乳がん予防・治療中・治療後別「おいしいレシピ」 旬の素材でおいしくヘルシーに
2007年12月
『乳がんの人のためのレシピ』乳がんとニュートリション研究会編福田護・岡山慶子・加藤奈弥著法研 1,470円(税込) 乳がん予防・治療中・治療後の「元気が出る」食事法でご紹介した福田護さんのセオリーをベースに、フランス料理・薬膳料理研究家で中医薬膳師でもある加藤奈弥さんが開発したヘルシーでおいしいレシピを、治療中と予防・再発予防に分けてご紹介しましょう。 体をぽかぽか温めるスープや赤だし汁は...
2007年12月
『乳がんの人のためのレシピ』乳がんとニュートリション研究会編福田護・岡山慶子・加藤奈弥著法研 1,470円(税込) 乳がん予防・治療中・治療後の「元気が出る」食事法でご紹介した福田護さんのセオリーをベースに、フランス料理・薬膳料理研究家で中医薬膳師でもある加藤奈弥さんが開発したヘルシーでおいしいレシピを、治療中と予防・再発予防に分けてご紹介しましょう。 体をぽかぽか温めるスープや赤だし汁は...
2007年12月
『子宮頸がん治療ガイドライン』 (金原出版刊・税込2,520円) 日本婦人科腫瘍学会は、このほど子宮頸がんの標準的な治療を示す治療ガイドラインを発表した。しかし、今回のガイドラインでは、国内における子宮頸がん治療が手術で発展を遂げてきたことを考慮し、推奨基準「グレードA´」として手術を推奨。欧米で進歩し、確立されている同時化学放射線療法を「グレードB」にとどめている。果たして今回の指針は、真...
2007年11月
骨転移の標準治療薬は「ゾメタ」 ビスフォスフォネートは、欧米では約10年前より乳がん骨転移の標準的治療薬となっていますが、日本では、ようやく近年になって骨転移の治療薬として使えるようになりました。 ビスフォスフォネート製剤には、経口薬や注射薬などさまざまな薬剤があります。経口薬は主に骨粗鬆症の治療薬として使われています。注射薬としてはアレディアとゾメタが骨転移の治療薬として用いられています。ゾ...
2007年11月
東京大学名誉教授東京医科歯科大学分子腫瘍医学非常勤講師の渋谷正史さんがん治療において、がん転移の問題は常にひとすじ縄では解けない大きな課題となってきた。がんの転移はどういうタイミングで起こるのだろうか、どのように始まるのか……。がんの転移に対する疑問は次から次へとわいてくる。現在、こうしたがん転移のメカニズム、そして食い止める策は見つかりつつあるのだろうか。東京大学名誉教授の渋谷正史さんにお話をう...
2007年11月
東京大学医学部付属病院消化器内科講師の椎名秀一朗さん転移性肝がんの治療は肝切除が第1選択といわれてきたが、原発がんの悪性度や肝臓内外の病変の状態により切除の対象となるのは10~30パーセントだ。また、原発巣の切除後短期間で転移が見つかった患者さんや高齢者では再手術を希望しないことも多い。では、切除しない場合にはどんな治療法が主流になっているのだろうか。肝臓は転移の好発部位転移性肝がんとは、他の臓器...
2007年11月
東京医科大学病院呼吸器外科准教授の坪井正博さん肺転移は、別名「転移性肺がん」と呼ばれ、肺がんではない。ここはよく間違われやすいので、十分に注意する必要がある。どこかよその臓器から肺に飛んできたのが肺転移で、飛んできた元の臓器、細胞の性質を備えている。この肺転移と元々肺に生じた原発性肺がんとどう区別をつけるのか。そして治療はどうしたらいいのか。がんの発祥地が治療を左右するがん細胞が最初に発生した場所...
2007年11月
国立がん研究センター東病院消化器内科部長の大津 敦さん 胃がんや大腸がん、卵巣がんなどさまざまな臓器からがん細胞がこぼれ落ちて腹膜に転移してしまうのが腹膜播種だ。これは進行しないと見つけにくい、やっかいな転移がんの1つだ。ひと昔前では、抗がん剤の全身投与では腹膜播種は治せない、といわれていた。けれども最近では、TS-1やタキソールの登場で、腹膜播種の治療は大きく変わろうとしている。腹膜に種を播くよ...
2007年11月
東京女子医科大学脳神経外科主任教授の堀智勝さん「がんが脳に転移した」と聞くと、ひるむ人は少なくないだろう。それはたぶん、脳という体と命の司令塔までが、がんに侵されてしまった。これから、どうなるのか――という不安のためだと思うが、実際には、ほかのがんが脳に転移して起こる転移性脳腫瘍は、治療によってかなりの高確率で取り除くことができる。そんな転移性脳腫瘍の見分け方、症状、治療方法などについて、解説する...
2007年11月
国立がん研究センター中央病院婦人科医長の加藤友康さん卵巣がんと子宮体がんでは、近くの骨盤リンパ節だけでなく、もっと広く郭清(切除)することがあります。このリンパ節拡大郭清は手技が難しく、しかもリンパ浮腫や腸閉塞などの合併症が起こりやすいともいわれます。リンパ節の拡大郭清の意義と合併症対策を考えます。大動脈周囲リンパ節への転移[子宮体がん・卵巣がんの所属リンパ節]子宮体癌取り扱い規約(第2判)金原出...
2007年11月
国立がん研究センター東病院 内視鏡部消化器内科の 吉野孝之さん 2007年6月、大腸がん治療の新しい選択肢として、アバスチン(一般名ベバシズマブ)が登場した。海外ではすでに転移性大腸がんの標準治療として用いられており、本邦での大腸がん患者さんの期待も大きい。その一方で、製造販売承認から1年で承認され、臨床現場へ導入されたことから、国内での使用経験が少ない状況にある。このようななか、アバスチン...