闘病記

乳がんの全身転移と闘いながらフル回転で創作活動を続ける、漫画原作者・有里紅良さん がんは気合で治せる病気ではないが、気合で生き続けられる病気です

2009年11月

有里 紅良 ありさと あから 1961年、北海道生まれ。虫プロダクションに所属。フィルム編集に20年間従事し、デジタル化に伴い、引退。プロデビューした夢来鳥ねむの原作協力をするうち、本格的に作品の設定づくりに関わるようになり、自らも小説の執筆を行う。現在、有限会社La・Moonの代表取締役を務め、企画・脚本・演出と、多岐にわたるアイディア力・構成力でイベントを作り続ける しこりを1年以上放置 ...

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人生イコール、プロレス。だから腎臓1つでもリングに立つ! 腎臓がんから奇跡の復帰を果たした“絶対王者”プロレスラー・小橋建太さん

2009年10月

こばし けんたプロレスリング・ノア所属。プロ入り後、人一倍のトレーニングでプロレス界を代表するレスラーになる。01年に肘、膝など5度の手術で長期欠場。復帰後、GHCヘビー級王座を獲得すると13度連続防衛に成功し、絶対王者と呼ばれる。06年6月、腎臓がんが見つかり、7月に摘出手術。07年12月2日、日本武道館大会で546日ぶりに奇跡の復活をとげる。 腎がんで片方の腎臓を摘出したスポーツ選手が、現役...

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「命を使ってやるべきこと」に気づいたのはラッキーです 他人の痛みを自分の痛みとして感じられるようになった 元NHKキャスター/フリーアナウンサー・松本陽子さん

2009年10月

まつもと ようこ18歳で父をがんで亡くし、自らも33歳のとき、子宮頸がんを発症。闘病中に「患者さんのために、役に立つことがしたい」と決意し、当時勤務していたNHK松山放送局を退職。その後、患者・家族会「愛媛がんサポートおれんじの会」を設立。患者力の向上を目指す。がん対策推進協議会患者委員も務め、安心できるがん医療の構築に向けて奔走中。 08年に活動を開始したがん患者・家族会の「愛媛がんサポートお...

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多重がんに襲われた脳外科医が、がんになって学んだものとは? がんで死ねたら幸せと思い込む。それが私の死との向き合い方

2009年9月

冨田伸さん(脳神経外科医、緩和ケア病棟顧問) とみた しん 1970年、東京医科歯科大学卒業。国保旭中央病院に赴任。以来、約40年間にわたり、同院の脳神経外科医として地域医療に携わる。91年から千葉東部ターミナルケア研究会代表を務め、99年より旭中央病院の緩和ケア病棟部長を兼任。現在は緩和ケア病棟顧問を務める。自身も、04年大腸がんが発覚。以後、甲状腺がん、前立腺がん、膀胱がんとつき合いながら、...

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怖い、逃げたい、戻りたい…。現実を受け入れて闘い、復帰へ 人気アイドル・吉井 怜さんを襲った「白血病」という運命の悪戯

2009年9月

よしい れい女優。ホリ・エージェンシー所属。1982年3月18日生まれ。身長155cm。東京都出身。2009年4月開始の昼ドラ「エゴイスト」(東海テレビ)では、川島なお美演じるトップ女優の隠し子を熱演。著書に『神様、何するの…』(幻冬舎、現在幻冬舎文庫)がある。最新写真集は『S/M Rei Yoshii』(ワニブックス)公式ブログ「Aquamarin18」 がんという病気は、人生のいちばん意地...

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「人間は暗いところから生まれ、死ねばまたそこに帰って行く」という空海の哲学を知り、死の恐怖が消えた 小説家/脚本家・早坂 暁 × 鎌田 實

2009年9月

「がん」で絶望の淵にあったとき、音楽に触れて魂の本音がほとばしり出た テレビドラマ『夢千代日記』『天下御免』『花へんろ』や、映画『きけ、わだつみの声』などの作品で知られる脚本家の早坂暁さんは、今年8月、80歳になった。3年前に泌尿器系のがんと診断され手術。現在、リンパ浮腫の副作用に悩まされている。早坂さんは50歳になった頃、心筋梗塞に加えて胆嚢がんと診断され、死の恐怖にさいなまれ絶望の淵に立たされ...

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「がん以後、泉のように曲が湧いてくる」と語るシンガーソングライターの松田陽子さん がん、うつ、離婚・・・どん底から這い上がったど根性

2009年8月

松田 陽子 まつだ ようこ シンガーソングライター、司会、通訳として活躍しているアーティスト。がん、うつ病を克服し、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所広報アドバイザーとして、難民支援のために、数々のチャリティーイベントを開催する。07年より、ボランティア団体『self』の代表を務める。08年、初アルバム「生命」をリリース 「ショックというよりは、夢を見てるみたいでした」 現在は...

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がん対策基本法の理念は悪くない。しかし、この仕組みは1度、壊したほうがいい 作家/医師・海堂 尊 × 鎌田 實

2009年8月

拠点病院をつくるより1つひとつの病院に力をつけさせるほうが大事 『チーム・バチスタの栄光』『極北クレイマー』など、相次いでヒット作を連発し、総計1000万部に迫る勢いの今、最もホットな書き手である海堂尊さんは、現役の病理医師でもある。作品に日本の医療がかかえる諸問題を巧みに取り入れながら、日本の医療の現状に異議を申し立てている。地域住民との信頼関係を土台に地方病院を立て直してきた鎌田さんと海堂さん...

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たとえ来月死んでもいい。最期の瞬間まで幸せでいたいと、彼女は抗がん剤を拒否した 次々にがん転移に襲われながらも、自分の生き方と美学を貫く人気芸者・まりこさん

2009年8月

まりこ30歳で花柳界デビュー。大井海岸きっての人気芸者として、あちこちのお座敷に引っ張りだこの日々を送る。その後独立、「まつ乃家」の女将に。40歳で受けた東京都の区民検診で子宮頸がんが発覚。がんは子宮体部、S状結腸、肝臓、骨盤内リンパ節、肺、傍大動脈リンパ節に転移。現在も療養しながら、「まつ乃家」の女将として舵を切る。 ある日を境に、彼女は抗がん剤治療を止めることを決意した。東京は品川・大井海岸...

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会社を守るため、家族を守るために彼女は病気を隠すことを決意した 孤独な女性経営者の闘病生活。支えたのは患者仲間だった

2009年7月

大東和子さん(大東寝具工業株式会社会長・がん患者サロン「うずらプラナスの会」世話人) おおひがし かずこ 1978年、会社経営の夫が急逝したことに伴い、大東寝具工業株式会社(京都市伏見区)の社長に就任する。2001年、自身の大腸がん闘病を機に現職。「ものづくり」が大好きで、「寝具研究家」の顔も持つ。2008年3月より国立病院機構京都医療センター内がん患者サロン「うずらプラナスの会」世話人 本...

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