各種がん

これだけは知っておきたい 子宮頸がん編 根治性ばかりでなく、治療後のQOLもよく考えたうえで治療法を選びましょう

2005年8月

栃木県立がんセンター 婦人科医長の 関口勲さん 婦人科がんの治療は、乳がんに比べて大きく遅れていましたが、最近は臓器の温存や術後の後遺症・合併症の軽減などにも目が向けられ、変わってきました。しかし、現状を見るとまだ新旧が入り乱れて混沌としている状態です。 ここに注意しながら、子宮頸がんの治療とケアについて、これだけは患者さんに知っておいていただきたい事柄を記してみます。 婦人科がん全般...

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子宮を温存し、妊娠・出産を可能にする 子宮頸がんの広汎性子宮頸部摘出術

2005年8月

慶應義塾大学病院婦人科助手の 福地剛さん 子宮頸がんは、ごく早期のものであれば、円錐切除術によって妊娠・出産は可能だが、1a1期よりも進行した場合、子宮を摘出せざるを得ず、妊娠・出産をあきらめなければならない。 しかし、今回紹介する「広汎性子宮頸部摘出術」では、1a2期から1b1期の患者であれば、子宮を温存し妊娠・出産が可能となる。 標準的な切除より切除範囲が狭いためだが、一番懸念され...

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これだけは知っておきたい 子宮体がん編 根治性ばかりでなく、治療後のQOLもよく考えたうえで治療法を選びましょう

2005年8月

栃木県立がんセンター 婦人科医長の 関口勲さん 婦人科がんの治療は、乳がんに比べて大きく遅れていましたが、最近は臓器の温存や術後の後遺症・合併症の軽減などにも目が向けられ、変わってきました。しかし、現状を見るとまだ新旧が入り乱れて混沌としている状態です。 ここに注意しながら、子宮頸がんの治療とケアについて、これだけは患者さんに知っておいていただきたい事柄を記してみます。 婦人科がん全般...

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渡辺亨チームが医療サポートする:食道がん編

2005年8月

サポート医師・大津敦国立がん研究センター東病院 内視鏡部長 おおつ あつし 1958年生まれ。 83年東北大学医学部卒業後、いわき市立総合磐城共立病院内科研修医。 86年国立がん研究センター内科レジデント。 89年いわき市立総合磐城共立病院消化器医長。 92年より国立がん研究センター東病院勤務。 02年より現職。 専門は消化器内視鏡・消化器腫瘍内科 胸のつかえに悪い予感を感じ、クリニックへ駆け...

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渡辺亨チームが医療サポートする:乳がん骨転移編

2005年8月

サポート医師・渡辺亨 医療法人圭友会 浜松オンコロジーセンター長 わたなべ とおる 1955年生まれ。 80年、北海道大学医学部卒業。 同大学第1内科、国立がん研究センター中央病院腫瘍内科、米国テネシー州、ヴァンダービルト大学内科フェローなどを経て、90年、国立がん研究センター中央病院内科医長。 2003年、山王メディカルプラザ・オンコロジーセンター長、国際医療福祉大学教授。 現在、医療法人圭...

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ゆっくり時間をかけた治療で延命を図る 論理的に組み立てられた隔日FP・タキソール療法

2005年7月

札幌月寒病院院長の山光進さん再発・進行がん患者の治療で良好な成績を上げている札幌月寒病院。病院長の山光進さんは、長年抗がん剤治療に携わり“効果は大きく副作用の少ない”治療法を模索してきた。そしてたどり着いたのが隔日FP療法と呼ばれる治療法だ。この療法は、2つの抗がん剤の相乗効果をねらったものだ。さらに山光さんらは02年より、より高い効果を求めて隔日FP・ウイークリータキソール療法を開始した。札幌ド...

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これだけは知っておきたい・大腸がん編 肛門は90%温存できる。が、確実な切除が肝要

2005年7月

癌研有明病院消化器外科医長の 大矢雅敏さん 日本での大腸がん患者は年々増加しており、男女合わせると死亡率はがんの中で3番目に高い。今後はさらに患者数は伸び、2015年には1位になると予測されている。しかし、患者数は多いが、大腸がんは、消化器がんの中で最も治癒しやすいがんで、切除可能ならば治癒率は75パーセントを超える。 検診などで大腸がんが見つかった場合、どのようなことに気を付ければよいか...

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これだけは知っておきたい――胃がん編 早期がん、治療の主流は縮小手術。進行がんでも治癒を望める

2005年7月

癌研有明病院 消化器外科部長の 山口俊晴さん 胃がんは胃の粘膜から発生するがんで、発生には食生活が大きく関わっていると言われる。粘膜にとどまっている早期がんは、十分に完治が望めるが、胃壁の外に向かって浸潤を始める進行がんになると、他臓器へ転移しやすくなり予後が悪くなる。とはいえ、胃がんは治療すれば治る可能性もある。胃がんと診断され、治療を受けるにあたって、患者さんとしてこれだけは知っておきたい事柄...

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患者のHLA(ヒト白血球抗原)のタイプ別に術後補助療法を選択する 胃がんのテーラーメイド治療

2005年7月

東海大学医学部 消化器外科教授の 生越喬二さん HLA(ヒト白血球抗原)は骨髄移植などの組織適合性を調べるために重要な指標だが、胃がん切除手術のあと、最適な術後補助療法を選択するためにも活用できることを東海大学消化器外科教授の生越喬二さんは見つけた。30年にわたる胃がん患者の予後の調査で、免疫療法は患者の7割に生存期間の延長効果があるが、10数パーセントほどの患者には逆に作用する可能性があることが...

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「絶望」を「希望」に変えたTS-1、タキサン系の抗がん薬 スキルス胃がんと腹膜播腫に効く新しい薬

2005年7月

国立がん研究センター東病院 消化器内科医師の 矢野友規さん 早期発見が難しい上に進行が早く、腹膜にがんが散らばる腹膜播腫を起こしやすいのがスキルス胃がんだ。腹膜播腫を起こすと切除不能のケースが多く、たとえ切除できても予後はかなり厳しいものがあった。しかし、近年、新しい抗がん剤の出現などによって、スキルス胃がんや腹膜播腫に有効な治療法が登場。注目されている。   検査で見つかりにくいスキルス胃が...

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