各種がん

容貌を損なわず食事や会話の機能も温存する新しい治療 頭頸部がんの超選択的動注化学・放射線併用療法

2005年12月

日本大学付属板橋病院 耳鼻咽喉科教授の 木田亮紀さん 首から上の顔などにできたがんは、手術をすると容貌が損なわれたり、食事や会話ができなくなったりして、患者は大きな苦悩を背負わされることになる。 そこで、こうした大きな後遺症をなくし、治療後も快適に過ごすことができる治療法が生まれてきた。 「超選択的動注化学・放射線併用療法」と呼ばれる、抗がん剤と放射線の新しい併用療法だ。 がんを支配...

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渡辺亨チームが医療サポートする:再発大腸がん編

2005年12月

サポート医師・白尾國昭国立がん研究センター 中央病院内科医長 しらお くにあき 1954年生まれ。 1987年日本医科大学大学院卒業後、国立がん研究センター中央病院にて研修。 1988年国立がん研究センター中央病院内科レジデント。 1991年より国立がん研究センター中央病院内科医員。 1997年より現職。専門は消化管がんの化学療法。 術後3年で肺転移。補助療法の抗がん剤治療を受けなかったから?...

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渡辺亨チームが医療サポートする:急性前骨髄球性白血病編

2005年12月

サポート医師・楠本 茂 名古屋市立大学病院 血液・膠原病内科臨床研究医 くすもと しげる 1997年名古屋市立大学医学部卒業、同病院臨床研修医。 99年静岡済生会総合病院血液内科医。 2002年6月国立がん研究センター中央病院内科レジデント。 05年4月より現職。日本内科学会認定医。日本血液学会専門医思いもかけない病気もATRA療法で寛解、職場へ復職 大宮栄一さんの経過2002年 4月9日「急性...

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膵がんの最新治療 膵がんは全身病と考え、ジェムザール単剤による化学療法が間違いのない選択

2005年11月

国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科医長の 石井浩さん 膵がんは手術ができれば治癒が望める。 しかし、どうしても発見が遅れ、手術のできない状態で発見されるケースが多い。 では、そうした手術のできない進行臓がんに治療法はないのだろうか。 ここに登場してきたのがジェムザール(一般名ゲムシタビン)という抗がん剤だ。 闇のような世界だった進行膵がんの治療に、大きな光をもたらした薬だが...

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前立腺がんのホルモン療法 精巣だけでなく、副腎からの男性ホルモンも抑制するMAB療法の効果と課題

2005年10月

うえむら ひろつぐ 1983年奈良県立医科大学卒業。 1989年同大学泌尿器科学教室助手。 1991~94年オランダ、ナイメヘン大学(文部省在外研究員)。同大学でPhD。 95年博士号取得。 97年奈良県医大学泌尿器科講師。 2003年同大学泌尿器科助教授、04年近畿大学医学部泌尿器科教授で、現在に至る。 専門領域は泌尿器腫瘍学、がんワクチン免疫療法。泌尿器科専門医 前立腺がんの治療には様...

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進行別 がん標準治療 分子標的薬の出現で大きく飛躍した悪性リンパ腫の治療法

2005年10月

悪性リンパ腫の第一人者、 東海大学医学部長の 堀田知光さん 悪性リンパ腫は白血球の中のリンパ球ががんになる病気です。 が、この病気はわかりにくいという人が少なくありません。 その理由は、まず、固形がんとは違って、全身のいたるところから生まれ、 症状も多様であるためと思われます。 さらに、悪性リンパ腫の種類、タイプが多く、 しかもそれによって治療法も異なっているからと考えられます。 しかし、患者...

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進行別 がん標準治療 流れは手術から、機能や形状を温存する化学放射線治療へ

2005年9月

頭頸部がんの腫瘍専門医師の田原信さん 鼻、口、あご、のど、耳などをまとめて頭頸部といい、ここにできるがんを頭頸部がんと総称します。昔は手術が主流でした。 しかし、手術をすると顔に傷ができたりひん曲がったりえぐれたり、食べられなくなったり喋れなくなったりします。そこで最近では、そうした形状や機能を温存する化学放射線治療が普及してきています。命が助かるのはもとより、治療後の生活の質も重要ですから当然...

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前立腺がんの放射線治療 副作用を抑え、さらにホルモン療法との併用で生存率が改善

2005年9月

群馬大学泌尿器科教授の 鈴木和浩さん すずき かずひろ 昭和63年群馬大学医学部卒業。同大学泌尿器科学教室入局。平成9年同科助手。 平成9~11年米国オハイオ州立大学留学。 群馬大学泌尿器科講師、助教授を経て、平成16年群馬大学大学院医学系研究科泌尿器病態学教授、病院泌尿器科科長併任。 専門は泌尿器腫瘍、男性更年期障害、ED。日本泌尿器科学会評議員、日本癌治療学会評議員等。 様々な治療選択肢 ...

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進行別 がん標準治療 手術できるか否かが大きな分かれ目。手術できなければ放射線、抗がん剤治療

2005年8月

国立がん研究センター東病院 外科部長の木下平さん 国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科医長の古瀬純司さん 肝臓でつくられた胆汁の通り道にできるがんが胆道がんです。大きく胆管がんと胆のうがんに分かれます。胆汁の通り道の管にできるのが胆管がん、わき道の胆汁をためる貯蔵庫にできるのが胆のうがんです。いずれも自覚症状がほとんどなく、早期発見が難しいがんです。しかし、早期発見ができなくても、治療は...

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これだけは知っておきたい 卵巣がん編 根治性ばかりでなく、治療後のQOLもよく考えたうえで治療法を選びましょう

2005年8月

栃木県立がんセンター 婦人科医長の 関口勲さん 婦人科がんの治療は、乳がんに比べて大きく遅れていましたが、最近は臓器の温存や術後の後遺症・合併症の軽減などにも目が向けられ、変わってきました。しかし、現状を見るとまだ新旧が入り乱れて混沌としている状態です。 ここに注意しながら、子宮頸がんの治療とケアについて、これだけは患者さんに知っておいていただきたい事柄を記してみます。 婦人科がん全般...

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