各種がん

原発巣切除による生存期間延長効果の比較試験が進行中 試験結果が待たれるステージIV乳がんの原発巣手術の是非

2019年9月

「これまでの後ろ向き研究ではバイアスが強くかかっています。ですから前向きの比較試験を行なって検証すべきだと考え、『JCOG1017』を計画しました」と語る岩田広治さん 「原発巣手術はHER2陽性ステージIV乳がん患者の生存率の44%上昇に関連しており、切除手術を検討すべき」との後ろ向きコホート研究結果が、今年(2019年)3月に開催された米国癌学会年次総会(AACR2019)で発表された。日本では...

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ステージⅡとⅢの食道がんに放射線減量の化学放射線治療 食道がん治療に切らずに食道温存への期待

2019年8月

「食道がんも患者さんがベストのタイミングでベストな治療が受けられる可能性は高くなっています」と語る浜本康夫さん ステージ(病期)ⅡとⅢ(T4を除く)の食道がんに対し、根治をめざす治療としては、化学療法を行ったあとに手術をする術前補助化学療法が標準治療とされている。そして、手術が難しい場合や希望しない場合には、抗がん薬と放射線を併用して行う化学放射線治療が選択肢となっている。そんな中、放射線の線量を...

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若手術者の養成が重要課題に 保険適用になった食道がんに対するダヴィンチ手術の現状

2019年8月

「患者さんのために今年中にはダヴィンチ手術を再開したい」と語る太田喜洋さん 2018年4月、ロボット支援下手術である「ダヴィンチ」による手術が消化器領域でも保険適用になったことは大きなニュースだった。とくに周囲に心臓、肺という重要な臓器や大動脈などの血管や神経が密集する食道がんの手術では大きなメリットだ。そのダヴィンチによる食道がんの手術を、2010年より先駆けて実施してきた東京医科大学病院消化器...

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進行・再発食道がんに対する化学治療の最新知見 免疫チェックポイント阻害薬登場により前途が拓けてきた食道がんの化学療法

2019年8月

「食道がんは、新しい薬が生まれてこない領域でしたが、免疫チェックポイント阻害薬の登場により、一気に大きく進歩できると考えています」と語る加藤健さん 進行・再発食道がんに対する化学治療において、大きなトピックがある。2019年1月、解析終了した「ATTRACTION-3」という臨床試験の成績結果、免疫チェックポイント阻害薬の*オプジーボ(一般名ニボルマブ)が、2次治療において、従来のタキサン系の抗が...

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世界80カ国以上でHPVワクチンは定期接種に 子宮頸がんは、検診とワクチンで予防できる!

2019年7月

「女性だけでなく、男性も自身のこととしてHPVワクチン接種を考えるようになってほしい」と語る宮城悦子さん 現在、世界の先進各国では子宮頸がんの罹患数が減少し始めている。ところが若年女性の罹患数、死亡数ともに増加の一途をたどる日本。そこには検診受診率の低迷があるとともに、将来的にはHPVワクチン接種率も影響してくると考えられる。この現状を受けて、今、日本が考えなくてはならないことを横浜市立大学医学部...

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子宮体がんの最新治療と今後の可能性 免疫チェックポイント阻害薬を用いた治療が本格的にスタート!

2019年7月

「がんばってくれれば、きっといい薬がでるからと患者さんを励ましていましたが、それも夢ではなくなりました」と語る加藤さん 5年ぶりに、第4版が出版された『子宮体がん治療ガイドライン2018年版』(2018年9月)。「基本は手術」は変わらないものの、腹腔鏡下手術が普及し、ロボット支援下手術が保険適用になるなど、知っておきたい情報は少なくない。さらに、2018年12月に日本で初めてがん種横断的に保険適用...

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進行・再発卵巣がんに選択肢が増える 初回治療から分子標的薬リムパーザが使える!

2019年7月

「新しい薬の期待が大きく、今はそれに目が向いています」と語る平嶋泰之さん 婦人科がんの中でも早期発見が難しく、多くの場合見つかったときはステージ(病期)がⅢ、Ⅳ期と進行しているため、予後が悪い卵巣がん。しかし、化学療法の進歩で進行・再発がんでも、治療の選択肢が増えた。そのため、卵巣がんの発症率は増えているものの、死亡率は減ってきている。そんな中で、今、注目されていた卵巣がんの初回化学療法後の維持療...

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免疫チェックポイント阻害薬で完治の可能性も 腎がん薬物療法の主役は、分子標的薬から免疫チェックポイント阻害薬へ

2019年6月

「免疫チェックポイント阻害薬が分子標的薬と決定的に違うことは、薬物療法だけで完治の可能性がある人が出てきた、ということです」と語る木村剛さん 転移性腎がん・切除不能腎がんへの免疫チェックポイント阻害薬オプジーボ(一般名ニボルマブ)承認から3年。臨床試験による経過追跡は4年を超え、動向が見えてきた。2次治療でのオプジーボ単独に加え、1次治療での免疫チェックポイント阻害薬同士の併用療法、さらには免疫チ...

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増えているロボットによる腎がん部分切除 難しい腎がん部分切除を3DとVR技術を使ってより安全に

2019年6月

「本当の低侵襲とは、いかに痛みをなくすか、また合併症を起こさないで、術後の再入院をさせないか、これが〝がんサポート〟の本髄です」と語る志賀淑之さん 2016年、腎がんの部分切除にロボット支援下の腹腔鏡手術が保険適用となったため、手術支援ロボット「ダヴィンチ」による手術は年々増加傾向にある。なかでも難易度の高い腎がん部分切除に対して最新のテクノロジーを駆使して行う手術が注目されている。その最新の腎が...

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腎盂・尿管がんの最新治療 再発・進行がんに免疫チェックポイント阻害薬も標準治療に

2019年6月

「手術後は、残っている腎機能を低下させないことが大切。もちろん禁煙も」と語る榎本裕さん 組織的には膀胱がんと同じ尿路上皮のがんだが、悪性度は膀胱がんより高く、全体としては罹患者が少しずつ増えてきている腎盂・尿管がん。基本となる治療は手術という流れはここ10年で大きく変化はないが、検査の精度や手術の方法などは著しく進歩した。また、免疫チェックポイント阻害薬キイトルーダがセカンドライン(2次治療)の標...

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