闘病記

がんと生きる

乳がん体験は生と死を深く考えるきっかけになった 生きていることの素晴らしさを私は音楽で伝えたい・日比野和子さん

2005年4月

日比野和子さん (音楽家) ひびの かずこ 1941年、東京都生まれ。 武蔵野音楽大学卒業。 卒業後はオーケストラ活動、ヴァイオリン、ピアノ、コーラスの指導、またコンサートの企画、演出を手がける。 四街道市教育文化功労賞、印旛郡市社会教育功労賞受賞。 1997年、乳がんの手術を受け、1カ月後に復帰する。 現在、コーラス、トーンチャイム指導、コンサート企画、老人保健施設での音楽療法などに携わる。 ...

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がんと難病の二重苦にも負けない生き方の秘訣 ジャーナリスト・柴野徹夫さん

2005年3月

なぜ、そんなに明るくできるの? 柴野徹夫さん (しばの てつお) ジャーナリスト 不思議な人がいる、と耳にした。 がん患者なのに落ち込むこともなく、いつもニコニコして歌を口ずさみ、意欲的に仕事をしている、というのだ。 以前この連載で、詩人・福島登さん(73歳)を紹介した。肝臓がんの末期を生きる中で、初の詩集を上梓された。作品の高い価値を認め、出版を実現させたのが、ジャーナリストの柴...

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がんになってもやれることはいっぱいある! スキンヘッドでヌード写真を撮った「史上最凶の乳ガン患者」・川上きのぶさん

2005年3月

川上きのぶさん (陶芸作家) かわかみ きのぶ 1959年生まれ。神奈川県出身。 武蔵野美術大学工芸工業デザイン科・陶磁専攻(大学院)修了。 1992年に東京あきる野市に「工房うむき」を開き、陶芸作家として活動する傍ら、陶芸教室も主宰している。 2003年11月に乳がんを発症。乳房温存療法による手術を受けた後、抗がん剤療法と放射線治療を受けた。 ホームページもヌードも自己表現の1つ ホームペ...

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「肺がんよありがとう」と言える幸せな闘病の日々 有効率18%を信じて、私はイレッサ療法を選んだ

2005年3月

山上愛さん [治療経過] 2003年9月 非小細胞肺がんの4期と診断 2003年10月~ イレッサによる治療を開始 11月に退院、以後通院治療を受ける 2004年6月 骨シンチ検査により、新たに骨盤への転移が判明 2004年7月~ イレッサを中止し、免疫療法の臨床試験に参加する 2004年10月 免疫療法を打ち切り、イレッサを再開 酷暑が続いた2004年の夏もようや...

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卵巣がんの叔母と最後のときを過ごした20日間 死は永遠の別れではなく……

2005年3月

私は3年前の秋、48歳の叔母をがんで亡くしました。叔母は姉である私の母ととても仲がよく、お互いの家を行き来していたので、私は従姉妹たちと姉妹のようにして育ちました。両家は家族のように生活していました。叔母には小さい頃からずいぶんと可愛がってもらいました。もう1人の母のような存在であったと思います。 そんな叔母は、生を終える最期の20日間を、住み慣れた自宅で過ごし、家族に見守られる中、逝きました...

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押し寄せる苦しみの大波にも、「前進、前進」の心 看護師・鈴木厚子さん

2005年2月

普通の生活に戻りたい 鈴木厚子さん (すずき あつこ) 看護師 初めて鈴木厚子さんに出会ったのは、都心にも秋の気配が濃い10月下旬のことだった。 「がん患者のメンタルケアについて、体験談を聞かせて欲しい」 そんな突然の頼みを快く受け入れて、わざわざ池袋のホテルまで出向いて来てくれたのだった。 鈴木さんは、どこか少女のような雰囲気を残した女性だった。一見華奢だが、そこから発せられ...

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命をいかすために、自転車世周一周の旅再出発 自転車冒険家・エミコ・シールさん

2005年2月

「余命半年」からの復活 エミコ・シールさん (写真右)自転車冒険家 〈思わぬがんの告知をうけましたが、4年の闘病生活の末、いよいよ旅再開の報告ができる日がきました!〉 2004年秋、友だちの自転車冒険家、エミコ・シールさん(旧姓・阪口恵美子)から手紙が届いた。 エミコさんは大阪で生まれ育った。目が大きく、くっきりとした沖縄風の顔立ちだ。身長156センチ。しかもほっそりとしている。どこに...

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「いつも笑顔で」と転移がんと闘い続けた5年間 ある大手製薬会社元役員の壮絶な闘病日記

2005年2月

川野和之さん かわの かずゆき 1944年生まれ。 科研製薬、ファイザー製薬に勤務後、ブリストルマイヤーズ製薬名古屋支店長、スミスクライン・ビーチャム製薬(現グラクソ・スミスクライン)取締役営業本部長を歴任。2001年に退職。 [治療経過] 1999年10月 直腸がん根治手術 転移性肝がん2カ所切除 2001年8月 胃がん亜全摘術 転移性肝がん2カ所切除 胆のう摘出 2002年4月...

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悪性リンパ腫だった娘の闘病体験 命の大切さを伝えたい

2005年2月

「私、この病気と正面から闘うことにする」 亡くなる1週間前に彩里さんが作り上げたねずみの家族(?) 娘の彩里は小学6年生で発病し、3年あまりの闘病を経て、平成8年に中学3年生15歳で亡くなりました。病名は悪性リンパ腫でした。入院した日から私は自分の気持ちを落ち着かせて娘に笑顔で会えるように日記をつけていました。14冊となったノートの中から彩里の言葉を大切に残したいと思い、1周忌に本(日がの...

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希望を持ち続けて憧れのパラリンピックへ 骨肉腫による右足切断を乗り越え、世界の舞台に挑む・佐藤真海さん

2005年1月

佐藤真海さん (会社員) 佐藤 真海 さとう まみ 1982年、宮城県気仙沼市生まれ。 早稲田大学商学部に在学中の2001年、右足首の骨肉腫が発病し、2002年4月、手術で右足を膝下から切断した。 退院し、大学に戻ってからは一時、精神的に落ち込んでいたが、水泳と陸上競技を始めることで克服。 2004年4月、サントリーに入社。 現在、スポーツフェローシップ推進部に在籍。 2004年9月に行われたアテ...

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