各種がん

CVポート&ポンプを駆使した抗がん剤治療の長所と短所 「ながら」化学療法を受ける新時代の生き方

2007年9月

国立病院機構大阪医療センター 外科医長の 三嶋秀行さん 大腸がんの治療といえば、昔は手術しかなかった。しかし、ここ数年で大腸がんの治療は抗がん剤の飛躍により大きく変わってきた。とりわけ抗がん剤を持続的に注入するCVポートとポンプを導入することによって、患者さんは入院による治療から解放され、普通の日常生活を送りながら治療を受けられることになった。 治療の選択肢が広がった大腸がんの化学療法 ...

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渡辺亨チームが医療サポートする:若年性乳がん編

2007年8月

サポート医師・渡辺亨 医療法人圭友会 浜松オンコロジーセンター長 わたなべ とおる 1955年生まれ。80年、北海道大学医学部卒業。 同大学第1内科、国立がん研究センター中央病院腫瘍内科、米国テネシー州、ヴァンダービルト大学内科フェローなどを経て、90年、国立がん研究センター中央病院内科医長。 2003年、山王メディカルプラザ・オンコロジーセンター長、国際医療福祉大学教授。 現在、医療法人圭...

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渡辺亨チームが医療サポートする:子宮体がん編

2007年8月

サポート医師・杉山徹 岩手医科大学病院 産婦人科主任教授 すぎやま とおる 78年久留米大学医学部卒業、同大学病院研修医、国立小倉病院勤務。 80年国立久留米病院勤務。以後、久留米大学病院、唐津赤十字病院、聖マリア病院など勤務。 85年久留米大学医学部助手。 90年久留米大学医学部講師。 98年久留米大学医学部助教授。 2002年から現職 おりものに不安を抱いたのが的中。専門病院で「子宮体が...

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科学的視点を持ち、それに基づいて治療することが患者の利益につながる 肺がんの分子標的薬の現在

2007年7月

千葉大学医学部付属病院 呼吸器内科講師の 滝口裕一さん 多くの分子標的薬が登場し、あるものは実際の治療で効果をあげ、あるものは期待されたほどの効果をあげずにいる。 分子標的薬というだけで、全てが有効性の高い新薬とは限らない。ただし、有望な分子標的薬が存在することも、また事実である。 その薬剤をどの患者さんに使えば良いのか。どのように使ったら良いのだろうか。 色々な研究から、その答えを導かねばなら...

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局所進行がん治療だけでなく、早期がんでも手術に匹敵する治療成績 進行度別に見る「肺がんの放射線治療」

2007年7月

北里大学病院放射線部部長の 早川和重さん 肺がんの放射線治療は、治療技術の進歩によって大きく変わってきた。 局所制御率が向上することで、早期がんに対しては、手術に匹敵する治療成績を上げるまでになっている。 また、局所進行がんには抗がん剤との併用療法が行われ、骨や脳の転移巣を伴う進行がんに対しても対症的に放射線治療が行われている。照射技術と画像診断の進歩が早期がんの治療を変えた一般に、がんは早期のも...

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読み方のポイントと、簡単にかつ正しくわかる「推奨できる治療法」 『肺癌診療ガイドライン』をわかりやすく読み解く

2007年7月

国立がん研究センター中央病院院長の 土屋了介さん 日本人の死亡原因の第1位はがん。なかでも肺がんが死亡数のトップを占める。 2003年の統計では年間死亡者数は約5万7000人に上っている。死亡者数が多いのは、完治が難しい“難治がん”だからで、それだけになおさら、自分の症状に応じた最善の治療法をいかに選択するかが重要であり、判断の目安として参考にしたいのが『診療ガイドライン』だ。 最新版である『E...

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検査体制の充実と医療技術の進歩が早期肺がんの治療を変えた これだけは知っておきたい! 肺がんの基礎知識

2007年7月

九州大学大学院医学研究院 呼吸器科教授の 中西洋一さん 福岡大学医学部外科教授の 白日高歩さん   日本人のがんによる死亡率トップで、最も怖いとされるのが「肺がん」だ。痛みなどの自覚症状がないため発見が遅く、がんが見つかったときには進行しているケースが多いと言われている。 死亡率が高いその一方で肺がんを克服し、元気に家庭生活を送ったり、社会復帰したりする人も少なくない。 では、難...

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心身の苦痛は我慢せず医療者に訴える 治療前後から始まる痛みや息苦しさは改善できる!

2007年7月

静岡がんセンター 緩和医療科医長の 田中桂子さん 肺がんでは、治療前後の早い時期から多くの患者さんが痛みや息苦しさ、倦怠感などの苦痛を感じている。 エビデンスに基づく治療法、セルフケア法にはどんなものがあるのか、緩和医療の第一人者・静岡がんセンター緩和医療科医長の田中桂子さんにうかがった。 緩和ケアは治療の早期から、つらさがあればスタート 静岡がんセンターでは、緩和医療科や精神腫瘍科の医師、がん...

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自分に最適の治療法を選ぶために 前立腺がんの最先端放射線治療を比較する

2007年6月

前立腺がんの放射線治療には、新しい治療法が続々と登場してきた。治療法によって、対象としている患者が若干異なるし、治療期間や治療費もさまざまである。自分に相応しい放射線治療を選択するためには、治療法について知っておくことが大切。治療に携わっている専門の医師に、それぞれの治療法の特徴について教えていただいた。 放射線をより多く照射し副作用を減らす工夫 前立腺がんの放射線治療は、新しい治療法の登場で大...

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可能性を秘めた治療法だが、がん制御率で今イチ、副作用も 傷が小さく、何度でも治療できる超音波集束療法

2007年6月

帝京大学医学部付属病院 泌尿器科講師の 武藤智さん 強力な超音波を集束させることによって強力なエネルギーをつくり出し、がんを焼く。 この高密度焦点式超音波療法(HIFU)は、傷が小さく、高齢者にもやさしく、手術や放射線の適応からはずれても受けられるし、何度でも受けられる。ただ、他の治療法に比べてがん制御率が今イチで、排尿障害も強く出る危険性がある点は注意をする必要がある。 98度の熱で瞬時にが...

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