命をいかすために、自転車世周一周の旅再出発 自転車冒険家・エミコ・シールさん
2005年2月
「余命半年」からの復活 エミコ・シールさん (写真右)自転車冒険家 〈思わぬがんの告知をうけましたが、4年の闘病生活の末、いよいよ旅再開の報告ができる日がきました!〉 2004年秋、友だちの自転車冒険家、エミコ・シールさん(旧姓・阪口恵美子)から手紙が届いた。 エミコさんは大阪で生まれ育った。目が大きく、くっきりとした沖縄風の顔立ちだ。身長156センチ。しかもほっそりとしている。どこに...
がんと生きる
2005年2月
「余命半年」からの復活 エミコ・シールさん (写真右)自転車冒険家 〈思わぬがんの告知をうけましたが、4年の闘病生活の末、いよいよ旅再開の報告ができる日がきました!〉 2004年秋、友だちの自転車冒険家、エミコ・シールさん(旧姓・阪口恵美子)から手紙が届いた。 エミコさんは大阪で生まれ育った。目が大きく、くっきりとした沖縄風の顔立ちだ。身長156センチ。しかもほっそりとしている。どこに...
2005年2月
川野和之さん かわの かずゆき 1944年生まれ。 科研製薬、ファイザー製薬に勤務後、ブリストルマイヤーズ製薬名古屋支店長、スミスクライン・ビーチャム製薬(現グラクソ・スミスクライン)取締役営業本部長を歴任。2001年に退職。 [治療経過] 1999年10月 直腸がん根治手術 転移性肝がん2カ所切除 2001年8月 胃がん亜全摘術 転移性肝がん2カ所切除 胆のう摘出 2002年4月...
2005年1月
シャワーをあびながら乳房のしこりを発見 私は泉あい。ジャーナリストになりたいという夢へ向かってバクシン中の38歳1カ月です。山口県出身、東京都在住。趣味は競走馬鑑賞。昼間は、派遣スタッフとして働き、夜は、病気のことや大好きな馬のことを書いて、ホームページを更新する毎日です。 乳がんの宣告を受けたのは、3年前の2001年でした。実は、その年は、結婚生活が破綻するという私にとって転機の年でした。主...
2005年1月
佐藤真海さん (会社員) 佐藤 真海 さとう まみ 1982年、宮城県気仙沼市生まれ。 早稲田大学商学部に在学中の2001年、右足首の骨肉腫が発病し、2002年4月、手術で右足を膝下から切断した。 退院し、大学に戻ってからは一時、精神的に落ち込んでいたが、水泳と陸上競技を始めることで克服。 2004年4月、サントリーに入社。 現在、スポーツフェローシップ推進部に在籍。 2004年9月に行われたアテ...
2004年12月
[福嶋佳寿子さんの闘病歴] 1993年 母のアルツハイマー型痴呆発症 1997年 離婚 2002年1月 母(85歳)逝去 2002年4月 母の死の直後、進行性の胃がんと告知される 2002年5月 国立病院で胃の全摘手術を受けるが、リンパ節転移がなく抗がん剤は行わず。現在半年に1回の検査を受けている 「がんになったけど、良かった」 こう言うと皆さんは負け惜しみと思われるで...
2004年12月
「がん」は未知の衝撃!? 橋本幸子さん (はしもと さちこ) 元教師 神戸は南北を山と海に挟まれた街だ。海寄りの静かな住宅地に、元教師・橋本幸子さんの一人暮らしの家がある。 門扉を入ると、エンジェルトランペットの濃い緑の葉が茂り、日日草が涼しげな白い花を咲かせていた。玄関の上がり口に置かれた木製のコート掛には、色やデザインの違う帽子が7つかけられ、壁には、橋本さんが描いた花や仏の絵が飾...
2004年12月
大竹錠二さん (東京都文京区在住) おおたけ じょうじ 1940年、大阪生まれ。 東芝で商品企画部長を務めているときに検診で胃がんを発見。手術で胃の3分の2を切除した。 その後、職場復帰するが、子供のころからの夢であったシルクロードへの旅を実現するため定年前に退職。 以来、アジア・中国を中心に数10カ国を回り、紀行文と写真をまとめた本を2冊、自費出版した。 シルクロードへの憧れ ウルムチ・南...
2004年11月
内田スミスあゆみさん (会社役員) うちだスミス あゆみ 1966年、静岡県生まれ。 国際基督教大学卒業。就職後に米国の大学院へ1年間公費留学。 その後、外資系企業に勤務していた1994年、小脳血管芽腫に起因する水頭症を発症。 2度の手術のあとにくも膜下出血をおこし、3度目の脳外科手術を受けた。 著書に、その間の闘病の記録をまとめた『東京タワーに灯がともる』(新風舎)がある。 現在は夫のデイビッ...
2004年10月
人工肛門でフルマラソン 宮部信幸さん (みやべのぶゆき) マラソンランナー、会社員 6月下旬の昼下がり、待ち合わせ場所の駅の改札口は蒸し暑かった。 そこへ宮部信幸さん(50歳)が、小さなリュックをかついで現れた。短く整えた髪、ラコステのスポーツシャツにスラックス、スニーカーというスタイルは、今にも走り出しそうな軽快さだ。日焼けした小柄な身体に、満面の笑顔がまぶしい。 7年前、直腸が...
2004年9月
笑福亭小松さんしょうふくていこまつ・落語家 7年前に末期の胃がんで胃と膵臓を全摘出、膵臓の半分も摘出するという大手術を受けた笑福亭小松さん。手術後になされたがん宣告のショックで泣き通した。ふがいない自分に身の置き場がなかった。しかし、病床で読みあさった山頭火の詩集が一条の光をもたらすいつまでもメソメソしてはいられない。最後くらいあっぱれに死んでいったぞと子供達に見せてやる。小松さんは独り、日本列...