各種がん

症状も経過も実に多様な神経内分泌腫瘍 患者さんと専門医師が出会えるネットワークを作りたい

2015年1月

こうもと いずみ 1993年北海道大学医学部医学科卒業。98年、京都大学大学院医学研究科腫瘍外科入学。01年同大第一外科助手。その後大阪府済生会野江病院外科部長補佐を経て、11年より現職。日本神経内分泌腫瘍研究会にて、ガイドライン委員、患者登録事業委員等を務める全身の多くの臓器がもつ神経内分泌細胞に発生する神経内分泌腫瘍(NET)。症状が出ないタイプがあるほか、治療に難しい面がある家族性NETなど...

詳細はこちら

新時代の免疫療法成功のためにはチーム医療での取り組みが重要

2015年1月

左端がHeather L. McArthur氏(Photo by .AN)ASCO/Todd Buchanan 2014 Technical Questions 前号に続き昨年(2014年)9月に米国サンフランシスコで開催された米国臨床腫瘍学会乳癌シンポジウム(ASCO Breast Cancer Symposium)から、今号では、メラノーマ(悪性黒色腫)の治療成績を飛躍的に改善した新たな免疫療...

詳細はこちら

今こそ日本発の胆道がんの新治療薬の開発を!

2014年12月

「欧米で患者数が少ないことから薬の開発が進まない」と話す石井 浩さん「日本こそ、新薬の開発をして欲しい」と話す眞島喜幸さん 現在、胆道がん治療に有効な抗がん薬は3剤しかない。「もっと治療薬が欲しい」という患者会の声、ならびに胆道がんの化学療法の現状と今後の展望について専門医に聞いた。 日本胆道がん患者会胆道がんの患者のための、情報提供とサバイバーのネットワーク構築が目的の患者会です。胆道がん患者・...

詳細はこちら

サバイバーがよりよい生活を維持するための課題

2014年12月

セッションの質疑応答に臨む演者。右から3人目がAndersen氏、4人目がGoodwin氏(Photo by .AN) ASCO/Todd Buchanan 2014 Technical Questions“Survivorship and Health Policy” セッションから米国臨床腫瘍学会乳がんシンポジウム(ASCO Breast Cancer Symposium)が9月4~6日の3日...

詳細はこちら

手術をより確かなものにする、膵がんの術前術後補助化学療法

2014年12月

「術前補助化学療法は、切除のボーダーライン例に対するメリットがとくに期待されます」と話す中郡聡夫さん膵がんは見つかった時点ですでに進行がんであることが多く、手術ができても再発・転移する割合が高い。そこで様々な補助療法が検討されており、術後の補助化学療法(アジュバント療法)については有効性が明らかになっている。現在は術前補助化学療法(ネオアジュバント療法)が有効か否かの臨床試験が行われているところだ...

詳細はこちら

効果の高い治療法が登場し、切除不能膵がんの選択肢が増える

2014年12月

「膵がんの化学療法は期待できる選択肢が増えています」と話す大川伸一さん膵臓は胃の裏側の後腹膜にあるため、がんの早期発見が難しく、年間発症する約3万人のうち、手術を受けられる人は約2割だ。切除不能進行がんの治療では、根治を望めないまでも延命を図るための模索が行われており、昨年(2013年)12月に新しい治療法FOLFIRINOXが承認された。それに続く治療薬の動向も紹介する。 新たな治療法 FOLF...

詳細はこちら

進行した胆道がんでも、化学療法後に手術ができるケースも!

2014年12月

「化学療法が効いて、手術に持ち込めるケースがあることを知って欲しい」と話す森 隆太郎さん胆道がんの唯一の根治的治療法は手術だ。しかし、進行胆道がんで手術が困難な患者さんには、化学療法や放射線療法が行われている。なかには抗がん薬が効いて、腫瘍が小さくなる患者さんもいるが、そういった人たちにも化学療法を漫然と続けているのが現状だ。そうした中、注目されるのが、腫瘍が増大せず長期間効果を持続している患者さ...

詳細はこちら

肝胆膵がんは患者さんに見合った多様な病態に対する最善の治療選択を

2014年12月

「肝胆膵がんの治療は胃や大腸がんに比べて難しいのが実情です」と話す島田和明さん腹部内臓器官の中で肝臓・胆道・膵臓はお互い密接な関係にあるため「肝胆膵」として一括に診療されるのが合理的とされる。肝胆膵外科手術は、複雑な解剖と臓器の特性から高度の技術が要求されるため、日本肝胆膵外科学会では「高度技能専門医制度」を導入し、広く質の高い手術が安全に行われるように努めている。肝胆膵のがん診療について、外科治...

詳細はこちら

メタボリック関係因子も関わる注目のタイプの肝がん

2014年12月

「生活習慣病の影響を最も受ける臓器は肝臓だと思います」と話す建石良介さんつい最近まで、原発性肝がんの9割はB型やC型の肝炎ウイルスの持続感染によるもので占められていたが、その分布構造は過去のものとなり、これから急激に増加していくのが「非B非C型」だ。生活習慣に原因があるもので、様々な危険因子が絡まって発症する。どのように対処すればよいのか、予後はどうなのか。 ウイルス感染による肝がんは今後減少 図...

詳細はこちら

BCLC肝がん病期分類のサブ分類により、肝動脈化学塞栓療法の適応を厳格化

2014年12月

「intermediate stageは症例の対象が広すぎるのが問題です」と語る泉 並木さん肝がんの病期分類で国際的に影響力が強い*BCLC(バルセロナ臨床肝がん)病期分類。ところがその中でintermediate stage(インターメディエイト・ステージ:中間期)と呼ばれる、いわゆるステージBに属するものは対象となる症例範囲が広く、様々な治療法が行われており、当然、それによって生存率も異なって...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート11月 掲載記事更新!