく進歩した大腸がんの薬物療法 薬物療法は、転移、再発した大腸がんの主要な治療法の1つだ。大...

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カロリー補給のための栄養剤から、抗がん薬の支持療法・副作用対策として今注目の的 口内炎など消化器がんの副作用対策に成分栄養剤の利点を生かす

2010年11月

岐阜大学医学部付属病院腫瘍外科助教の田中善宏さん 成分栄養剤は吸収性の高さだけでなく、抗がん剤により損傷した消化器管の粘膜を改善する効果がある。この効果に着目し、口内炎などの抗がん剤治療で起こる副作用対策に生かそうとする動きがある。そこで成分栄養剤の効果について研究を進める3人の医師に、その詳細をうかがった。 成分栄養剤「エレンタール」が今注目される理由 消化器系の状態が良くない患者さんの栄養補...

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副作用対策を十分行い、治療を遂行しよう 早期発見で対処する分子標的薬特有の副作用

2010年6月

防衛医科大学校病院 腫瘍化学療法部副部長の 市川度さん 分子標的薬は、今まで治療が難しかった患者さんに希望をもたらす一方で、今まで知られていなかった特有の副作用があることも 徐々にわかってきました。副作用対策を十分に行い、きちんと治療を続けることが大切です。 大腸がん分子標的薬のいま 大腸がん治療の中で、化学療法の果たす役割は、近年とみに大きくなっています。 抗がん剤の種類やレジメン...

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アバスチン特有の副作用と抗がん剤の副作用の両方に対応 非小細胞肺がん薬物療法の副作用とその対策

2010年6月

兵庫県立がんセンター 呼吸器内科部長の 里内美弥子さん アバスチンを含む併用化学療法で、好中球減少の副作用は高頻度に見られるが、手洗いなどで感染に注意すれば、深刻な発熱性の好中球減少症に発展するケースは必ずしも多くない。 アバスチン特有の副作用では高血圧があるので、家庭で血圧をチェック。たとえ高くなっても、降圧薬でコントロール可能だ。 アバスチンの副作用と抗がん剤全般の副作用 分子標的薬...

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フローズングローブの着用で障害が軽減し、QOL向上、治療も完遂 対策はある! 抗がん剤治療による爪障害のケア

2010年5月

東京慈恵会医科大学 腫瘍・血液内科教授の 小林 直さん 東京慈恵会医科大学付属病院 外来化学療法室看護主任の 立身玲子さん 抗がん剤によっては、思わぬ副作用に見舞われることがあります。そんな副作用の1つが爪障害です。 爪障害の発症を遅らせたり、改善できるという、フローズングローブによる冷却法とは? 増えている爪障害 複数の抗がん剤を組み合わせる多剤併用療法が抗がん剤治療の主流とな...

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適切な治療を、適切な患者に、適切な時に行うことが重要 個別化が進む世界のがん医療

2009年11月

アメリカ フロリダ州オーランドで聞かれたASCO2009 がんの特徴に合わせた、よりターゲットを絞った治療へ――。 分子標的薬の登場に加え、遺伝子変異による薬の効き方の違いなどが明らかになってきたことで、がん医療は今、個別化の時代を迎えた。 世界最大規模のがん専門学会ASCO(米国臨床腫瘍学会)から、その最前線をレポートする。 腫瘍の生物学的特徴に合わせた個別化治療の時代へ 今年の集会で、会長の...

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第2世代の薬剤も登場。分子標的薬の長所と短所をきっちり把握しよう 分子標的薬――より効果的な使い方を求めて

2009年11月

埼玉医科大学国際医療センター 腫瘍内科教授の 佐々木康綱さん これまでの抗がん剤とは、全く異なるメカニズムで働く「分子標的薬」が本格的に使われ出して8年。 当初は、夢のがん治療薬といわれたこの薬も長所短所が明らかにされつつあり、より効果的な使い方を求めて新たな時代に入ろうとしています。 がんを狙い打ちする分子標的薬 日本で本格的に分子標的薬が使われ始めたのは、転移性乳がんの治療薬ハーセプチン(...

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知っておきたい、初発と再発・転移では異なる抗がん剤治療など 抗がん剤治療とうまく付き合うための7つのセオリー

2009年11月

濱岡ブレストクリニック院長の 濱岡剛さん 抗がん剤治療は、けっして楽なものではない。しかし、自分なりの対処法を持つことで、治療を続けながらも、軽やかに自らの生活を楽しんでいる人たちも少なくない。そのためには、どうすればいいのか。 乳がん患者を対象に外来抗がん剤治療を手がける濱岡ブレストクリニック院長の濱岡剛さんに、抗がん剤治療との上手な付き合い方を聞いた。 1初期治療はがんばって乗り切ろ...

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