各種がん

局所進行がん治療だけでなく、早期がんでも手術に匹敵する治療成績 進行度別に見る「肺がんの放射線治療」

2007年7月

北里大学病院放射線部部長の 早川和重さん 肺がんの放射線治療は、治療技術の進歩によって大きく変わってきた。 局所制御率が向上することで、早期がんに対しては、手術に匹敵する治療成績を上げるまでになっている。 また、局所進行がんには抗がん剤との併用療法が行われ、骨や脳の転移巣を伴う進行がんに対しても対症的に放射線治療が行われている。照射技術と画像診断の進歩が早期がんの治療を変えた一般に、がんは早期のも...

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乳がんホルモン療法最新レポート アロマターゼ阻害剤の臨床での使い方、3種類の使い分け方を学ぶ

2007年6月

川崎医科大学病院 乳腺甲状腺外科准教授の 紅林淳一さん 乳がんのホルモン療法はホルモン剤の開発により飛躍的な進歩を遂げている。 そのなかで最近注目を集めているのがアロマターゼ阻害剤。 なかでもこれを臨床的にどう使っていけばいいのか、3種類のアロマターゼ阻害剤をどう使い分けていけばいいのかが注目されている。 乳がんのホルモン療法は薬の開発で進歩した ザンクトガレン国際乳がん会議で発表する紅林...

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前立腺がんホルモン療法後の副作用 ほてりに対するSSRIの効果

2007年6月

昭和大学泌尿器科学教室の 直江道夫さん 前立腺がんのホルモン療法により誘発されるホットフラッシュ(ほてり)に詳しい昭和大学泌尿器科助手の直江道夫さんに、その対策をうかがいました。 ホルモン療法の副作用対策は? ホットフラッシュには、SSRIが有効 ホルモン療法は前立腺がんのどのステージでも使える全身的な治療法といえますが、副作用も気になります。前立腺がんのホルモン療法を多く行っている昭和大...

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自分に最適の治療法を選ぶために 前立腺がんの最先端放射線治療を比較する

2007年6月

前立腺がんの放射線治療には、新しい治療法が続々と登場してきた。治療法によって、対象としている患者が若干異なるし、治療期間や治療費もさまざまである。自分に相応しい放射線治療を選択するためには、治療法について知っておくことが大切。治療に携わっている専門の医師に、それぞれの治療法の特徴について教えていただいた。 放射線をより多く照射し副作用を減らす工夫 前立腺がんの放射線治療は、新しい治療法の登場で大...

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可能性を秘めた治療法だが、がん制御率で今イチ、副作用も 傷が小さく、何度でも治療できる超音波集束療法

2007年6月

帝京大学医学部付属病院 泌尿器科講師の 武藤智さん 強力な超音波を集束させることによって強力なエネルギーをつくり出し、がんを焼く。 この高密度焦点式超音波療法(HIFU)は、傷が小さく、高齢者にもやさしく、手術や放射線の適応からはずれても受けられるし、何度でも受けられる。ただ、他の治療法に比べてがん制御率が今イチで、排尿障害も強く出る危険性がある点は注意をする必要がある。 98度の熱で瞬時にが...

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傷が小さく、痛みと合併症のリスクが少ない手術 技術格差の大きな腹腔鏡下手術は熟達医を選べ

2007年6月

慶應義塾大学病院の 中川健さん 従来高度先進医療として進められてきた前立腺がん治療の腹腔鏡下前立腺摘除術は、2006年から保険適用となった。 この手術の実績ナンバーワンを誇る慶應義塾大学病院泌尿器科では、死亡率ゼロの好成績を収めている。同病院専任講師の中川健さんから、腹腔鏡のメリットや治療法選択のポイントをうかがった。 日本でダントツの症例数 モニター画面に映し出された様子を見ながら手術す...

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ビスフォスフォネート製剤によるがんの進行抑制と痛みのコントロール 前立腺がんにおける骨転移治療

2007年6月

北里大学医学部泌尿器科講師の 佐藤威文さん 前立腺がんは、乳がん、肺がんと並んで「骨転移」を起こしやすいがんです。 進行性前立腺がんの80パーセント以上に骨転移が認められるといいます。 患者さんのQOL(生活の質)や予後を左右する骨転移とそれに伴う諸症状および治療について、北里大学病院泌尿器科講師の佐藤威文さんにうかがいました。 自覚症状に乏しい早期骨転移が現れるD2期 前立腺がん症例の骨...

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間欠療法、交代療法、そして「効かない抗がん剤」に突破口が開かれた 再燃前立腺がんの最新治療

2007年6月

大阪大学病院泌尿器科講師の 西村和郎さん 効くホルモン療法が効かなくなってくると、前立腺がんは別の顔を見せるようになる。困難でやっかいな面だ。 昔は有効な治療法がなかったが、最近は少しずつだが、優れた治療法が登場してきている。その新しい治療法を紹介しよう。 [ホルモン療法の経過] 前立腺がんは、一般的には比較的進行が遅く、ホルモン療法もよく効き、コントロールのしやすいがんとされてい...

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進行再発乳がんのホルモン療法 タモキシフェンよりもアロマターゼ阻害剤のほうが効果がある。そして……

2007年5月

埼玉医科大学乳腺腫瘍科教授の 佐伯俊昭さん 進行再発乳がんの基本となる治療指針 進行再発乳がんでは、がん細胞はすでに全身に広がっていると考えられる。そのため、治療法としては、ホルモン療法か化学療法の全身療法が選択される。これらをどう進めていくかを示した治療指針として、「ホルトバギーのアルゴリズム(治療手順)」がよく知られている。 この治療指針では、女性ホルモンに対する感受性の有無が、治療法を選...

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ザンクトガレン乳がん国際会議2007レポート HER2評価によって見えてきた乳がんの新たな治療法

2007年5月

春の陽光が暖かく降りそそぐスイスの古都ザンクトガレンにて、第10回乳がん初期治療に関する国際会議が開催されました。 この会議は、1978年以来3年ごとに(2001年からは隔年ごと)ザンクトガレンの街で開かれており、世界的にも大きな注目を集めています。 3月14日~17日の期間中、同地には世界中から数多くの乳がん専門家が集結します。 今年の会議は、予防、検診、診断、病理診断、ホルモン療法...

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