主治医の勧める治療法以外にないのか
2020年6月
3年前の2017年4月に非小細胞肺がんステージ(病期)1bとの診断を受けて、左肺の1/3を切除する手術を受けました。遺伝子変異がEGFR陽性とのことで、手術後、再発を予防するためにイレッサ(一般名ゲフィチニブ)を服用していましたが、2019年1月に脳転移が見つかり、ガンマナイフで治療。その後、1年以上タグリッソ(同オシメルチニブメシル酸塩)を服用していましたが、効かなくなっていると言われ、タキソー...
肺がん
2020年6月
3年前の2017年4月に非小細胞肺がんステージ(病期)1bとの診断を受けて、左肺の1/3を切除する手術を受けました。遺伝子変異がEGFR陽性とのことで、手術後、再発を予防するためにイレッサ(一般名ゲフィチニブ)を服用していましたが、2019年1月に脳転移が見つかり、ガンマナイフで治療。その後、1年以上タグリッソ(同オシメルチニブメシル酸塩)を服用していましたが、効かなくなっていると言われ、タキソー...
2020年6月
先日、女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルス感染症で亡くなりました。乳がん手術後の放射線治療で免疫能が低下していたからではないか、と言われていますが、どうなのでしょうか。私は過去に喫煙歴があり、現在、小細胞肺がんで放射線治療と抗がん薬治療を受けています。私のようながん患者が健常者以上に注意することがあれば教えください。 (60歳 男性 東京都) A 新型コロナ以外の感染症にも注意が必要 日本医科...
2020年5月
非小細胞肺がんALK融合遺伝子陽性で、アレセンサ(一般名アレクチニブ)で治療中です。PD-1が50%以上陽性なので、ALK融合遺伝子陽性肺がんへの免疫チェックポイント阻害薬の効果を教えてください。 (56歳 男性 栃木県) A 化学療法との併用であれば効果が期待できる 日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野教授の久保田さん EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異やALK融合遺伝子陽性の人は...
2020年5月
私の妻のことでご相談です。2012年、肺腺がんステージⅡaと診断され、左下肺葉摘出。2013年脳に転移し、ガンマナイフで治療。2014年肝転移でラジオ波焼灼(しょうしゃく)術(RFA)を受ける。2014年再度、脳転移しガンマナイフで治療。2015年多発肺転移、卵巣嚢腫(のうしゅ)、腹膜播種(ふくまくはしゅ)で、8月からジオトリフ(一般名アファチニブ)服用。10月腫瘍縮小、11月より20㎎へ減量。2...
2020年5月
免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボ(一般名ニボルマブ)で重篤な副作用が何故、出てくるのか教えてください。 (77歳 男性 東京都) A リンパ球が働き過ぎて正常細胞を攻撃するから 日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野教授の久保田さん オプジーボの、がん細胞に対する効果の仕組みついて考えてみましょう。がん細胞が壊れると、がん抗原(こうげん)が血液中に出てきます。このがん抗原を樹状(じゅじ...
2020年4月
非小細胞肺がんステージⅣで1次治療として分子標的薬タグリッソ(一般名オシメルチニブ)の服用を続けていて骨転移3カ所はPETの画像上は消えており、原発部分も大幅に縮小しています。今後、原発部分の完全縮小を目指し、陽子線治療を検討していますが、肺炎等の副作用が心配なことと、服薬治療との相乗効果が得られるのか心配しています。分子標的薬治療と陽子線治療との併用療法とのエビデンス(科学的根拠)はあるのでしょ...
2020年4月
現在、非小細胞肺がんでALK阻害薬アレセンサ(一般名アレクチニブ塩酸塩)を2年服用中ですが、いつ耐性が出来て効かなくなってしまうか不安です。次の薬として同じALK阻害薬のジカディア(同セリチニブ)があると認識していますが、これはどんな薬か教えてください。さらにその次の薬はあるのでしょうか。 (55歳 女性 神奈川県) A アレセンサ使用後の奏効割合は25%程度 日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内...
2020年4月
ステージ(病期)Ⅲの非小細胞肺がんで5年目になります。イレッサ(一般名ゲフィチニブ)を服用して4年目になります。いまのところがんの進展はありません。手術ができないのはわかっていますが、このまま治療の終わりはやって来ないのだろうかと悩んでいます。分子標的薬など、今後の治療の展開があれば伺いたいです。 (69歳 女性 千葉県) A 化学放射線併用治療の検討を 日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学分...
2020年2月
77歳の夫のことでご相談です。昨年(2019年)5月に肺腺がん(非小細胞肺がん)と診断され、6月よりTS-1 OD 50㎎(一般名テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤錠)を2錠ずつ2週間、朝晩服用2週間休みを6クール続けました。昨年12月の検査で、当初3㎝位だった腫瘍が倍位に大きくなっていることがわかり、この薬は効かないと判断され中止となりました。夫は肺気腫もありステージⅢBで、肺内の...
2020年2月
肺腺がんが小脳に転移して3年経過しています。小脳はガンマナイフで治療しました。肺は手術していません。分子標的薬のアレセンサ(一般名アレクチニブ)を服用していますが、副作用で足先が痺れていて下半身が重たく感じられます。このような副作用のある薬をこのまま飲み続けたほうが良いのか、脳への影響がどうなるのか、思案しています。小脳手術の後遺症で平衡感覚が取れずふらつきがあります。 (72歳 女性 千葉県) ...