闘病記

がんと生きる

何かに夢中になる。それが余命を延ばすと信じて 乳がん手術直後に世界第8位の高峰マナスルに挑んだ登山家・大久保由美子さん

2005年6月

大久保由美子さん (登山家、主婦) おおくぼ ゆみこ 1968年、山口県生まれ。 青山学院大学経営学部卒。 早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程修了。 OL生活をしていた1992年から登山を始め、99年にはカナダの登山学校で登山の基礎と語学を学んだ。 これまでにヒマラヤなど多くの高峰の登頂に成功している。 2001年、乳がんを発症し、温存手術を受けた。 その4カ月後にマナスル(8163メートル...

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「どん底」を味わったから、今、前向きになれる がん患者と家族の会「かざぐるま」代表・結城富美子さん

2005年5月

結城富美子さん (ゆうき ふみこ) がん患者と家族の会「かざぐるま」代表 “余命は2週間から2カ月” 3年ほど前、そう診断された末期肺腺がん患者の結城富美子さん(53歳)。その回復には、目を見張るものがある。今では、ごくふつうの日常生活を送っているのだ。 ショートヘアに銀縁眼鏡、きっちりとした身だしなみが、元銀行員らしい。尼崎市内の自宅で、夫・俊和さん(53歳)と長女・さやかさん(20...

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希望を捨てず、夢を諦めない 小さな命が教えてくれた生きることの素晴らしさ・米山美紗子さん

2005年5月

米山美紗子さん (主婦) よねやま みさこ 1958年、栃木県出身。 90年頃から胃痛に悩まされ、95年、内視鏡の検査で初期の胃がんが見つかる。 手術で胃の3分の2を切除。 翌年11月、38歳で3女を出産。 2003年12月には創作童話『黄色のお星さまになった猫』(文芸社)を出版した。 5年越しの胃痛 1995年1月17日。忘れもしない阪神淡路大震災があった10年前のこの日、米山美紗子さんは初...

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乳がん体験は生と死を深く考えるきっかけになった 生きていることの素晴らしさを私は音楽で伝えたい・日比野和子さん

2005年4月

日比野和子さん (音楽家) ひびの かずこ 1941年、東京都生まれ。 武蔵野音楽大学卒業。 卒業後はオーケストラ活動、ヴァイオリン、ピアノ、コーラスの指導、またコンサートの企画、演出を手がける。 四街道市教育文化功労賞、印旛郡市社会教育功労賞受賞。 1997年、乳がんの手術を受け、1カ月後に復帰する。 現在、コーラス、トーンチャイム指導、コンサート企画、老人保健施設での音楽療法などに携わる。 ...

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卵巣がんの叔母と最後のときを過ごした20日間 死は永遠の別れではなく……

2005年3月

私は3年前の秋、48歳の叔母をがんで亡くしました。叔母は姉である私の母ととても仲がよく、お互いの家を行き来していたので、私は従姉妹たちと姉妹のようにして育ちました。両家は家族のように生活していました。叔母には小さい頃からずいぶんと可愛がってもらいました。もう1人の母のような存在であったと思います。 そんな叔母は、生を終える最期の20日間を、住み慣れた自宅で過ごし、家族に見守られる中、逝きました...

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がんと難病の二重苦にも負けない生き方の秘訣 ジャーナリスト・柴野徹夫さん

2005年3月

なぜ、そんなに明るくできるの? 柴野徹夫さん (しばの てつお) ジャーナリスト 不思議な人がいる、と耳にした。 がん患者なのに落ち込むこともなく、いつもニコニコして歌を口ずさみ、意欲的に仕事をしている、というのだ。 以前この連載で、詩人・福島登さん(73歳)を紹介した。肝臓がんの末期を生きる中で、初の詩集を上梓された。作品の高い価値を認め、出版を実現させたのが、ジャーナリストの柴...

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がんになってもやれることはいっぱいある! スキンヘッドでヌード写真を撮った「史上最凶の乳ガン患者」・川上きのぶさん

2005年3月

川上きのぶさん (陶芸作家) かわかみ きのぶ 1959年生まれ。神奈川県出身。 武蔵野美術大学工芸工業デザイン科・陶磁専攻(大学院)修了。 1992年に東京あきる野市に「工房うむき」を開き、陶芸作家として活動する傍ら、陶芸教室も主宰している。 2003年11月に乳がんを発症。乳房温存療法による手術を受けた後、抗がん剤療法と放射線治療を受けた。 ホームページもヌードも自己表現の1つ ホームペ...

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「肺がんよありがとう」と言える幸せな闘病の日々 有効率18%を信じて、私はイレッサ療法を選んだ

2005年3月

山上愛さん [治療経過] 2003年9月 非小細胞肺がんの4期と診断 2003年10月~ イレッサによる治療を開始 11月に退院、以後通院治療を受ける 2004年6月 骨シンチ検査により、新たに骨盤への転移が判明 2004年7月~ イレッサを中止し、免疫療法の臨床試験に参加する 2004年10月 免疫療法を打ち切り、イレッサを再開 酷暑が続いた2004年の夏もようや...

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悪性リンパ腫だった娘の闘病体験 命の大切さを伝えたい

2005年2月

「私、この病気と正面から闘うことにする」 亡くなる1週間前に彩里さんが作り上げたねずみの家族(?) 娘の彩里は小学6年生で発病し、3年あまりの闘病を経て、平成8年に中学3年生15歳で亡くなりました。病名は悪性リンパ腫でした。入院した日から私は自分の気持ちを落ち着かせて娘に笑顔で会えるように日記をつけていました。14冊となったノートの中から彩里の言葉を大切に残したいと思い、1周忌に本(日がの...

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押し寄せる苦しみの大波にも、「前進、前進」の心 看護師・鈴木厚子さん

2005年2月

普通の生活に戻りたい 鈴木厚子さん (すずき あつこ) 看護師 初めて鈴木厚子さんに出会ったのは、都心にも秋の気配が濃い10月下旬のことだった。 「がん患者のメンタルケアについて、体験談を聞かせて欲しい」 そんな突然の頼みを快く受け入れて、わざわざ池袋のホテルまで出向いて来てくれたのだった。 鈴木さんは、どこか少女のような雰囲気を残した女性だった。一見華奢だが、そこから発せられ...

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