皮膚症状に有効な内服薬はあるか
2016年3月
父(75歳)が*イレッサを服用しています。顔や体に発疹が出て、処方された軟膏を塗っていますが、かゆみもあるようです。皮膚症状に効果のある内服薬もあると聞いたのですが、どのようなものでしょうか。(45歳 女性 福島県)A 抗炎症作用を持つミノマイシンなどがある日本医科大学付属病院がん診療センター長の久保田 馨さん内服薬には、抗菌作用や抗炎症作用のある*ミノマイシン、かゆみを抑える効果のある*オロパタ...
肺がん
2016年3月
父(75歳)が*イレッサを服用しています。顔や体に発疹が出て、処方された軟膏を塗っていますが、かゆみもあるようです。皮膚症状に効果のある内服薬もあると聞いたのですが、どのようなものでしょうか。(45歳 女性 福島県)A 抗炎症作用を持つミノマイシンなどがある日本医科大学付属病院がん診療センター長の久保田 馨さん内服薬には、抗菌作用や抗炎症作用のある*ミノマイシン、かゆみを抑える効果のある*オロパタ...
2015年11月
遺伝子検査(EGFR、KRAS、ALK)がいずれも陰性の場合の2次治療、3次治療はどのような薬物治療が選択可能なのでしょうか。なお、1次治療は*パラプラチン、*アリムタと*アバスチンの3剤併用とアリムタとアバスチンの2剤併用投与を実施しました。次回以降は*タキソテールを使用するようです。他に使用できる薬剤はありますか?(61歳 男性 大阪府)A タキソテールが標準治療。ジェムザールやアブラキサンに...
2015年11月
*タルセバを服用していますが、皮膚障害がひどいため150㎎から50㎎に減量して服用しています。減量するので、治療効果はやはり低下してしまうものなのでしょうか。また、150㎎のときには複視の症状はあまりなかったのですが、50㎎だと複視がひどく、頭痛も頻繁にあります。何か良い治療法はありますでしょうか。(66歳 男性 愛媛県)A 脳転移の可能性もある。まずは造影剤を用いたMRI検査を受けることを勧める...
2015年11月
小細胞肺がん右肺限局型です。腫瘍の大きさは8㎝強です。抗がん薬は*シスプラチンと*エトポシドを8月12日~14日までの3日間行いました。放射線治療は月曜日から週に5日で1日1回を6週間と言われています。この治療方向で間違いないでしょうか?(52歳 男性 茨城県)A 治療方針は間違いない。放射線治療は1日2回、3週間が推奨日本医科大学付属病院がん診療センター長の久保田 馨さん小細胞肺がんで限局型の場...
2015年9月
血たんがあり、受診したところ肺腺がんで、骨転移があることも判明しました。EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異があり、分子標的薬が使えると言われましたが、かなり強い薬と聞いています。高血圧症で、糖尿病(境界型)もあるのですが、影響はないのでしょうか。できれば仕事も続けたいので、この選択が正しいのかどうか教えてください。(68歳 男性 千葉県)A 分子標的薬での治療は正しい選択日本医科大学付属病院...
2015年9月
昨年(2014年)の6月に背中が痛み、肺がん(肺腺がん)の末期と診断され、放射線治療で背中の痛みは消えました。その後、抗がん薬治療(*シスプラチン+*アリムタを4回、アムリタのみを2回、*タキソテールを2回)を受けました。4月中ごろより足にしびれが出始め、急速に歩行が困難になってきました。5月中ごろより放射線治療を13回受けましたが治らず、6月初めにまったく歩けなくなってしまい、入院しました。主治...
2015年9月
右肺下葉に2.5cmのがんがあると診断され、リンパ節にも転移していると言われました。そのとき右肺の全摘術とリンパ節の切除(郭清)を提案されましたが、別の大学病院で相談したところ、肺葉切除とリンパの一部の切除を勧められました。片肺全摘術と肺葉切除術では、その後の生活や予後にどのように影響するのでしょうか?(54歳 女性 神奈川県)A 合併症や予後が違うので肺葉切除術を勧める日本医科大学付属病院がん診...
2015年5月
2014年12月、肺がんⅠ期と診断されました。合併症があり、手術に及ぼす影響などを判断した上で、近々治療方針が決定される予定ですが、最適の治療法をご教示下さい。現在肺の痛みや痰が出るなどの症状はありません。喫煙歴は30年間ほどです。禁煙は15年前でした。喫煙時の1日の喫煙本数は平均30本ぐらいです。合併症は、❶閉塞性動脈硬化症:一昨年(2013年)から5回手術。両下肢のステント留置およびバルーン留...
2015年5月
父(73歳)は数年前から間質性肺炎の治療を受けていますが、肺がんの疑いで先日、気管支内視鏡の検査を受けました。まだ結果は出ていませんが、主治医からはもし肺がんだった場合、間質性肺炎を併発しており手術はリスクが高く、抗がん薬治療も難しいとのことでした。本当に治療法はないのでしょうか。(47歳 女性 徳島県)A 治療法はあるがリスクもある。そこを理解した上で治療にチャレンジを国立がん研究センター東病院...
2015年3月
父(80歳)が、扁平上皮がんのⅠ(I)A期と診断され、一昨年(2013年)7月に左下葉摘出、リンパ節郭清をしました(術後治療はせず)。その後、昨年8月に再発(右肺に固形がん3㎝ほどと、胸膜播種)し、Ⅳ(IV)期となり、大学病院で余命6カ月と宣告されました。病院からは「積極的治療はできない。(従来の殺細胞性)抗がん薬治療、分子標的薬治療、放射線治療もできない。むしろ死期を早める」と言われ、緩和治療を...