各種がん

効果は大きく上がったが、医療費も大きく上がって~飲む抗がん剤を上手く利用しよう!大腸がんの化学療法

2011年12月

大腸がん化学療法の牽引車となっている 小松嘉人さん 最近、大腸がんの化学療法は飛躍的に進歩しています。分子標的薬も続々と出ていますが、患者さんにとって大きなネックは高額の医療費です。その問題を解消する手は飲む抗がん剤にありという提案をどうぞ。 「効かないがん」から「効くがん」へ [がんに対する薬物療法の効果とは?] 延命効果(がんの増殖・転移を抑え、悪化するのを遅らせる) がんによる症状や痛...

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患者さんのライフスタイルに合わせた治療法が選択可能に XELOX療法の登場で、大腸がん再発予防にもう1つ武器が増える!

2011年12月

「新たな治療法の登場で、患者さんのライフスタイルに合った治療法が選択できるようになります」と話す、 松本繁巳さん 手術だけでは再発を防げないこともある大腸がん。そんな大腸がんの術後補助化学療法に、新たな武器として登場が期待されるのがXELOX療法だ。従来の治療法とどんな違いがあるのだろうか。 手術を受けても完治しないことがある [図1 大腸がんの術後補助化学療法はなぜ必要か] 病期 定  ...

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開腹手術との比較では、術後早期合併症や生存率には差がなくなりつつある 増え続ける腹腔鏡下手術。いまどこまで可能なのか

2011年12月

「近い将来、大腸がん手術は 腹腔鏡下手術が標準になる かもしれません」と語る 西澤雄介さん 大腸がんの腹腔鏡下手術が行われるようになったのは20年ほど前のこと。 低侵襲で、術後の回復も早いとして、いっきに導入が広まってきた。進行がんや直腸がんなど、開腹手術のほうが向いているとされるケースがあるなかで、手術技術の進歩や経過の蓄積から、今後を見通したい。 標準治療となる可能性のある大腸がん腹腔鏡下...

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なぜ増えたのか? なぜ治りにくいのか? 肺がんのことがよくわかる 治療のさい、ぜひ知っておきたい肺がんの基礎知識

2011年11月

進行度によって治療法は異なるがんは大きくなって隣接する組織に食い込んでいき、さらには別の場所に転移するという具合に進行していく。肺がんの進行度は、がんの大きさや位置、転移の有無や場所などによって、基本的に0~4期の病期(ステージ)に分類される。4期が最も進行度が高い。 肺がんの治療法は進行度によって異なる。基本的には、病期が治療法を決める最も重要なポイントだ。たとえば、初期のうちは手術でがんを切除...

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本人はもちろん、家族や周囲のサポートが重要 高齢者の肺がん治療 個々の肉体年齢に応じた治療を

2011年11月

高齢者の化学療法では家族など 周囲の人々のサポートが 重要になってくると話す 高橋利明さん 超高齢化が進む中、肺がんに罹患している高齢者の割合は必然的増えている。しかし、いわゆる高齢者といわれる年齢であっても、 身体的にとても元気な方が多いのも事実だ。では、高齢者の肺がんは一体どういう治療が行われるべきなのだろうか──。 肉体年齢で考慮する高齢者の肺がん治療 [年齢別...

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痰を伴わない咳や息切れ、発熱などが出たら、すぐに医師に相談しよう 時には命にかかわる「間質性肺炎」。早期の自覚症状を知っておこう

2011年11月

帝京大学医学部付属病院 呼吸器・アレルギー内科の 大田健さん 間質性肺炎は、1度症状が出ると治療計画に変更が求められるだけでなく、万一、急に重い症状を発症すると、命への危険が及びかねない病気です。あらゆる抗がん剤で起こりうる副作用でありながら、その発症メカニズムは、現在のところ明らかにはされていません。重症化や慢性化を防ぐために、患者さんに期待されているのは、自覚症状による早期発見です。 まずは...

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第1号のクリゾチニブが米国で承認。耐性ができても、効く次世代の薬も続々開発中 最新報告!ALK阻害剤の開発はここまで進んでいる

2011年11月

クリゾチニブの目覚しい症例を 報告した 木島貴志さん ALK阻害剤の研究を リードしている 間野博行さん 肺がんの新しい分子標的薬「ALK阻害剤」の開発は第2段階に入った。 先行するクリゾチニブを1次治療、第2世代のALK阻害剤を2次治療に使うという道筋まで見えてきた。 一方、治験の現場からはクリゾチニブの目覚ましい効果が次々と報告されている。 次世代のALK阻害剤も開発肺がんの化学療法...

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手術の効果は不確かな部分も。化学放射線療法に期待 非小細胞肺がん3期の治療法はどれがいいか?

2011年11月

がん化学療法の専門家である 久保田馨さん 肺がん全体の約8割を占める非小細胞肺がんのなかで、治療が難しいといわれるのが3期のがんです。 がんの進み具合によっては治療法が異なり、その見極めが難しいのです。 患者個人にとって、最も適しているのはどんな治療なのか、メリット・デメリットを十分に理解したうえで治療法を選択したいものです。 リンパ節転移が3期のポイント [縦隔の場所] [非小細胞がんの...

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使える武器は増えている! より効果的な薬剤選択を より戦略的に、より効果的に。個別化治療が進む肺がんの化学療法

2011年11月

治療の選択肢が増えた分、患者と医療者とのコミュニケーションが 重要だと話す 秋田弘俊さん 遺伝子変異や組織型により、個別化治療が進んでいる肺がんの化学療法。より戦略的に、より効果的な治療を受けるために――。 今1度、肺がんの化学療法についておさらいしよう。転移したがんの治療には化学療法が必要になる肺がんが肺にとどまっていれば、治癒を目的とした手術が行われる。病期でいうと、主に1期と2期がこれに該当...

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がん細胞の遺伝子を調べることでイレッサがよく効く人を選び出す EGFR遺伝子変異検査で選択する肺がん治療の新時代

2011年11月

2012年日本臨床腫瘍学会の 会長を 勤める 中川和彦さん 『肺癌診療ガイドライン』では、進行再発非小細胞肺がんの化学療法は、EGFR遺伝子変異検査の結果により、適切な治療法を選択するようになっている。遺伝子検査が日常診療で行われるようになり、肺がんの薬物療法は新しい時代に入った。 時代を切り開いたイレッサの歴史を振り返りながら、この分子標的薬の真の実力をみてみよう。 ガイドラインが勧めるE...

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