各種がん

「PSA監視療法」「腹腔鏡下前立腺全摘術」「小線源療法」にみる真の低侵襲度 前立腺がんの低侵襲治療最前線

2012年5月

「低侵襲とは何かをよく考えて 治療すべき」と語る 杉元幹史さん 侵襲の少ない治療は体への負担も少なく、いい治療と思いがちです。しかし、必ずしもそうではありません。 がんに対してきちんとした効果が得られるかどうかが肝心で、その上に低侵襲であることが重要、というレポートをどうぞ。 治療前のQOLをなるべく低下させない治療がいい前立腺がんは高齢者に多い病気で、その治療は排尿機能や勃起機能などに影響を...

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がんの確定は生検で、その前に重要なのがPSA検査 前立腺がん、どんな検査でどう診断するか?

2012年5月

「PSA検査は治療の 指針にもなります」と語る 武藤智さん 今、最も増加が著しいがんの1つが前立腺がんです。 前立腺がんの診断にはどのような検査が必要なのか、また診断後、どのような指標で治療を続けていけばいいのでしょうか。 前立腺がんの第1検査はPSA [図1 PSAとは?] 前立腺がんが増えている理由は、社会の高齢化や食生活の欧米化などとともに、腫瘍マーカーであるPSA(前立腺特異抗原)検...

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PSA検診により早期発見も可能になった!! 前立腺がん丸わかり図解

2012年5月

近年、前立腺がんは 非常に増えていますと語る 赤倉功一郎さん 50歳以上の男性に多い前立腺がん。この病気の大きな特徴は、早期に発見することができれば根治可能な治療法がたくさんあることです。しかし、初期の前立腺がんは無症状のため検査で疑いを抱くかどうかが非常に重要になります。 Q 前立腺ってどこにあるの? 前立腺は、膀胱の下にあって、前立腺のなかを尿道が貫いて走っている。正常だと栗の実くらい...

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軟部肉腫は多様。治療は必ず専門医に受けよう!手術に化学療法。変わりつつある軟部肉腫の治療

2012年4月

「軟部肉腫は診断・治療の難しい 病気なので、専門医のもとで 治療を受けて欲しい」と話す 井須和男さん 変わりつつある軟部肉腫の治療患者さんの数は少ないが、その種類は50以上という軟部肉腫。 標準治療は確立していないが、新薬も登場し、治療は確実に進歩している。 癌と肉腫、どう違うの? [代表的な軟部肉腫] 最も多い軟部肉腫の悪性線維性組織球腫。左下腿にできたもの 2番目に多い軟部肉腫...

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異常を感じたら、すぐに眼腫瘍の専門医へ 眼の摘出は避け、QOLを考えた治療を!

2012年4月

眼のがんはQOLを見越した 治療が重要と語る 金子明博さん 眼は複雑な器官だ。非常に稀であるが、眼の内部や外部にも腫瘍はできる。 基本は手術だが、現在、なるべく眼を温存する、患者さんのQOLを考えた治療が行われている。 まぶたのがん 眼球を保護しながらの治療も [眼のがん] 眼は複雑な器官であり、眼球と視神経のほか、眼瞼(まぶた)、結膜、涙腺などがある。 「眼のがんは、非常に稀で、19...

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無増悪生存期間19カ月、腫瘍縮小率7割の新薬登場 希少がん、されど前進あり。膵内分泌腫瘍の最新治療

2012年4月

数少ない膵内分泌腫瘍の 専門医である 伊藤鉄英さん 膵内分泌腫瘍──このがんについて、どれほどの人が知っているだろうか。最近では、アップル社設立者の1人、スティーブ・ジョブズ氏がこの病気だったといわれている。希少がんではあるが有望な新たな分子標的薬も登場、治療に大きな前進が見られている。 神経細胞や内分泌細胞ががん化して起こる病気 [神経内分泌腫瘍とは?] [神...

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新たな造血幹細胞移植法も出てきた! 化学療法と移植で根治を目指す急性骨髄性白血病の最新治療

2012年4月

「この10年間で造血幹細胞移植の方法はかなり多彩になりました」 と話す 神田善伸さん 血液がんの1つである急性骨髄性白血病の治療では、化学療法や造血幹細胞移植が行われます。 最近では、その移植に関して新たな試みも始まっており、治療選択肢が増えてきました。 抗がん剤が効きやすいが…… [急性骨髄性白血病の症状] 急性骨髄性白血病は骨髄のなかで悪性化した白血病細胞が増え続...

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休薬してよいかどうかの臨床試験も始まり、将来的には完治できる可能性も! 効果の高い第2世代薬が登場!慢性骨髄性白血病の治療薬をどう選ぶか

2012年4月

木村晋也 佐賀大学医学部内科学講座 血液・呼吸器・腫瘍内科教授 木村晋也さん 医学博士。自治医科大学卒業後、オーストラリアWEHI 研究所、フランクフルト大学血液内科等を経て、京都大学医学部付属病院輸血細胞治療部。2009年、佐賀大学医学部医学科内科学講座血液・呼吸器・腫瘍内科教授。佐賀大学医学部付属病院がんセンター長。日本血液学会評議員。日本がん学会評議員。とくに慢性骨髄性白血病を専門とする...

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まずはフィラデルフィア染色体の有無を知り、有効な治療戦略を決めることが先決 化学療法が基本。急性リンパ性白血病の最新治療

2012年4月

血液内科・造血幹細胞移植 が専門の 秋山秀樹さん 白血病の1つである、急性リンパ性白血病。 病気の進行が速いのが特徴だが、多くの効果的な抗がん剤の登場により、患者の予後が大きく改善している。 そして、フィラデルフィア染色体陽性の急性リンパ性白血病には、グリベック以外の分子標的薬も登場し患者の救いとなっている。 骨髄の白血病細胞が週単位で増加する [血球の分化からみた急性リンパ性白血病] 白血...

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レブラミドやビダーザなどの新薬で治療成績は向上 新薬で白血病への移行をストップ!骨髄異形成症候群の最新治療

2012年4月

「新薬のビダーザ、レブラミドは 白血病への進行を遅らせる 効果があります」と語る 小倉和外さん 進行すると、白血病に移行してしまうケースもある骨髄異形成症候群。 しかし最近は、白血病への移行を遅らせることができる有望な新薬が次々に登場しています。血液細胞を作る工場が不良品を生産する病気 [骨髄異形成症候群とは?] 白血球、赤血球、血小板などの血液細胞を作る工場(骨髄)が不良品(異形成の血液...

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