各種がん

大腸がん

局所再発を抑えるだけでなく、排便・排尿障害や性機能障害など重い術後障害を回避できる可能性も! 人工肛門よ、さよなら! 直腸がんの術前化学放射線療法

2011年1月

帝京大学医学部外科教授の 渡邉聡明さん 直腸がんの手術後、一定頻度で起こる局所再発を抑えるため、日本では手術に伴う直腸周辺のリンパ節切除(専門的に側方リンパ節郭清と呼ばれる)が行われてきた。しかし、この治療法では、排尿障害や性機能障害といったQOL(生活の質)の著しい低下を来す可能性がある。そこで、これらの障害を回避するために、欧米で実施されている術前化学放射線療法が日本でも注目されつつある。...

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延命効果に加え、副作用やQOLを考慮してキードラッグを選ぶのがポイント 新分子標的薬の登場で、大腸がん治療の選択肢がさらに増えた

2011年1月

東京医科歯科大学大学院 腫瘍外科教授の 杉原健一さん ここ数年、大腸がんの分野では新たな分子標的薬の承認が相次ぎ、10年4月にはベクティビックスが承認された。 これで大腸がん治療のキードラッグは、すべて出そろったことになる。 大腸がん治療はどう変わったのか、最新版の「治療ガイドライン」に基づいて解説していただいた。 新しい治療薬の登場で生存期間が延長した 1980年代まで、大腸がんは薬が効...

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大腸がん治療の1次治療に、新たな選択肢が登場 分子標的薬と抗がん剤の併用で生存期間が延長した

2011年1月

国立がん研究センター中央病院 消化管腫瘍科消化管内科長の 島田安博さん 次々に登場する進行・再発大腸がんの治療薬のなかで、分子標的薬の1つ、アービタックスの効果に大きな期待が寄せられている。 日本癌治療学会で、2010年に改訂された『大腸癌治療ガイドライン』におけるアービタックスの位置づけについて報告された、国立がん研究センター中央病院消化管腫瘍科消化管内科長の島田安博さんに、その効果・副作用...

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手術後の癒着防止材や腸閉塞を防ぐ薬が登場、患者さん自身の食生活の改善も肝心 消化器がん手術後の腸閉塞は、この対策で減らせる

2010年11月

東邦大学医療センター 大森病院消化器センター 外科准教授の 船橋公彦さん 胃がんや大腸がんの外科療法では、開腹手術の後遺症として腸閉塞(イレウス)に悩まされる人が少なくありません。 中には再手術を余儀なくされる人もいて、術後の腸閉塞対策は、患者さんのQOL(生活の質)向上に欠かせないものとなっています。 最近では腸閉塞の予防に役立つ癒着防止材や薬も普及しています。 術後数年してから起こる...

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副作用対策をきちんとしながら薬の効果を最大限に発揮させる 再発しても3年を目指せ! 大腸がんの最新化学療法

2010年6月

国立がん研究センター東病院 消化器内科医長の 土井俊彦さん 大腸がんの化学療法は長く治療の中心だった5-FUに加え、カンプト/トポテシンやエルプラットが登場。さらに、分子標的薬が開発され、治療効果は格段に向上した。国立がん研究センター東病院消化器内科医長の土井俊彦さんは「5年前なら1年を目指して頑張りましょうと言っていたのが、今では状態のよい人ならば2年~3年を目指して化学療法をしましょうと言...

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FOLFOX療法による術後補助化学療法は、日本でも標準治療となる 大腸がんの再発予防の決め手はこれだ

2010年6月

愛知県がんセンター中央病院 薬物療法部部長の 室 圭さん 進行再発大腸がんの治療法として広く普及しているFOLFOX療法が、09年から手術後の再発予防を目的とした治療にも使えるようになった。手術後のFOLFOX療法を行うことで、大腸がんが再発する割合を減らし、結果、治癒する患者の割合が増える。 それだけに多くの患者さんに知って欲しい治療法だ。 3期は手術しても30パーセントが再発 大腸がんは...

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必ずしも「肛門温存のほうがいい」というわけではない 直腸がんの手術前に知っておきたい人工肛門と肛門温存療法の長所・短所

2010年6月

東京逓信病院 人間ドックセンター長・ 消化器一般外科兼務の 森田博義さん 誰しも、残せるものなら肛門を残し、自然な排便を願う。しかし、肛門を温存できたとしても肛門機能に失調が起こるとすれば、どうだろうか。人工肛門と肛門温存療法のメリット・デメリットをまとめてみた。 人工肛門と肛門温存どちらがいいの? [大腸の構造] 直腸がんが、肛門に近いと人工肛門を造設する必要がある。がんの下端が肛門...

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「手術+化学療法」のコンビネーションで根治をめざす 大腸がんの肝転移には「治療戦略」が大切

2010年6月

北里大学医学部 外科学診療講師の 佐藤武郎さん 通常、転移があると、手術による治療が難しいが、大腸がんの肝転移は肝臓に留まっていることが多いため、治療の基本は手術です。しかし、手術単独の治療には限界もあり、手術+化学療法など、「手術+手術以外の治療法」を組み合わせるという治療戦略を立てることが大切です。 肝臓への転移の割合が最も高い [結腸がん・直腸がんにおける初発再発部位別再発率の比較] ...

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「いかに肛門を残すか」から、「いかに肛門機能を維持するか」へ 下部直腸がんになっても、大丈夫! 「究極の肛門温存術」

2010年2月

国立がん研究センター東病院 大腸骨盤外科の 西澤雄介さん 直腸がんの場合、肛門に近い下部にがんができると人工肛門になる率が高くなります。 これを克服する方法として、普及しつつあるのが肛門を締める2つの括約筋のうち、内肛門括約筋だけを切除する手術です。 1999年からこの手術法を導入している国立がん研究センター東病院大腸骨盤外科では、すでに治癒率では差がないといいます。 下部直腸がんの半数が人工...

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経口剤TS-1を用いるIRIS療法にFOLFIRI療法と同等の効果を証明 大腸がん化学療法の新時代が到来

2010年1月

高知医療センター 腫瘍内科科長の 辻晃仁さん FOLFOX、FOLFIRIは、進行大腸がんに対する標準化学療法である。 どちらも5-FUの持続静注を伴うのが特徴だが、2日間にわたる持続静注は、患者さんにとって負担が大きい。 そこで、TS-1が5-FU持続静注の代わりになることを期待し、IRISとFOLFIRIの比較試験が行われた。 その結果、IRISはFOLFIRIに劣っていないことが証明され...

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