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2017_dec_i

~むくみの原因と対処法~なぜむくみ、どうすればむくまないのか

監修●廣田彰男 広田内科クリニック院長

がんの手術でリンパ節を切除することは多いが、その副作用であるリンパ浮腫はあまり注目されてこなかった。命に別状はないからと放置され、どれほど多くの人がむくみに悩み苦しんできたことか。放っておくとむくみ続けるが、正しい知識を持って、段階に応じたケアをすれば、確実に改善する。まずは知ることから始めよう。

早期介入により悪化を防ぐ

監修●立松典篤 国立がん研究センター東病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科

悪液質とは重い病気が進行した段階で現れる一連の症候群で、心疾患や肺疾患、血液疾患でも発症するが、がんの終末期にも高い確率で発症し、一度発症すると打つ手が少ないことが知られている。ところが、がんにおいては悪液質が起こる前から栄養介入(栄養を指導・管理すること)や、運動介入(指導して運動してもらうこと)を行うことで、悪液質を予防したり、進行を抑制する可能性が指摘されている。なぜ早い段階からの栄養介入や運動介入が悪液質の予防や抑制に役立つのか、どんな栄養介入や運動介入をしてもらえば効果が期待できるのか。国立がん研究センター東病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科の立松典篤さんに、主に運動介入について解説していただいた。

監修●田中桂子 がん・感染症センター都立駒込病院緩和ケア科部長/緩和ケアセンター長

呼吸困難などの呼吸器症状は、がんの患者によく発生し、難治性であることが知られている。呼吸困難はあくまで主観的な症状であり、低酸素血症が起きていない人が、息苦しさを訴えることも少なくない。こういった呼吸困難を解決するために、どのような対策が取られるのか、『がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン』(2016年版)に基づいて解説していただいた。

オンコロジック・エマージェンシー対策

監修●清水若子 国保直営総合病院君津中央病院放射線治療科部長

がんの急変(オンコロジック・エマージェンシー)は、転移、浸潤、治療による合併症など多種多様である。ときには急激に生命を脅かす症状をもたらす場合もある。そのようながんによる急変には、どのように対応したらいいのか、専門医に伺った。

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