連載

コラム・レポート

腫瘍内科医のひとりごと 93 「がん免疫治療でがん治療の時代は変わる」

2018年9月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 ある病院で月に1度、がん治療の相談を受けていますが、先日の相談例は衝撃でした。40歳男性、右の進行した肺がんで右肺全摘術。でも、がんは全部取り切れませんでした。胸膜に残ったがんは急速に大きくなり...

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ドイツがん患者REPORT 46 「予定は未定」

2018年8月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 2018年6月27日、ロシアで開催しているサッカーワールドカップ予選の最中、僕のバンド Incsはミュンヘン郊外にある Kirchheimという町で、若い女性がん患者をメークアップとフォトシューティングで支援する団体 R.Y.S(Recover Your Smile)の中心人物、B・ステッカーとD・...

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がん哲学「樋野に訊け」 25 今月の言葉「流れに身を任せ、今日を精一杯生きていけばいい」

2018年8月

息子が戻ってくるまで、家業に励みたいY・Tさん 70歳/和菓子店経営/女性/東京都国立市 Q 30代で両親を亡くし、40代で夫とも死別した後、女手ひとつで嫁ぎ先の稼業である和菓子店を切り盛りしてきました。事業は順調で、私が采配を振るうようになってから地元で2店を新規開店。今では地域の有名店として、雑誌などでも取り上げられるようになりました。亡くなった夫との間には、2人の息子にも恵まれています。息子...

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腫瘍内科医のひとりごと 92 「がん」という言葉

2018年8月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 内科外来診療の日、職場の健康診断で異常を指摘された方2人が初診として来られました。Oさん(65歳、男性、会社非常勤再雇用)は、とても不安そうな顔でした。「人間ドックでPSA(前立腺特異抗原)が高...

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ドイツがん患者REPORT 45 「イギリスの保健サービスとドイツの保険」

2018年7月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ ある引退したイギリスの医師が、急病で国営病院に行ったときに体験した話を、ドイツのニュースで話題にしていました。イギリスのNHS(National Health Service:国民保健サービス)の国営病院は、イギリス国民と国民に準ずる人や申請した人なら誰でも、無料で医療サービスを受けることができます...

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腫瘍内科医のひとりごと 91 「がん医療とAI」

2018年7月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Aさん(女性48歳、胃がん、主婦)は、1カ月前にS病院で胃を3分の2切除する手術を受けました。退院後に担当医から「病理診断の結果、胃に接するリンパ節に転移がありましたが、それでもステージ1です。...

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がん哲学「樋野に訊け」 24 今月の言葉「心配事は心の片隅にそっと仕舞っておく」

2018年7月

がんになって最期の生き方を考え始めたY・Uさん 44歳/会社員/男性/神奈川県 Q 昨年(2017年)、会社の定期健診で早期の胃がんが見つかりました。そのがんは腹腔鏡手術で切除。現在は健康面で何の問題もなく、以前と変わらない生活を送っています。ただ、1つ変わったのは、時折、漠然とではあるのですが、「死」について考えるようになったこと。がんと診断されたとき、もし「余命あとわずか」と言われたら、最後の...

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ドイツがん患者REPORT 44 がん患者を支援するCD「Recover your smile」

2018年6月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 半年近くかかった自主製作のCDがやっと出来上がり、僕の手元に何枚かが届きました。テストを兼ねての製作なのであまり多くは作っていませんが、病気になってこの9年余り、いろいろと助けてくれた友人と家族にまず送ることにしました。このCDは、「Nana-Recover your smile」(R.Y.S)とい...

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がん哲学「樋野に訊け」 23 今月の言葉「自分が犠牲になっても心豊かになるために」

2018年6月

郷里の老父が肺がんを患ったM・Wさん 63歳男性/東京都 Q 高校卒業後、熊本から上京して45年の歳月が経過しました。3年前には、長年勤めた会社を定年退職し、今は妻と2人悠々自適の日々を送っています。経済的にそんなに余裕があるわけではないけれど、2人の娘も時折りは、可愛い孫を連れて遊びに来てくれるし、現在の暮らしに、これという不満はありません。ただ、1つ気になるのが郷里にいる老父のことです。これま...

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腫瘍内科医のひとりごと 90 「がん専門医に望むもの」

2018年6月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Sさん(45歳、男性、会社員)は、G病院外科で大腸がんの手術後、両側肺に転移があり、抗がん薬を併用したいくつかの治療法を2年間受けてきました。手術のときから経験豊富なT外科医(60歳、専門医の資...

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