各種がん

温存手術後の乳房のアンバランスに悩む患者さんに朗報 美しい乳房のシルエットを実現する乳房温存手術用補整下着

2010年7月

近年は、乳がん患者向けの補整用下着の品ぞろえも充実してきた。だが、こうした下着は「全摘手術用」と思われがちで、乳房温存手術後の患者のための商品があることは意外に知られていない。 そんななか、乳房温存手術用のアイテム開発に力を入れているのが、補整用下着の開発・販売を手がけるワコールのリマンマ事業課だ。アドバイザーの岩本法子さんはこう語る。 「以前は、お客様の状態に合わせて、比較的サイズが小さ...

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仕事・結婚・出産への心配で大きなストレスを受けやすい若年性乳がん 若い乳がん患者さんよ! 悩みや不安を1人で抱えないで

2010年7月

順天堂大学医学部付属 順天堂医院乳腺科科長の 齊藤光江さん 乳房は、女性のシンボル的な意味合いを持つ器官だ。出産や性の営みとも密接に関わっているため、若くして乳がんを患うことは、仮に命に別状がない場合でもさまざまなつらいことに直面する。結婚・出産を望んでいる女性も多く、その不安や苦しみは大きい。 こうした若年性乳がん患者さんには、精神面のバックアップがとても重要となる。 若年性乳がん 知っ...

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手遅れにならないためには、受診をためらわないことが大切 これだけは知っておきたい泌尿器がんの基礎知識 前立腺がん編

2010年7月

群馬大学医学部付属病院 泌尿器科教授の 鈴木和浩さん 泌尿器がんで患者数の多いがんは、前立腺がん、膀胱がん、腎がんで、これを泌尿器の3大がんといいます。 腎がんを中心に、泌尿器がんに関する基礎知識や変わりゆく最新の治療を解説します。 腹部の後ろ側に存在する排尿に関係する臓器 まず“泌尿器とはどのような臓器か”というところから始めることにしよう。そもそもは尿の分泌や排泄...

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PSA値が上下したからといって、一喜一憂してはいけない 前立腺がん治療におけるPSAとの上手な付き合い方

2010年7月

東京厚生年金病院 泌尿器科部長の 赤倉功一郎さん 前立腺がんでは、治療後、定期的に検査を受けていくが、その結果出るPSA(前立腺特異抗原)の値にたえず過敏に反応する患者さんが多い。 確かにPSAはがん治療後の経過を監視する手段として有用だが、高いか低いかだけに敏感になり過ぎるとストレスが高まるばかり……。 では一体、PSAの値をどう見ていったらいいのだろうか。 PSA値を左右する炎症と男性ホ...

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骨転移や疼痛が現れる前に治療を開始することで、より高い有効性が得られる ホルモン療法が効かなくなった前立腺がんに光を照らした新しい化学療法

2010年7月

帝京大学医学部付属病院 泌尿器科教授の 堀江重郎さん 転移をきたした前立腺がんの初回治療として、男性ホルモンの一種であるテストステロンの働きを抑えるホルモン療法が有効です。 しかし、ホルモン療法はやがて効かなくなります。ホルモン療法が効かなくなった前立腺がんの治療として化学療法が検討されてきました。 近年、新たな薬剤の登場により、患者さんのQOL(生活の質)を保ちながら、より長生きできるように...

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がんを「凍死」させて骨の再建を目指す骨移植

2010年7月

順天堂大学医学部付属 順天堂医院整形外科准教授の 鳥越知明さん 骨や軟骨の腫瘍がある骨を取り出し、マイナス196度の液体窒素に浸してがん細胞を凍死させる。その骨を再び元の場所に戻し、再建を図るのが液体窒素処理による骨移植の最新技術だ。 液体窒素処理でカチンカチンに凍結した患部。液体窒素に20分浸すことで、がん細胞が完全に死滅する 大腿骨の周りの筋肉をよけ、大腿骨顆部を取り出した。...

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手遅れにならないためには、受診をためらわないことが大切 これだけは知っておきたい泌尿器がんの基礎知識 腎がん編

2010年7月

群馬大学医学部付属病院 泌尿器科教授の 鈴木和浩さん 泌尿器がんで患者数の多いがんは、前立腺がん、膀胱がん、腎がんで、これを泌尿器の3大がんといいます。 腎がんを中心に、泌尿器がんに関する基礎知識や変わりゆく最新の治療を解説します。 腹部の後ろ側に存在する排尿に関係する臓器 まず“泌尿器とはどのような臓器か”というところから始めることにしよう。そもそもは尿の分泌や排泄...

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高齢者の増加に伴い、より重要性高まる。将来はロボット手術も ここまで進んだ 泌尿器がんの腹腔鏡手術

2010年7月

東海大学医学部 外科学系泌尿器科学教授の 寺地敏郎さん 開腹手術より体への負担が少なく、早期がんを中心に広まりつつある腹腔鏡手術。しかし、手術の安全性や適応の限界などに不安を抱く人もいる。日本における腹腔鏡手術のパイオニアとして知られる東海大学医学部外科学系泌尿器科学教授の寺地敏郎さんに、泌尿器がんの腹腔鏡手術について現状とメリットを聞いた。 出血や癒着も少ない泌尿器がんの腹腔鏡手術 今でこ...

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腎がんは全摘手術から機能温存へ。問題は機器の認可 体に優しい腎がんの凍結療法

2010年7月

京都府立医科大学 泌尿器科講師の 鴨井和実さん 全摘手術から機能温存を重視した温存術へと移り変わってきた腎がんの治療法。 なかでも期待がかかるのが腎がんを凍らせて死滅させる凍結療法。 出血を抑えるなど、合併症が少なく、再発する頻度も少ない。 小さな腎がんの治療の変遷 腎がんの病期は、がんの大きさと周辺組織への広がり、さらにリンパ節や他の臓器への転移の有無によって判定される。がんの大きさでいえ...

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「あきらめないで」。転移をしても、サイトカイン療法が効かなくなっても 腎がんになっても、長く健やかな生活をもたらす分子標的薬の力

2010年7月

神戸大学大学院外科系講座 腎泌尿器科学分野講師の 三宅秀明さん 腎がんは、放射線や抗がん剤があまり効かず、治療方法としては、手術やサイトカイン療法(免疫療法)など、限られたものしかなかった。 しかし、約2年前に分子標的薬が登場したことによって、腎がんになっても、健やかな生活を長く送ることができるようになってきた。 腎がん患者さんの症例から肺に影が!思いもよらない腎がん発覚 2004年、定期診...

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