各種がん

ガイドライン作成で内科的治療がようやく整理される コンセンサスがなかった食道胃接合部の食道腺がん

2020年8月

「食道がんなのか、胃がんなのか、それとも全く違うがんとして治療する必要があるのか。長らくコンセンサスがなかった食道腺がんですが、今ではかなり整理されてきました」と話す石原 立さん 文字通り、食道と胃の境界、あるいは食道と胃をまたいで発生するがんを「食道胃接合部がん」と呼ぶ。耳慣れない病名だが、それもそのはずで、日本ではまだ稀ながんとされる。それでも「近年は徐々に患者さんが増えてきていると感じます」...

詳細はこちら

術前のスコア評価により術後合併症や全生存率の予測も可能に 進行胃がんに対するグラスゴー予後スコアが予後予測に有用

2020年8月

「術前のグラスゴース予後スコアによる予後予測,手術合併症予測によって、より早期から支持栄養療法の介入を行ったり,術後合併症に備えた手術を行うなどの個別化治療を行うことができる可能性がある」と語る大島 貴さん 栄養状態の評価方法であるグラスゴー予後スコア(Glasgow Prognostic Score:GPS)は、非小細胞肺がんをはじめ、乳がんや腎細胞がんなどの予後予測因子であることが知られている...

詳細はこちら

新規の併用療法による治療効果改善に期待 ステージⅢ胃がんにおける術後補助化学療法の現状

2020年8月

「胃がんは、まだ大腸がんのようにいろいろな薬剤が使えるという状況ではありませんが、進行再発胃がんでの臨床試験結果を参考に、新たな治療法を模索していくことになるでしょう」と述べる東風 貢さん 進行胃がんではあるが、手術可能なのがステージ(病期)Ⅲの胃がんだ。ただし、目に見えない微小転移による再発の可能性もあるため、術後補助化学療法は必須だ。その治療において、従来のS-1単独と新規のS-1+ドセタキセ...

詳細はこちら

自己採取HPV検査とHPVワクチンの持続感染予防効果を検討 〝子宮頸がん撲滅〟を目指す2つの臨床研究~福井大学

2020年7月

「現在の検診受診率とワクチン接種率のままでは、そのうち子宮頸がんは先進国で日本だけの疾患になってしまうかもしれません。それを防ぐためにも、若い世代にもっと子宮頸がんに関心を持ってほしい」と話す知野陽子さん 日本では年間約1万人の女性が子宮頸がんに罹患し、約3,000人が死亡している。今世紀(2000年)に入ってからは患者数・死亡率とも増加しており、他の先進国とは異なる現象となっている。増加の理由の...

詳細はこちら

受診率アップのためには若い世代への意識付けが肝要 大学生に対する子宮頸がん検診啓発活動を実施~福井県

2020年7月

「福井大学医学部産科婦人科では、〝子宮頸がんゼロ〟を目指して積極的な活動を行っています。大学生に対する子宮頸がん検診啓発の講義もその一環です」と話す知野陽子さん 日本で子宮頸がん検診の対象となる20歳以上の女性の受診率は、全体で42.3%(※2016年 国民生活基礎調査 厚生労働省より)と、先進国の中で特に少ないことが知られている。子宮頸がんの罹患が若年化傾向にあることや妊孕(にんよう)性温存を考...

詳細はこちら

症例数はまだ少ないが、高齢者や併存症を持つ患者にも対応可能 子宮体がんにおける重粒子線療法の今

2020年7月

「他の治療法とのコラボレーションによって、より強力に子宮体がんの治療を行えるようになることが大切です」と語る小此木さん 子宮体がんは、年間罹患者数1万6,724件(※国立がん研究センターがん対策情報センターがん登録・統計2017年)、死亡者数が2,601人(※同2018年)であり、年々増加傾向にある。そんな子宮体がんの手術不能例に対して大きく期待されるのが放射線治療の一つ、重粒子線治療だ。婦人科腫...

詳細はこちら

定位放射線療法を併用した臨床試験も進行中 子宮頸がんの化学放射線療法

2020年7月

「将来的には、4門照射に代わって強度変調放射線治療(IMRT)が行われるようになる可能性もあります」と語る唐澤克之さん 子宮頸がんは放射線がよく効くがんで、術後治療だけでなく、根治的治療として放射線治療が標準治療になっている。特にがんが大きい場合や局所進行がんに対しては、化学療法と放射線療法を併用する化学放射線療法が選択される。標準治療として行われている化学放射線療法は、シスプラチンによる化学療法...

詳細はこちら

症例を選択すればTKI単独療法でも十分に対応可能! 転移性腎細胞がん中リスク群での一次治療に対する治療薬選択

2020年6月

「免疫関連有害事象の頻度を考えると、免疫チェックポイント阻害薬は必ずしも無敵とは言えません。リスク分類の細分化などさまざまな検討によってチロシンキナーゼ阻害薬単剤でも十分に適応する症例を見極め、明らかにしていきます」と話す本郷文弥さん 現在、転移性腎細胞がんに対する薬物治療の中心となっているのは、2018年に承認された免疫チェックポイント阻害薬(ICI)のヤーボイ(一般名イピリムマブ)とオプジーボ...

詳細はこちら

初期治療から免疫チェックポイント阻害薬選択の時代へ 腎細胞がん治療はここまで来た!

2020年6月

「これからの腎細胞がんの薬物療法は、6年先を見据え、10年先を意識していかなければならない」と語る冨田善彦さん 腎細胞がんに免疫チェックポイント阻害薬が承認されて4年。今年(2020年)2月の米国臨床腫瘍学会泌尿器がんシンポジウム(ASCO GU 2020)では、免疫チェックポイント阻害薬による2種類の治療法について長期追跡結果が報告された。さらに、新潟大学医学部泌尿器科学教授の冨田善彦さんが、免...

詳細はこちら

筋層浸潤膀胱がんに4者併用膀胱温存療法を施行 ~生命予後や合併症抑止に大きく貢献~

2020年6月

「4者併用膀胱温存療法は、その生命予後や合併症の抑止に大きく貢献できるということが分かったと言えます」と述べる田中さん 筋層に浸潤した膀胱がんに対する標準治療は膀胱全摘除術だが、近年、集学的治療により、膀胱を温存する治療が可能になりつつある。膀胱温存法としては、「3者併用膀胱温存療法(TMT)」という治療が行われることが多いが、東京医科歯科大学では、さらに一歩進めた、「4者併用膀胱温存療法(TeM...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート10月 掲載記事更新!