1. ホーム > 

ベルケイド(一般名:ボルテゾミブ)多発性骨髄腫の1次治療薬

2015年2月

多発性骨髄腫(MM)の治療は、1980年以前は*MP療法しか選択肢がありませんでしたが、80年代に抗がん薬を用いた*VAD療法が出現、90年代には自家末梢血幹細胞移植が登場しました。ベルケイドは、2006年に登場した分子標的薬で、その効果の高さから、現在唯一 1次治療の標準治療となっています。 どんな薬?――ベルケイド ◎ベルケイドの作用 多発性骨髄腫(MM)の治療において、*ベルケイドは現在、1...

詳細はこちら

オプジーボ(一般名:ニボルマブ)メラノーマ治療で期待の新薬

2015年1月

皮膚がんの1つ、メラノーマには長い間、インターフェロンとダカルバジンしか打つ手がありませんでした。しかも、それらの効果は弱く、決定的な一手には成り得ないものでした。オプジーボは、日本で開発され世界に先駆けて発売された免疫療法薬です。メラノーマへの新たな一手として、治療が始まっています。メラノーマとはどんな病気? メラノーマは皮膚に発生する皮膚がんの1つ。悪性黒色腫とも言われ、非常に悪性度の高いがん...

詳細はこちら

シスプラチン(商品名:ブリプラチン/ランダ)1980年代から変わらぬ化学療法の中心的存在

2014年12月

1980年代に登場した抗がん薬ですが、その高い治療効果から、現在でも、肺がんをはじめ多くの種類のがんで、化学療法におけるキードラッグとして重要な役割を果たしています。悪心・嘔吐など強い副作用がありますが、制吐薬などの支持療法が進歩し、かつてのように苦しまずに治療が受けられるようになっています。どんな薬?――シスプラチン 表1 シスプラチンの適応(がん) ◎抗がん薬のイメージを作った薬 *シスプラチ...

詳細はこちら

アリミデックス(一般名:アナストロゾール)閉経後乳がんの第1選択アロマターゼ阻害薬3薬の1つ

2014年11月

「乳がん」と一口に言っても、閉経前と閉経後では使用される薬は異なります。今回紹介するのは、閉経後の乳がんの術後の再発予防や、再発・進行乳がんの進行抑制のために使用されるホルモン薬です。アリミデックスは、閉経後乳がんの1次治療の第1選択として使用されている薬です。どんな薬?――アリミデックス ◎作用――ホルモン陽性閉経後乳がんで エストロゲンの生成を阻害 *アリミデックスは、閉経後の乳がん治療に使用...

詳細はこちら

スーテント(一般名:スニチニブ)転移性腎がんの1次治療で最も使われている薬剤

2014年10月

転移性腎がんに適応を持つ分子標的薬の中で、1次治療で最もよく使用されているのがスーテントです。効果は高いのですが、副作用も強いのが特徴。治療を継続するためには、投与量の調整や適切な副作用ケアが必要です。新しい分子標的薬として、2012年にインライタ、2014年にヴォトリエントも登場しています。どんな薬?――スーテント *スーテントは転移性腎がんの治療に用いられている分子標的薬です。いくつかの標的分...

詳細はこちら

個別化医療でより効果的に、より副作用を少なく

2014年9月

「遺伝子の解析が進み、個別化医療のスピードが増しています」と話す大津 敦さんがん治療界で「個別化医療」という言葉が使われ出したのは30年ほど前だ。そして近年、そのころからは思いもよらぬほどの急カーブを描きながらの進展を見せている。がんの原因となる遺伝子変異を見極め、それに対する分子標的薬を投与するという細密さが基本だ。がんの化学療法における個別化医療の現況を、最前線の研究者に聞いた。「ドライバー遺...

詳細はこちら

希少肺がんのスクリーニングシステムを新薬開発につなげる

2014年9月

「これまでにない遺伝子診断ネットワークを作りました」と話す後藤功一さん個別化医療は、肺がんでもスピードアップしている。肺がんの原因遺伝子を突き止め、それを阻害する最適な分子標的薬を投与する薬物療法が浸透した結果、さらに多くの原因遺伝子を特定しようという試みが繰り広げられている。しかも、スクリーニング(選別)と新薬開発を効果的に結びつけようという画期的な発想だ。加速する遺伝子診断 今年(2014年)...

詳細はこちら

血液がんで進む 新薬開発とその有効な活用

2014年9月

「患者さんの状態に応じた薬剤選択と用量調整が大切です」と話す大西一功さん日本で初めて分子標的薬が承認されたのは2001年。同年承認されたのは3種類だが、そのうち2つは血液がん治療のグリベックとリツキサンだ。その後も多くの新薬が登場し、治療成績を上げている。がんの中でも強い治療を行う領域だけに、症例に応じた薬剤の選択と投与量の調節が個別化医療のカギとなる。遺伝子の見極めと 患者の状態の考慮 「これま...

詳細はこちら

ここ数年で治療がガラリと変化 メラノーマの個別化医療

2014年9月

「わずか数年で、メラノーマの治療はそれまでと全く異なる時代に突入しました」と話す堤田 新さんこれまで30年近く新薬が出てこなかったメラノーマ(悪性黒色腫)の治療が大きく動き出した。2011年以降、新薬が続々と登場。遺伝子変異がある患者のみが適応となる薬剤も次々出てきており、メラノーマは個別化医療の時代に突入した。新しい時代を迎えたメラノーマの薬物治療 メラノーマ(悪性黒色腫)の薬物治療が急速な進歩...

詳細はこちら

EGFR変異、ALK融合遺伝子陽性非小細胞肺がんでの臨床試験結果が話題に

2014年9月

50回目の開催を迎え、今年も世界各国から多くの臨床医が参加した今年で開催50回の節目を迎えた米国臨床腫瘍学会2014年年次学術集会(ASCO2014)。前号に引き続き、同学術集会での話題を拾った。ASCOの年次学術集会では、毎年、各領域において数多く採用された演題の中から、特に話題性の高いものをセッション(領域)ごとに数題選択し、専門家が総括する「ハイライトセッション」が設けられている。これを聞く...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート4月 掲載記事更新!