各種がん

3つの新規薬剤の効果と副作用を把握し、有効な治療を~。 副作用を軽減しながら、長く病気とつきあう多発性骨髄腫の新治療

2012年4月

「寛解を目指す治療が基本です」 と話す 黒田芳明さん 多発性骨髄腫は、新規薬剤の登場で、がんの進行を以前よりずっと長く抑えられるようになりました。 またこれらの薬剤を中心に、上手に長く使うことで生存期間の延長が可能となっています。 高齢化に伴い増加傾向に多発性骨髄腫は血液がんの一種で、骨髄中のリンパ球が分化した細胞「形質細胞」が腫瘍化(骨髄腫細胞)した病気です。 形質細胞とは抗体(細菌などの...

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進行は穏やかでも予後が極めて悪い場合もあるので、早期診断が大切 新薬が開発され、可能性が広がる皮膚T細胞リンパ腫の治療

2012年4月

皮膚リンパ腫を専門とし、皮膚 リンパ腫全国症例数調査を行う 濱田利久さん 皮膚T細胞リンパ腫の治療膚リンパ腫のなかでも多くを占める皮膚T細胞リンパ腫。それでも毎年発症するのは、100万人に4、5人という稀な病気であり、疾患としての現れ方も個人差が大きい。新薬が最近認可されるなか、それらを組み合わせたさまざまな治療が試みられている。 非常に稀な疾患が多い皮膚リンパ腫 [皮膚リンパ腫を構成する疾患]...

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病気の状態と患者さんのニーズに合わせて治療法を選択 "長期寛解"を目指す低悪性度リンパ腫の最新治療法

2012年4月

ゼヴァリン治療で完全寛解の 状態を長期間維持できる ことがあると話す 石澤賢一さん 進行はゆっくりだが、完治させることが難しい低悪性度の悪性リンパ腫。再発後の早い段階で腫瘍の量が多くなければ、分子標的薬と放射線療法を組み合わせた治療薬「ゼヴァリン」を使うことで、長期間にわたって病気を抑えることが期待できる。 分子標的薬の登場で治療成績が向上した悪性リンパ腫では、進行度による分類がよく使われる。年...

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これまで薬のなかったT細胞リンパ腫にも、もうすぐ新たな薬が あきらめない!新薬登場続く悪性リンパ腫の治療

2012年4月

「新薬も毎年登場。たとえ再発してもいろいろな手段があるのであきらめずにがんばりましょう」と話す 新津望さん(イラスト/佐藤竹右衛門) 悪性リンパ腫に、新薬が続々と登場している。再発しても長期生存はもはや夢ではなくなってきている。 そんな悪性リンパ腫とどう向き合っていけばよいのか。 胃腸、肝臓、脳、皮膚……体中のどこにでもできる [悪性リンパ腫ってどんな病気?] リンパ球...

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初期治療と転移・再発治療では目的も考え方も大きく異なる点に注意! がんの生物学的性質を重視して選択する乳がんの薬物療法

2012年3月

乳がんの薬物療法に精通している 高橋將人さん 乳がんの患者さんにとって、薬物療法は非常に重要な治療である。ただ、時と場合、がんの生物学的な性質によって治療の仕方を変える必要がある。そこに注意しながら、解説をみてみよう。がんの生物学的性質を重視して治療法を選択 [治療の目標と考え方] 初期治療   転移・再発治療 がんになって最初に行う治療 再発を防ぐ   ...

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1人ひとりに合った治療も! 乳がん丸わかり図解

2012年3月

乳がん治療に精通している 猿丸修平さん 日本女性の16人に1人がなるとされている乳がん。しかも、乳がんの罹患者数は増え続けています。そんな患者さんのために、乳がんとは何か、乳がんのいちばんの基本から、わかりやすく解説しましょう。 Q 乳がんってどこにできるの?乳腺組織に発生したがんのことを乳がんという。ほとんどの乳がんは、小葉のそばにある乳管の上皮細胞が増殖して発生する。 がんは乳管の内側で発生...

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乳がんホルモン療法の最前線 サンアントニオ乳がんシンポ2011の成果を中心に 乳がんも個別化治療の時代に閉経後乳がんのホルモン療法最新情報

2012年3月

「自分に合ったよりよい治療を行うには、 医療者とよく相談することが大切です」 と話す 津川浩一郎さん 乳がんも個別化治療の時代に突入しました。 閉経後乳がんの個別化治療として、ホルモン療法のアロマターゼ阻害剤がキードラッグの1つとなっています。ホルモン受容体陽性乳がんの個別化治療ホルモン受容体陽性乳がんでは一般に腫瘍細胞のエストロゲン受容体にエストロゲンが結合することで増殖、進行します。実際には、...

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個別化治療にさらなる1歩。がんの特徴に合わせた治療で高い効果が 進行・転移性乳がんでポスト標準治療の成果~サンアントニオ乳がんシンポジウム2011レポート

2012年3月

乳がんの学会として、国際的に、もっとも有名な学会の1つサンアントニオ乳がんシンポジウム。進行・転移性乳がんに対して、有望な治療成績が相次いで発表された。新たな標準治療となる可能性も出てきた。実臨床が変わる可能性HER2陽性の進行・転移性乳がんで、実臨床が変わる可能性が出てきた。その可能性をもたらしたのが、クレオパトラと呼ばれる多施設で行われた国際共同試験(第3相臨床試験)だ。 この試験の対象は、「...

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注意したい「顎骨壊死」。歯の治療は先に終わらせておこう 骨転移が起こっても、上手に乗り切るコツ

2012年3月

骨転移治療は いろいろな方法があるので、 あきらめないでほしいと語る 村岡篤さん ビスホスホネート製剤の登場で、骨転移による痛みはかなりコントロールできるようになった。ただ、ここで重要なのが、いかに副作用に気をつけながら、骨転移とうまく付き合っていくかということ。骨転移をしても治療をうまく乗り切るコツとは? 約3割に骨転移 [乳がんが骨転移しやすい部位] がんという病気は、進行する過程で転移を起...

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機器も進化。いびつな形のがんにも照射可能に ガンマナイフによる脳転移治療の今 日々の暮らしを実現する強力な武器

2012年3月

ガンマナイフ治療の第一人者、 林基弘さん 乳がんの手術の2年半後に脳転移に見舞れた乳がん患者の石見雅美さん。その脳転移の治療に彼女は、治療後の生活を優先して、ガンマナイフによる治療法を選択した。その治療の現場を取材した。 医師と治療に全幅の信頼 治療後、笑顔の石見さん。今後は石見さんの全身のフォローが上手くできれば、以前と変わりない生活を送ることができるという 昨年11月中旬のある日^...

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