各種がん

手術と抗がん剤で乗り切ろう! 卵巣がん丸わかり完全図解

2012年2月

婦人科がんに詳しい 礒西成治さん 卵巣がんは、早期発見が難しく、女性のがんのうち最も死亡率の高いがんですが、治療では手術後の化学療法が効果をよく発揮します。 卵巣がんが疑われたら、まずどのような検査をして、治療経過はどのようになるのでしょうか。基本から解説します。 Q 卵巣って、どんな臓器? 子宮の左右に1 つずつある親指大の器官です。 卵胞は成熟して卵子になると、卵らんかんさい管采から...

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遠隔転移のもとは早期にあり。ならば、術後の補助療法を知って再発を防ごう 再発と補助療法の「なぜ?」に答えます!

2012年1月

がんの再発・転移に詳しい吉田和彦さん がん治療後の再発を防ぐには、どうしたらいいのだろうか。早期がんの治療では、手術や放射線治療でがんのある局所を治療したあと、抗がん剤やホルモン療法などによる補助療法を行うことが多い。その目的は?どのような効果があるのか?補助療法に取り組む前に知っておきたい基礎知識を初歩からわかりやすく紹介します。Q なぜ再発するの?[がん細胞はこう働く]『がんが転移・再発したと...

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乳がん再発予防:乳がん治療を大きく変えたハーセプチンが、さらに適応を広げる ハーセプチンの術前療法で再発を防止、乳房温存も可能に!!

2012年1月

北海道がんセンター乳腺外科医長の髙橋將人さん ハーセプチンの登場で、HER2陽性乳がんの治療成績は劇的に変わった。そしてそのハーセプチンに、今回、手術前に治療を行う術前療法の適応が加わった。それは乳がん治療にどのような光をもたらすのか──。乳がんは個別治療が必要乳がんの治療には、手術、放射線治療、薬物治療(抗がん剤による化学療法、ハーセプチン(*)等による分子標的療法、ホルモン剤による内分泌療法な...

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国際的な大規模臨床試験で評価高まる 進行肝がんに対する分子標的治療の新しい成果

2012年1月

肝がんの治療法は多彩で、 しかもめざましい進歩を 遂げていると話す 高山忠利さん 最近の肝がんの治療法は、以前に比べ格段に向上しています。その1つがネクサバールという分子標的治療薬の成果で、生存期間や病気が進行するまでの期間を延長する効果につながっています。 肝がんの主因は肝炎ウイルス毎年、肝がんと診断される人は全国で約3万5千人。その95パーセントが「肝細胞がん」で、一般的に肝がんと呼...

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門脈塞栓術、静脈再建術を活用し、肝機能を保つ手術が今注目 肝臓をなるべく温存。それが肝がん治療のカギ

2012年1月

肝がんの治療法にくわしい 長谷川潔さん 肝がんはほかのがん種と異なり、手術、ラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓療法の3つが標準的な治療となっています。 根治性を保ちつつ、肝臓に与えるダメージをなるべく少なくするのが肝がんの治療成績を高めるポイントです。 肝がんは5年以内に7~8割が再発肝がん(95パーセントは肝細胞がん)の主な原因は、ウイルス性の慢性肝炎にあるというのが他のがんにはない、肝がん...

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あきらめないで!! 治療選択肢も多い 肝がん丸わかり完全図解

2012年1月

肝がんについて精通している 竜崇正さん 肝臓は生命を維持するのに欠かせない臓器。肝がんの治療では、肝臓の働きをうまく保ち、苦痛を和らげることができれば、長く健やかに過ごせるがんだといいます。Q 肝臓ってどんな臓器? どんな働きをしてるの? 日本の肝がん取扱い規約では、クイノー(フランスの肝解剖学者)に準じて肝臓を1から8までの亜区域に分けている [肝臓の主な働き] 血液を蓄える 栄...

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ただし、効果は限定される。そして治療は新しい個別化治療へ 転移性膵がんにも希望の光か、膵肝同時動注療法という新手の登場

2012年1月

動注化学療法を推進してきた 平山敦さん 難治がん中の難治がんといわれる膵がんにも、希望の光が見えてきました。まだ標準治療ではありませんが、膵肝同時動注療法と呼ばれる治療法が高い効果を見せているようです。しかし、研究が進むにつれ、意外な展開になっています。 膵がんは、早期発見が難しく、手術できない例が多く、しかも進行が早く、予後がきわめて悪いことで知られています。たとえ手術できても、7割が再...

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難治の局所進行膵がん治療に効果を発揮 患者さんにとって治療の選択肢に!?膵がんの粒子線治療の可能性

2012年1月

膵がん治療への粒子線の効果拡大に臨む 外山博近さん 肝細胞がんや前立腺がんで有効例が集積されてきた粒子線治療。周辺臓器を避けてがん病巣へピンポイント照射ができ、がん細胞を死滅させる威力も備えていることから難治の膵がん治療への期待が寄せられている。その現状を紹介する。 ピンポイントでがん細胞を狙い撃ちがん治療に用いられる放射線には光子線(エックス線、ガンマ線など)と粒子線(陽子線、重粒子線な...

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免疫療法という治療法にも期待! 膵がん丸わかり完全図解

2012年1月

第4の治療法として免疫療法にも 期待がかかりますと話す 砂村眞琴さん 早期発見が難しいとされる膵がんですが、そもそも、膵臓ってどの位置にあるか、みなさんご存知ですか? ここでは膵臓の働きを含め、膵がんの基本について解説します。 Q 膵臓ってどんな臓器? 体のどこにあるの? 大きさは長さ15~20cm、幅3~4cm、厚み2cmくらい。 色は淡黄色をしていて、ちょうどトウモロコシを横にしたよ...

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分子標的薬をよく知り、QOLを保ちながら、自分らしい生活を送る 転移性腎がん治療が大きく変わったことはご存じですか?

2011年12月

「治療の選択肢が多くあることは 有利。QOLを維持した生活を 患者さんに過ごしてほしい」と話す 堀江重郎さん 転移性の腎がんは抗がん剤や放射線治療がほとんど効かず、治療の選択肢はサイトカイン療法に限られていたのですが、近年、有効な分子標的薬が相次いで登場するようになり、転移性腎がん治療の地図が大きく塗り変わっています。 ユニークながん「腎臓のがんは、基本的に転移がなければ手術治療が第1選択で...

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