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2016_oct_i

光線力学的療法の存在を知って、治療に臨もう!

監修●矢野友規 国立がん研究センター東病院消化管内視鏡科医長

化学放射線療法や放射線治療後にがんが治癒(消失)しなかったり、再発してしまった場合、救済(サルベージ)治療が行われる。救済治療において、内視鏡切除が出来ない場合、以前は手術が行われていたが、そこに今、新たな選択肢として光線力学的療法(photodynamic therapy: PDT)と呼ばれる治療が加わっている。たとえ再発しても、根治を目指せ、かつ体への負担も少ない治療法として知られる光線力学的療法。その適応は? 治療の流れは? 専門家に話をうかがった。

免疫チェックポイント阻害薬の開発も進む

監修●設楽紘平 国立がん研究センター東病院消化管内科

以前は、化学療法が効きにくいがんの1つとしてあげられてきた胃がんだが、ここ数年で効果のある薬剤が登場し、患者の治療選択肢は広がっている。進行・再発してしまった場合の治療はどう進めていくべきか。1次治療から順に段階を踏んで整理するとともに、今話題の免疫チェックポイント阻害薬の動向についても、専門家に話をうかがった。

監修●瀬戸泰之 東京大学大学院医学系研究科消化管外科学教授

食道と胃の境界領域に発生する食道胃接合部がん。これまで1つのがん種としては捉えられていなかったが、この部位のがんに改めて注目しようという動きが強まっている。「胃癌治療ガイドライン」(日本胃癌学会編2014年5月改訂・第4版)にもようやく登場した。

監修●中山厳馬 がん研有明病院消化器センター消化器内科

胃がんの発症原因の1つとして、H. pylori(ヘリコバクター・ピロリ菌)感染が明らかになり、その除菌療法の普及により、若年者などを含めて胃がん罹患数が将来的に減少するものとみられている。その一方で、若年者での胃がんの特性については、これまで国内外で多く研究されてきたものの、通常年齢層(60~70歳代)に比べてその実態は不明確な点がまだ多い。そうした中、今年7月に神戸で開催された日本臨床腫瘍学会(JSMO2016)において、若年者での進行再発胃がんに対する治療成績を検討した研究報告が行われ注目された。その内容を報告者にうかがった。

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