ゲノム検査を受けた上で治療開始したほうが効率がよいと思うが
2019年9月
肺がんステージⅣで入院中の父(60代)についての相談です。PETでも病気が判明せず、2週間前に胸腔鏡での検査のため入院。結果、他臓器への転移のある肺がんステージⅣとの診断ですが、肺に開けた穴が塞がらず現在も入院中です。しかし、がんの詳しい検査結果の説明もない状態です。そこでご相談ですが、治療を開始するにあたって、ゲノム検査を受けた上でのほうが効率がよいと思うのですが、標準治療を受けていないとこの検...
肺がん
2019年9月
肺がんステージⅣで入院中の父(60代)についての相談です。PETでも病気が判明せず、2週間前に胸腔鏡での検査のため入院。結果、他臓器への転移のある肺がんステージⅣとの診断ですが、肺に開けた穴が塞がらず現在も入院中です。しかし、がんの詳しい検査結果の説明もない状態です。そこでご相談ですが、治療を開始するにあたって、ゲノム検査を受けた上でのほうが効率がよいと思うのですが、標準治療を受けていないとこの検...
2016年9月
Ⅲ(III)A期で手術を受け、腫瘍を切除したのですが、約1年で再発との診断となりました(同じ右葉内)。CT画像のみで再発と診断されたのですが、病理検査はしないものなのでしょうか?(男性 神奈川県)A 病理検査しないのが一般的日本医科大学付属病院がん診療センター長の久保田 馨さん手術を受けたのに1年で再発と診断されて、がっかりなさったことと思います。再発したかどうかの診断は、これまでの経過、症状、画...
2016年9月
15年前から心疾患、4年前に心筋梗塞(後遺症なし)、3年前から糖尿病予備軍(3カ月毎に診断、投薬なし)、2年前に間質性肺炎と診断、2016年2月に肺がんと診断されました。主治医からは、外科手術はできないと言われました。現在は何ら薬も服用しておらず、経過観察中で間質性肺炎を治療するということです。丸山ワクチンの効果はありますか? 大きな病院では丸山ワクチンを接種してもらえず、クリニックでしかワクチン...
2016年9月
家内が肺がんで分子標的薬の*ザーコリを服用しましたが、肝臓の数値が極端に上がり、入院しています。先生の話では、ザーコリを止めるとのことです。次に期待できる*アレセンサ、*ジカディアも同様に副作用に肝機能障害が考えられますが、*タキソテール(抗がん薬)しか、他に治療薬はないのでしょうか。(男性 神奈川県)A 肝機能の状態が回復したら、アレセンサの使用を勧める日本医科大学付属病院がん診療センター長の久...
2016年9月
EGFR遺伝子変異陽性の場合には、*タルセバ等の次の薬(2次治療薬)として、*タグリッソが検討されており、免疫チェックポイント阻害薬はあまり有効ではないということを聞いたことがあります。なぜ、EGFR遺伝子変異陽性の患者には免疫チェックポイント阻害薬が有効でないのか、あるいはこの情報は誤りなのかを知りたいです。(男性 埼玉県)A EGFR遺伝子変異患者では、効果は限定的日本医科大学付属病院がん診療...
2016年8月
気管支鏡での生検が難しいと聞きました。*ジオトリフはまだ奏効していますが、耐性が生じてからの再生検に不安があります。①血液から耐性が生じているかどうかをわかりますか? ②生検は何回も受けることは可能ですか? ③やはり、耐性前の組織での再生検では、次の薬(*タグリッソ)の効果の参考にはなりませんか?(女性 東京都)A まだ研究段階。現状では組織を用いて検査日本医科大学付属病院がん診療センター長の久保...
2016年8月
EGFR遺伝子変異陽性だった場合に使える分子標的薬として、*タグリッソの次に出てくる薬はいつ頃ですか?免疫チェックポイント阻害薬は、体力がなければ使うことは難しいのでしょうか。最後の手段として考えたほうがよいですか?(女性 東京都)A EGFR遺伝子変異陽性なら、まずはEGFR-TKIを勧める日本医科大学付属病院がん診療センター長の久保田 馨さん現在開発中のEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR...
2016年8月
EGFRチロシンキナーゼ阻害薬の*ジオトリフによる副作用対策として、現在抗生物質(*ビブラマイシン)を服用しています。症状が消えた場合も予防として、服用したほうがよいですか?(女性 東京都)A 症状がなければ止めてよい日本医科大学付属病院がん診療センター長の久保田 馨さん副作用については具体的には書かれていませんが、恐らく皮疹の症状が出ているのだと思います。現在抗生物質を服用されているということで...
2016年8月
免疫チェックポイント阻害薬は、今後どのような人に効果があるのか解明される可能性はありますか?(女性 東京都)A 研究段階だが、PD-L1強陽性患者に効果があるとの報告日本医科大学付属病院がん診療センター長の久保田 馨さん現在のところ、腫瘍細胞の50%以上にPD-L1という物質が発現している、いわゆるPD-L1強陽性患者に対して、*オプジーボなど免疫チェックポイント阻害薬の効果が高いとの研究報告があ...
2016年3月
肺腺がんと診断されました。原発巣は約5㎝、リンパ節転移はなく、ステージⅠ(I)Bで手術を受けました。術後*UFTを服用し始めたのですが、吐き気と食欲不振が続いています。2年間服用したほうがよいと言われていますが、UFTに替わる薬はないのでしょうか。(55歳 男性 群馬県)A 半年から1年間の服用を目指しては日本医科大学付属病院がん診療センター長の久保田 馨さんステージⅠ(I)の肺腺がん患者が術後に...