各種がん

大腸がん

西洋型の食事は、大腸がんを再発させやすい

2007年12月

大腸がんの食事常識のウソ。食物繊維の摂りすぎは、大腸がんを促進するかもしれない 健保連大阪中央病院 消化器科部長の 石川秀樹さん がんのなかでも、大腸がんは、食事と関係が深いと言われてきた。ところが、今まで大腸がんにならないようにするための食事の研究は多くされてきたが、大腸がんになった人がどんな食事を摂ったらいいのかについては、まだよく分かっていない部分が多い。しかし、最近、食物繊維や乳酸菌...

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アバスチンの恩恵を最大限に受けるために アバスチン登場で大腸がん治療はどう変わる?

2007年11月

国立がん研究センター東病院 内視鏡部消化器内科の 吉野孝之さん 2007年6月、大腸がん治療の新しい選択肢として、アバスチン(一般名ベバシズマブ)が登場した。海外ではすでに転移性大腸がんの標準治療として用いられており、本邦での大腸がん患者さんの期待も大きい。その一方で、製造販売承認から1年で承認され、臨床現場へ導入されたことから、国内での使用経験が少ない状況にある。このようななか、アバスチン...

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大腸(結腸)がんの診断から治療まで 「大腸癌治療ガイドライン」をやさしく読み解くために

2007年9月

東京都立駒込病院外科部長の 高橋慶一さん 近年、増加が著しいのが大腸がんだ。がんのなかでは割合タチがよく、早期に見つかればほぼ完治が可能にも関わらず、自覚症状が出にくいこともあって、早期発見が難しいがんでもある。今回は大腸がんのなかでも結腸がんについて、『大腸癌治療ガイドライン』作成委員会の委員でもある東京都立駒込病院外科部長、高橋慶一さんに解説をお願いした。 内視鏡で形態を肉眼分類 『...

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注目される術前放射線化学療法、そして放射線による機能低下の改善 下部直腸がんに対する治療のベストチョイス

2007年9月

千葉県がんセンター 消化器外科主任医長の 早田浩明さん 大腸がんの治療はそう難しくないといわれる。しかし、直腸がんは別だ。とくに直腸の下部にできたがんは、転移が多く、リンパ節を郭清しようとすると排便や排尿、性機能に障害が起こりやすい。また人工肛門の危機も。これを術前放射線化学療法の導入によって乗り切ろうとする医療機関が増えているが、そこにも新たな問題が……。 リスクが大きい下部直腸がん治...

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CVポート&ポンプを駆使した抗がん剤治療の長所と短所 「ながら」化学療法を受ける新時代の生き方

2007年9月

国立病院機構大阪医療センター 外科医長の 三嶋秀行さん 大腸がんの治療といえば、昔は手術しかなかった。しかし、ここ数年で大腸がんの治療は抗がん剤の飛躍により大きく変わってきた。とりわけ抗がん剤を持続的に注入するCVポートとポンプを導入することによって、患者さんは入院による治療から解放され、普通の日常生活を送りながら治療を受けられることになった。 治療の選択肢が広がった大腸がんの化学療法 ...

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ASCO2006 大腸がん編 次々に出てくる新しい大腸がんの化学療法。が、副作用や経済的問題点も

2006年8月

慶應義塾大学 包括先進医療センター教授の 久保田哲朗さん 2006年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)における消化器がん分野の報告では、前年に引き続き、進行・再発大腸がんの化学療法でめざましい成果が発表された。しかし、一方では、副作用や医療経済面での問題点も明らかにされた。慶應義塾大学病院教授の久保田哲朗さんに消化器がんの最新の治療法とその動向についてうかがった。 奏効率60%の時代。しかし...

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誤解だらけの遺伝性・家族性の大腸がん 欠かせない早期発見・治療とカウンセリング、そして社会的支援とケア

2006年6月

杏雲堂病院副院長の 岩間毅夫さん 大腸がんの中でも、遺伝性の要因が発症に深く関与していると考えられるのが家族性大腸腺腫症(FAP)と遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)。発生頻度の少ない疾患だが、一般のがんが手術をすれば一応の治療目的を達するのに、手術は治療の始まりにすぎず、一生を通じて、あるいは世代を超えた長期戦略でのぞまなければならないのがこれらの疾患だ。遺伝性ということで世の中の誤...

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分子標的薬と抗がん剤併用による大腸がん休眠療法 何を投与するかよりも、どのくらいの量を投与するかが決めて

2006年6月

金沢大学がん研究所助教授の 高橋豊さん 海の向こうでは、すでにアバスチンとアービタックスという分子標的薬が進行再発大腸がんの標準治療薬になっている。その足音がひたひたとこちらにも近づいている。その分子標的薬の視座から今日の抗がん剤治療をのぞき見ると、そこから何が浮かび上がってくるか。血管新生阻害剤の先駆けである金沢大学がん研究所の高橋豊さんに聞く。 血管新生阻害剤の第1号 大腸がんの抗がん...

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QOLが向上する直腸がんの術前放射線化学療法 肛門近くにがんができても、肛門機能を温存し人工肛門を回避する

2006年6月

福島県立医科大学 第2外科学教授の 竹之下誠一さん 大腸がんの中でも、直腸がんになるとやっかいだ。かつては、肛門を切除して人工肛門をつける手術が一般的だった。1960年代には、直腸がん患者の約6割が人工肛門になったとされる。今ではかなり少なくなっているが、それでもがんが肛門近くにできると人工肛門になる。この壁を放射線化学療法を導入することによって打ち破ろうとしている医療機関がある。それを紹介し...

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再発してもあきらめる必要はない。次々に出現する新しい抗がん剤治療の手 再発大腸がんの最新化学療法

2006年6月

国立がん研究センター東病院 消化器内科部長の 大津敦さん 進行・再発した大腸がん患者に対する化学療法は、ここ5年ほどの間に劇的な変化を遂げつつある。数多くの新しい薬剤が登場して、大幅な生存期間の延長が証明されている。現状では、残念ながら大腸がんの30パーセントほどは手術後に再発する。しかし、運悪く再発してもあきらめることはない。日本でも世界標準の化学療法が受けられる日が近づきつつある。進行・...

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