各種がん

診療ガイドラインの解説:リスクの高いがんを選んで治療し、リスクの低いがんに不要な治療をしないことが重要 「前立腺癌診療ガイドライン」をわかりやすく解説する

2013年2月

「2~3年後には、前立腺がんの治療は大きく変わるでしょう」と語る荒井陽一さん 2012年、前立腺の診療ガイドラインが6年ぶりに改訂された。新たなデータや治療法が導入され、前立腺がんの治療は考え方も含めて大きく変化している。ここでは、ガイドラインに沿った治療法をわかりやすく解説する。高齢化が進み増加した前立腺がん高齢化社会を迎えると同時に、増加しているのが前立腺がん。診療ガイドラインの作成に携わった...

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最新ホルモン療法:Gn-RHアンタゴニストの新登場でホルモン療法はどう変わっていくか? 効かなくなっても、あきらめない。前立腺がんの最新ホルモン療法

2013年2月

「前立腺がんは新しい薬剤が次々と開発されています」と話す市川智彦さん 前立腺はホルモンと関係が深いだけに、ホルモン療法は、転移のある場合や、高齢で手術ができないという患者さんに対しても有効な治療法。昨年には新たなホルモン薬も登場しており、患者さんにとっては大きな武器が1つ増えたことになりました。男性ホルモンでがんが増殖男性ホルモン(アンドロゲン)によって増殖する前立腺がんには、男性ホルモンを遮断す...

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放射線・ホルモン併用療法:副作用も少ないが、なぜ併用したほうがよいかはまだ謎 放射線とホルモンは併用したほうがより効果が上がる

2013年2月

「70~72グレイ程度の外照射をしているところは、ホルモン療法を併用するべきです」と話す栃木達夫さん 前立腺がんは、放射線療法やホルモン療法がよく効く。しかしこの2つの治療を併用したほうがもっと効果が高まることが明らかになってきた。その併用療法の最新成果を報告する。高齢者に対して始まった放射線治療前立腺がんに効果のある抗がん薬は限られているが、ホルモン療法と放射線治療がよく効くのが強み。この2つの...

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前立腺がんの骨転移治療:骨転移には早期発見・早期治療が大切 骨の健康を保ちながらがん治療を!

2013年2月

骨転移の予防、コントロールが患者さんのQOL維持に大切と話す佐藤威文さん がんの進行とともに起こる骨転移。とくに、前立腺がんは骨転移しやすいのが特徴です。骨転移による痛みや骨折は、患者さんの生活の質を低下させるだけでなく、余命にも影響を及ぼします。この骨転移について今、bone healthという新しいコンセプトに基づいた治療戦略が注目されています。2025年には男性がんのトップに■図1 男性にお...

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治療法別QOL:迷える患者さんに、効果とQOLの観点から選び方を伝授 どれがよいか、前立腺がんの治療法

2013年2月

患者さんの立場に立って考えてくれる北海道大学大学院医学研究科腎泌尿器外科准教授の篠原さん 多岐にわたる前立腺がんの治療法。大きく分けても、手術、放射線、ホルモン療法、化学療法とあり、おまけにあまり聞き慣れないPSA監視療法というのまである。その中からどれを選んだらよいのか。効果とQOLの2つの観点から選び方を教えていただく。どの治療が優れているか単純に優劣はつかない前立腺がんの治療法は多岐にわたっ...

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排尿障害:骨盤底筋体操や失禁バンドなど、患者さん自身でできる対処法も 前立腺がんの排尿障害にどう対処する?

2013年2月

「排尿障害は、原因や症状に応じた対策を講じることが大切です」と話す篠原充さん 前立腺がんの影響や治療によって起こりやすい排尿障害。尿に関するトラブルは毎日のことだけに、悩んでいる患者さんにとっては深刻な問題だ。排尿障害が起こった場合、どのように対処すればいいのだろうか。原因や症状に応じた対策を紹介する。重症例はごく稀だが医療技術などの進歩により、前立腺がんに関する排尿障害は一昔前に比べると少なくな...

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自分のタイプに合った薬に出合うために遺伝子診断を受けよう!

2013年2月

中西洋一(なかにし よういち)九州大学大学院呼吸器内科学分野教授1980年九州大学医学部卒業。佐賀医科大学助手、九州大学助手、同講師、同助教授を経て、2003年より教授。2010年九州大学主幹教授となる。現在、日本呼吸器学会理事、日本肺癌学会理事長を務める間野博行(まの ひろゆき)自治医科大学分子病態研究センターゲノム機能研究部教授/東京大学大学院医学系研究科ゲノム医学講座特任教授1984年東京大...

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骨転移には早期発見・早期治療が大切 骨の健康を保ちながらがん治療を!前立腺がんの骨転移治療

2013年2月

骨転移の予防、コントロールが 患者さんのQOL維持に大切と話す 佐藤威文さん がんの進行とともに起こる骨転移。とくに、前立腺がんは骨転移しやすいのが特徴です。 骨転移による痛みや骨折は、患者さんの生活の質を低下させるだけでなく、余命にも影響を及ぼします。 この骨転移について今、"bone health"という新しいコンセプトに基づいた治療戦略が注目されています。 2025年...

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20年で治療成績が飛躍的に向上した血液がんの基本の基本 知っておきたい!血液がんの基礎知識

2013年1月

「白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫は3大血液がんと呼ばれます」と話す鈴木憲史さん 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫を3大血液がんと呼んでいます。治療法や検査法は多岐にわたっており、血液がんを理解するのは難しい。ここでは、血液がんの基本の基本について、分かりやすく解説します。Q1 血液がんとはどんな病気?■図1 造血幹細胞の分化の仕組み私たちの血液は骨の中の骨髄にある造血細胞からつくられています...

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経過観察から移植まで幅広い治療の選択肢がある 高齢者に多い急性骨髄性白血病 生活の質を重視した治療が大切!

2013年1月

「高齢者の急性骨髄性白血病の治療はQOLを考えて行うべき」と話す谷口修一さん 60歳以上の高齢者に多い急性骨髄性白血病。最近はさい帯血移植やミニ移植などが普及し、高齢者でも強力な治療ができるようになりましたが、化学療法も含めて、副作用や治療死などのリスクがあり、適切に治療法を選択することが重要です。高齢者になれば増える急性骨髄性白血病■図1 急性骨髄性白血病の主な症状急性骨髄性白血病は具体的な症状...

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