各種がん

大腸がん

開腹手術との比較では、術後早期合併症や生存率には差がなくなりつつある 増え続ける腹腔鏡下手術。いまどこまで可能なのか

2011年12月

「近い将来、大腸がん手術は 腹腔鏡下手術が標準になる かもしれません」と語る 西澤雄介さん 大腸がんの腹腔鏡下手術が行われるようになったのは20年ほど前のこと。 低侵襲で、術後の回復も早いとして、いっきに導入が広まってきた。進行がんや直腸がんなど、開腹手術のほうが向いているとされるケースがあるなかで、手術技術の進歩や経過の蓄積から、今後を見通したい。 標準治療となる可能性のある大腸がん腹腔鏡下...

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FOLFOX・FOLFIRIを軸に、さらなる組み合わせに可能性 組み合わせがカギ、再発大腸がんの最新化学療法

2011年6月

患者さんの経済性も考える 加藤健志さん アバスチン上乗せ効果のような、新たな組み合わせを期待したい、進行・再発大腸がんの化学療法。 そこで、抗がん剤と分子標的薬の組み合わせの現状を確認してみる。 新しい抗がん剤の登場で再発大腸がんの治療が可能にかつては不治の病とまで言われた大腸がんの再発だが、2000年以降には新薬の開発が順調に進み、近年になって他のがんでも効果を発揮している分子標的薬の有効性...

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副作用の管理が重要。化学療法は「日常生活を取り戻すためのもの」だから 高齢者の大腸がん化学療法はどのように行われるの?

2011年6月

「副作用は我慢せずに、きちんと 医師に伝えてください」と話す 山﨑健太郎さん これまで多くの臨床試験が行われてきたが、実際に登録された患者さんは75歳以下の元気な方が多く、それ以上の高齢の患者さんに臨床試験から得られたエビデンス(科学的根拠)をそのまま当てはめて良いかどうかは不明である。 この臨床試験の空白部分にいる高齢の患者さんに対して、どのような治療がいいのだろうか。 大腸が...

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KRAS遺伝子検査で分子標的薬の効果・副作用を事前に知る 大腸がんの個別化医療を支える遺伝子検査とは?

2011年6月

遺伝子検査の重要性を訴える吉野孝之さん がん治療はより個別化医療に突入した。それは、大腸がんにおいても例外ではない。分子標的薬アービタックスやベクティビックスの効果、さらにはイリノテカンの副作用を事前に知るために、どのような検査が行われているのだろうか。 期待される抗EGFR抗体薬近年、大腸がんなどにおいて、分子標的薬治療が大きな注目を集めている。分子標的薬はがん細胞だけを攻撃することが期待さ...

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大腸がん治療の1次治療に、新たな選択肢が登場 分子標的薬と抗がん剤の併用で生存期間が延長した

2011年1月

国立がん研究センター中央病院 消化管腫瘍科消化管内科長の 島田安博さん 次々に登場する進行・再発大腸がんの治療薬のなかで、分子標的薬の1つ、アービタックスの効果に大きな期待が寄せられている。 日本癌治療学会で、2010年に改訂された『大腸癌治療ガイドライン』におけるアービタックスの位置づけについて報告された、国立がん研究センター中央病院消化管腫瘍科消化管内科長の島田安博さんに、その効果・副作用...

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局所再発を抑えるだけでなく、排便・排尿障害や性機能障害など重い術後障害を回避できる可能性も! 人工肛門よ、さよなら! 直腸がんの術前化学放射線療法

2011年1月

帝京大学医学部外科教授の 渡邉聡明さん 直腸がんの手術後、一定頻度で起こる局所再発を抑えるため、日本では手術に伴う直腸周辺のリンパ節切除(専門的に側方リンパ節郭清と呼ばれる)が行われてきた。しかし、この治療法では、排尿障害や性機能障害といったQOL(生活の質)の著しい低下を来す可能性がある。そこで、これらの障害を回避するために、欧米で実施されている術前化学放射線療法が日本でも注目されつつある。...

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延命効果に加え、副作用やQOLを考慮してキードラッグを選ぶのがポイント 新分子標的薬の登場で、大腸がん治療の選択肢がさらに増えた

2011年1月

東京医科歯科大学大学院 腫瘍外科教授の 杉原健一さん ここ数年、大腸がんの分野では新たな分子標的薬の承認が相次ぎ、10年4月にはベクティビックスが承認された。 これで大腸がん治療のキードラッグは、すべて出そろったことになる。 大腸がん治療はどう変わったのか、最新版の「治療ガイドライン」に基づいて解説していただいた。 新しい治療薬の登場で生存期間が延長した 1980年代まで、大腸がんは薬が効...

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手術後の癒着防止材や腸閉塞を防ぐ薬が登場、患者さん自身の食生活の改善も肝心 消化器がん手術後の腸閉塞は、この対策で減らせる

2010年11月

東邦大学医療センター 大森病院消化器センター 外科准教授の 船橋公彦さん 胃がんや大腸がんの外科療法では、開腹手術の後遺症として腸閉塞(イレウス)に悩まされる人が少なくありません。 中には再手術を余儀なくされる人もいて、術後の腸閉塞対策は、患者さんのQOL(生活の質)向上に欠かせないものとなっています。 最近では腸閉塞の予防に役立つ癒着防止材や薬も普及しています。 術後数年してから起こる...

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副作用対策をきちんとしながら薬の効果を最大限に発揮させる 再発しても3年を目指せ! 大腸がんの最新化学療法

2010年6月

国立がん研究センター東病院 消化器内科医長の 土井俊彦さん 大腸がんの化学療法は長く治療の中心だった5-FUに加え、カンプト/トポテシンやエルプラットが登場。さらに、分子標的薬が開発され、治療効果は格段に向上した。国立がん研究センター東病院消化器内科医長の土井俊彦さんは「5年前なら1年を目指して頑張りましょうと言っていたのが、今では状態のよい人ならば2年~3年を目指して化学療法をしましょうと言...

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FOLFOX療法による術後補助化学療法は、日本でも標準治療となる 大腸がんの再発予防の決め手はこれだ

2010年6月

愛知県がんセンター中央病院 薬物療法部部長の 室 圭さん 進行再発大腸がんの治療法として広く普及しているFOLFOX療法が、09年から手術後の再発予防を目的とした治療にも使えるようになった。手術後のFOLFOX療法を行うことで、大腸がんが再発する割合を減らし、結果、治癒する患者の割合が増える。 それだけに多くの患者さんに知って欲しい治療法だ。 3期は手術しても30パーセントが再発 大腸がんは...

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