各種がん

乳腺全摘でも皮膚を残し、乳房を再建することができる 早期なら内視鏡手術で乳房は原型に近い形で残せる

2008年3月

川崎医科大 乳腺甲状腺外科講師の 中島一毅さん 乳房を残すなら美しく残そうと12~13年前、日本で開発されたのが「鏡視下乳房手術」だ。05年からこの手術を導入、現在まで約100例の実績があり、手術したことがほとんどわからないほどきれいに乳房を残すケースも多数手がけた、川崎医科大学乳腺甲状腺外科講師の中島一毅さんに「鏡視下乳房手術」の実際とその適応についてお話を伺った。 「トップレスで温泉に入れ...

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乳がん術後補助療法にアロマターゼ阻害剤を飲むこれだけの根拠 ホルモン受容体陽性の乳がんなら、術後にホルモン療法を

2008年3月

東京医科大学病院 乳腺科教授の 河野範男さん 乳がんの治療のなかで、ホルモン療法が非常に重要になってきています。ことに閉経後乳がん患者さんの場合、手術後に行う再発予防の補助療法では、従来のタモキシフェンに代わって、アロマターゼ阻害剤という新しいホルモン剤が注目されています。 この乳がんの補助療法について、最新知見も織り交ぜながらわかりやすく解説します。 女性ホルモンと受容体は鍵と鍵穴の...

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悪心・嘔吐から骨粗鬆症まで、やっかいな副作用の乗り切り方 抗がん剤、ホルモン剤治療の副作用と対策

2008年3月

福岡大学病院 腫瘍・血液・感染症内科部長の 田村和夫さん 乳がんの治療では抗がん剤、ホルモン剤による治療が欠かせない。しかし、この抗がん剤治療、ホルモン治療を効果的に生かすためには、副作用を上手くコントロールする必要がある。その副作用対策の第一人者である福岡大学病院教授の田村和夫さんにそのコツを聞く。悪心・嘔吐、食欲不振、そして脱毛乳がんは他のがんに比べると、抗がん剤やホルモン剤がよく効く。反面...

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難しい食道発声はもういらない。訓練なしで、自然に声が出せる 失われた声を回復する簡単「気管食道シャント法」

2008年3月

癌研有明病院頭頸科医師の 福島啓文さん 喉頭がんなどで声帯を失った場合、声の回復には食道発声などが勧められます。しかし、努力を重ねても習得できる人は限られています。これに対して、欧米ではプロヴォックスなど気管と食道をつないで肺の空気を声に変える「気管食道シャント法」が中心。訓練も不要で、より自然に近い発声ができます。最近日本でもようやく注目されてきました。 喉頭や下咽頭がんで声を喪失 [のど...

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ホルモン療法は前立腺がんの中心的な治療法 MAB療法は治療効果が高く、前立腺がんの進行を遅らせる

2008年2月

帝京大学医学部 泌尿器科学主任教授の 堀江重郎さん わが国における前立腺がんの治療は、限局がん、浸潤がんにおいては、ホルモン療法が中心になっています。 前立腺がんにホルモン療法が効くのは、前立腺がんの増殖に男性ホルモンが深く関わっているためです。 では、ホルモン療法とはどのような治療法なのかご紹介します。   ほりえ しげお 帝京大学医学部泌尿器科学主任教授。1960年生まれ。8...

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「前立腺がんと骨転移――上手にコントロールするためには?――」 骨転移はホルモン剤、ビスフォスフォネート剤を上手く使って治療しよう

2008年2月

札幌医科大学医学部 泌尿器科教授の 塚本泰司さん 札幌医科大学医学部泌尿器科教授で、同大学付属病院副院長の塚本泰司さんは、前立腺がん治療の専門家である。 前立腺がんの転移は骨転移が圧倒的に多く、痛みやしびれ・麻痺によって転移が発見されることが多い。 前立腺がんの初期にはホルモン療法が大きな効果を発揮するが、転移後の治療はビスフォスフォネートや放射線による治療がポイントだと、塚本さんは言う。 ...

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「前立腺がん市民フォーラム」 パネルディスカッション「進行がんでも、希望に生きる」再録 進行・再発しても、10年、20年の長期生存を目指して生きよう

2008年2月

総合司会をした 筑波大学大学院 人間総合科学研究科教授の 赤座英之さん 運悪く前立腺がんが進行したり再発しても、あきらめる必要は全然ありません。ホルモン療法をはじめとして、治療法はいろいろあります。 そのあたりの希望につながる話を「前立腺がん市民フォーラム」(主催 エビデンス社)のパネルディスカッションの中から再録してみましょう。   あかざ ひでゆき 筑波大学大学院人間総合科学...

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これだけは知っておきたい再発肺がんの治療 進化しつづける抗がん剤治療。希望を持ってがんと向かい合う

2008年1月

静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科部長の 山本信之さん 抗がん剤では再発・転移肺がんの治療が困難であるのは事実です。けれども、快適な人生をより長く続けることは可能です。 今回は肺がん治療のなかで、とくに治療が困難といわれる再発・進行肺がんの治療についてお話ししたいと思います。 1期も見えない転移が起こっている [進行度・組織型からみた転移のある可能性] まず最初に、肺がんの転移についてみて...

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再発・胃がん/大腸がんの治療 最初に正しい治療を受けることが再発予防になる

2008年1月

肝転移や肺転移も、簡単にあきらめる必要はない! がん研有明病院 消化器センター長の 山口俊晴さん できることならがんの再発は防ぎたいものです。そのための最良の方法は、最初にきちんとした治療を受けることに尽きます。仮に再発したとしても、再発を早く発見することによって、最近では治せるケースが出てきました。血液やリンパ液に運ばれた小さながんが大きくなるがんの「転移」や「再発」という言葉は、よく耳に...

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「がんサポート」創刊4周年記念シンポジウム パネルディスカッション「再発・転移を生きる」詳細報告

2008年1月

「あわてず、あせらず、あきらめず」で再発・転移を乗り切ろうパネルディスカッションの風景がんの再発・転移を告知されると、大きなショックを受ける人が多い。しかし、再発・転移しても、それで終わりというわけではない。しかも再発・転移に対しても治療は十分あるし、きちんと治療をすればQOL(生活の質)の高い生活も送ることができる。今回のシンポジウムでは、そのあたりを、総合司会の浜松オンコロジーセンター長の渡辺...

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