各種がん

あきらめないで!! 治療選択肢も多い 肝がん丸わかり完全図解

2012年1月

肝がんについて精通している 竜崇正さん 肝臓は生命を維持するのに欠かせない臓器。肝がんの治療では、肝臓の働きをうまく保ち、苦痛を和らげることができれば、長く健やかに過ごせるがんだといいます。Q 肝臓ってどんな臓器? どんな働きをしてるの? 日本の肝がん取扱い規約では、クイノー(フランスの肝解剖学者)に準じて肝臓を1から8までの亜区域に分けている [肝臓の主な働き] 血液を蓄える 栄...

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ただし、効果は限定される。そして治療は新しい個別化治療へ 転移性膵がんにも希望の光か、膵肝同時動注療法という新手の登場

2012年1月

動注化学療法を推進してきた 平山敦さん 難治がん中の難治がんといわれる膵がんにも、希望の光が見えてきました。まだ標準治療ではありませんが、膵肝同時動注療法と呼ばれる治療法が高い効果を見せているようです。しかし、研究が進むにつれ、意外な展開になっています。 膵がんは、早期発見が難しく、手術できない例が多く、しかも進行が早く、予後がきわめて悪いことで知られています。たとえ手術できても、7割が再...

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難治の局所進行膵がん治療に効果を発揮 患者さんにとって治療の選択肢に!?膵がんの粒子線治療の可能性

2012年1月

膵がん治療への粒子線の効果拡大に臨む 外山博近さん 肝細胞がんや前立腺がんで有効例が集積されてきた粒子線治療。周辺臓器を避けてがん病巣へピンポイント照射ができ、がん細胞を死滅させる威力も備えていることから難治の膵がん治療への期待が寄せられている。その現状を紹介する。 ピンポイントでがん細胞を狙い撃ちがん治療に用いられる放射線には光子線(エックス線、ガンマ線など)と粒子線(陽子線、重粒子線な...

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免疫療法という治療法にも期待! 膵がん丸わかり完全図解

2012年1月

第4の治療法として免疫療法にも 期待がかかりますと話す 砂村眞琴さん 早期発見が難しいとされる膵がんですが、そもそも、膵臓ってどの位置にあるか、みなさんご存知ですか? ここでは膵臓の働きを含め、膵がんの基本について解説します。 Q 膵臓ってどんな臓器? 体のどこにあるの? 大きさは長さ15~20cm、幅3~4cm、厚み2cmくらい。 色は淡黄色をしていて、ちょうどトウモロコシを横にしたよ...

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分子標的薬をよく知り、QOLを保ちながら、自分らしい生活を送る 転移性腎がん治療が大きく変わったことはご存じですか?

2011年12月

「治療の選択肢が多くあることは 有利。QOLを維持した生活を 患者さんに過ごしてほしい」と話す 堀江重郎さん 転移性の腎がんは抗がん剤や放射線治療がほとんど効かず、治療の選択肢はサイトカイン療法に限られていたのですが、近年、有効な分子標的薬が相次いで登場するようになり、転移性腎がん治療の地図が大きく塗り変わっています。 ユニークながん「腎臓のがんは、基本的に転移がなければ手術治療が第1選択で...

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腎機能が低下しにくく、全生存率も高い 転移のない、小さな腎がんは「全摘」ではなく、「部分切除術」を!

2011年12月

腎部分切除術の技術の 普及に邁進する 近藤恒徳さん 腎臓は2つある臓器だから、がんが見つかったほうの腎臓は、摘除されることが多かった。しかし実際は、転移がなく、小さいがんの場合は、腎部分切除術による温存を検討すべきだという。ここ数年の累積データによって、日本でもその理由が明らかになってきた。 腎臓を部分的に切除する腎がんの手術法腎がんの手術には、腎臓をすべて摘出する「根治的腎摘除術」と、がん...

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ここ1~2年で新たな薬剤も登場! 効かなくなっても諦めなくていい前立腺がんのホルモン療法

2011年12月

前立腺がんは、 ホルモン療法が 効かなくなっても 色々な 治療法があると語る 窪田吉信さん 前立腺がんに欠かせない治療であるホルモン療法。身体への負担も少ない上、ほとんどの患者さんに効果があり、重要な治療の1つとしてあげられます。しかし、このホルモン療法が効かなくなった場合、どのような治療をすればいいのか、最新情報を交えてお伝えします。 ほとんどの患者さんに有効な治療「前立腺がんの治療のうち、...

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最先端放射線治療では、効果は同等、QOLは凌駕の結果~前立腺がんの手術と放射線治療どちらが上か

2011年12月

「手術と放射線治療の効果は 同等。患者さんは自分に合った 治療法を選んで欲しい」と話す 篠原信雄さん 手術か放射線治療か~。そう迷う前立腺がん患者さんは少なくないだろう。 果たしてその効果とQOL(生活の質)はどのように違うのか、それぞれの治療法を比較した臨床試験を基に検証した。 手術と放射線治療の生存率には差がないというが…… [前立腺がん患者さんは現在どの治療法を...

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共に戦っていくための、今知っておくべき最新情報 前立腺がんでも、長く健やかに過ごせる!新しい治療法と情報が満載

2011年12月

市民公開講座が開かれた東京「有楽町朝日ホール」の会場 「前立腺がん治療の最前線・共に戦っていくための、今知っておくべき最新情報」というテーマのもと、文部科学省がんプロフェッショナル養成プラン「南関東圏における先端的がん専門家の育成」9大学共同事業体・エビデンス社主催、ノバルティスファーマ株式会社協賛による第3回市民公開講座が、8月28日に開かれた。体への負担が少ない手術や放射線治療、次々に開発さ...

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手術可能なら原発巣も転移巣もまとめて切除。併用化学療法+分子標的薬に望み あきらめないで!大腸がんの腹膜播種でも根治、延命は可能!?

2011年12月

大腸がんの腹膜播種の研究に力を入れている 内藤正規さん 予後が極めて悪い大腸がんの腹膜播種に光明が差してきた。手術可能なら原発のがんと転移巣をできるだけ切除、FOLFOX、FOLFIRIなどの併用化学療法、分子標的薬の投与も追加すれば、治療成績が大幅に伸びることがわかってきた。 肝転移に次いで多い腹膜播種とは、がんの転移によって、腹腔内の臓器を覆っている腹膜に、あたかも種をまいたようにがんが広...

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