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イマチニブ(商品名:グリベック)慢性骨髄性白血病の画期的治療薬の現在

2014年9月

慢性骨髄性白血病(CML)の画期的な治療薬としてイマチニブが世に出て約10年。第2世代の薬であるダサチニブ、ニロチニブも登場していますが、慢性骨髄性白血病治療の第1選択はやはりイマチニブです。治療成績の向上とともに、現在の話題は、「服用を中止できるか」に移ってきています。発売後10年を迎えたイマチニブの現状とこれからの課題を追いました。慢性骨髄性白血病とは――どんな病気? 慢性骨髄性白血病は、骨髄...

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イクスタンジ(一般名:エンザルタミド)去勢抵抗性前立腺がんの新たな一手

2014年8月

ホルモン療法後に治療抵抗性を示す、去勢抵抗性前立腺がんには、これまで抗がん薬のタキソテールでしか打つ手がありませんでした。そこに新たな一手として登場したのが、抗アンドロゲン薬のイクスタンジです。タキソテールの治療効果が消失した患者さんにも、生存期間を延長するなどの効果が確認されています。去勢抵抗性前立腺がんとは――これまでの治療 前立腺がんは、男性ホルモン(アンドロゲン)に依存して増殖することがわ...

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胃・食道がんにおける 分子標的薬の臨床試験結果

2014年8月

50回目の開催を迎え、今年も世界各国から多くの臨床医が参加した今年で開催50回の節目を迎えた米国臨床腫瘍学会2014年年次学術集会(ASCO2014)が、5月30日~6月3日の日程で、シカゴにおいて開催された。今号の特集にちなんで、消化器領域の中から胃・食道がんに関する臨床試験の話題を拾った。胃がん 切除不能進行再発胃がんの3次治療で 経口分子標的薬による治療効果認める 切除不能進行再発胃がんでは...

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分子標的薬使用にあたっての RAS遺伝子野生型の重要性

2014年7月

1990年代までは*5-FUに代表される、フッ化ピリミジン系の薬剤が中心的役割を担ってきた切除不能・進行再発大腸がんに対する化学療法。近年、分子標的薬の導入で治療の選択幅が大きく広がり、化学療法のアルゴリズム(治療手順)も3次治療(大腸がん治療ガイドライン2010年版)、さらには5次治療(同 2014年版)まで複数の治療ラインが並び、個々の患者さんに即した治療選択が可能になってきています。『大腸癌...

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抗がん薬治療の患者さんや家族に対し、排泄物の取扱いを指導 ~指導に対するアンケート調査を実施~

2014年7月

「患者さんにも情報を提供する必要性をスタッフが感じ、曝露対策に取り組むことになりました」と語る高橋真由美さん正常な細胞にも悪影響を与えることが知られている抗がん薬。近年は医療現場でも、スタッフが抗がん薬に曝露(ばくろ)(さらされること)しないよう、防護対策がとられている。そのような薬の投与を受ける患者さんや家族に対し、排泄物や洗濯物の取り扱いについて指導することの大切さが注目されている。通院治療セ...

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ロンサーフ(一般名:トリフルリジン・チピラシル配合錠)進行大腸がんの新薬が登場

2014年7月

日本発の進行大腸がん治療薬、ロンサーフ。第Ⅱ相試験でプラセボ(偽薬)群と比べて有意に全生存期間(OS)を延長させたことが評価され、異例の速さで承認されました。進行大腸がん治療に新たな選択肢をもたらすと期待される一方、世界で初めて臨床使用されるだけに、より慎重な取り扱いが求められています。どんな薬?――ロンサーフの特徴 ◎進行大腸がん治療での位置づけ*ロンサーフは、今年5月26日に発売されたばかりの...

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ピンポイントでがんを抑える 遺伝子異常に大きな効果

2014年6月

「患者さんのQOLも上がっています」と笠原寿郎さん肺がんは各種のがん領域の中でも、新薬の開発が進んでいる分野だ。分子標的薬の導入がいち早く行われ、より効果的な活用法の研究が行われている。どのような患者さんにどの時期に投与するのか――。ほかの治療法との関係や副作用対策までをまとめる。「EGFR阻害薬という種類の分子標的薬は、これまでの化学療法よりも無増悪生存期間(PFS)などの治療成績が良く、QOL...

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日本発の新ALK阻害薬に期待 より高い効果で副作用も少なく

2014年6月

「いかに長く生きていただけるかを考えています」と井上彰さん非小細胞肺がんで進む個別化医療。遺伝子変異に応じた薬剤選択が重要となるが、腺がんの一部に見られるALK遺伝子転座に対する分子標的薬が注目されている。2012年のザーコリに続き、日本で開発された新薬も承認を待っている段階だ。治療に重要な 遺伝子変異の見極め肺がんは、組織型の違いで小細胞肺がんと非小細胞肺がんに分類される。非小細胞肺がんが全体の...

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新しい分子標的薬はより標的を絞り、より副作用を抑える

2014年6月

「日本の医療界全体で取り組んでいます」と笠原寿郎さんイレッサやタルセバの登場で治療が大きく進んだ非小細胞肺がんだが、まだまだ新薬開発の動きは止まらない。第2世代、第3世代と呼ばれる分子標的薬の臨床試験が続々と行われている。新薬開発の現状とその特徴をレポートする。受容体からの刺激伝達を防ぐ肺のがん細胞を模式図にすると、図1のようになる。表面の細胞膜から、様々な受容体が突き出ている。そして、受容体が受...

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遺伝子変異検査や分子標的薬の治療効果判定などにも活用が可能に

2014年6月

「外部への試料分譲は非常に重要なことです」と語る竹内朋代さん手術や検査で採取された組織(腫瘍など)や血液など、診断に使われた後の試料を患者さんの同意を得た上で収集・保存し、医学研究や新薬開発に役立てるために分配(以下:分譲)する施設を「バイオバンク」と呼ぶが、国内外でその設置が進んでいる。そこで、バイオバンクが実際にどのように運営されているのかを中心に、筑波大学附属病院つくばヒト組織バイオセンター...

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