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2014_jun_i

EGFR-チロシンキナーゼ阻害薬の効果的な使用法 長期使用による副作用対策も重要

監修●笠原寿郎 金沢大学附属病院呼吸器内科臨床教授
取材・文●「がんサポート」編集部

肺がんは各種のがん領域の中でも、新薬の開発が進んでいる分野だ。分子標的薬の導入がいち早く行われ、より効果的な活用法の研究が行われている。どのような患者さんにどの時期に投与するのか――。ほかの治療法との関係や副作用対策までをまとめる。

ALK遺伝子変異症例における治療 ALK遺伝子転座に対する分子標的薬

監修●井上 彰 東北大学病院臨床研究推進センター特任准教授
取材・文●「がんサポート」編集部

非小細胞肺がんで進む個別化医療。遺伝子変異に応じた薬剤選択が重要となるが、腺がんの一部に見られるALK遺伝子転座に対する分子標的薬が注目されている。2012年のザーコリに続き、日本で開発された新薬も承認を待っている段階だ。

進行非小細胞肺がんに対する維持療法 診療ガイドラインで推奨グレードがC1からBへアップ

監修●久保田 馨 日本医科大学付属病院がん診療センター長
取材・文●伊波達也

進行した非小細胞肺がんの場合、がんの病勢が悪化するまでの期間は短く、2次治療を行おうとしても、体の状態が良くなかったりして、治療を始めることが難しいケースが多かった。しかし最近では、標準的な治療期間以降も引き続き負担の少ない化学療法を継続することによって、病状が悪化するまでの期間を延ばし、少しでも長く元気に毎日を過ごすことができる人も増えてきているという。

脳転移サイバーナイフ治療 技術革新により原発肺がんも保険で治療できる

監修●佐藤健吾 日本赤十字社医療センターサイバーナイフセンター(脳神経外科)
取材・文●町口 充

脳に転移しやすいがんの1つが肺がん。脳転移の治療の中心は放射線治療となるが、通常の放射線治療よりも精度が高く、効果が大きいと注目されているのがサイバーナイフだ。技術の進歩が著しく、転移だけでなく肺原発巣へのサイバーナイフ治療も可能になっている。

肺がんの免疫療法 期待される結果が次々と報告される

監修●田村研治 国立がん研究センター中央病院早期・探索臨床研究センター先端医療科医長
取材・文●柄川昭彦

がん免疫療法は、第4のがん治療として長年期待されてきたが、これまでなかなか良い結果を得ることができなかった。しかし、最近になってその状況が変わりつつある。これまでの免疫療法とは全く異なる発想に基づいて開発された薬剤で、次々と良い結果が得られているのだ。

新薬の開発状況 標的を細分化し効果を高める

監修●笠原寿郎 金沢大学附属病院呼吸器内科臨床教授
取材・文●「がんサポート」編集部

イレッサやタルセバの登場で治療が大きく進んだ非小細胞肺がんだが、まだまだ新薬開発の動きは止まらない。第2世代、第3世代と呼ばれる分子標的薬の臨床試験が続々と行われている。新薬開発の現状とその特徴をレポートする。

バイオバンクの現状 日本の医学研究・新薬開発を支援するバイオバンク

監修●竹内朋代 筑波大学医学医療系助教(兼)附属病院つくばヒト組織バイオバンクセンター
取材・文●中田光孝

手術や検査で採取された組織(腫瘍など)や血液など、診断に使われた後の試料を患者さんの同意を得た上で収集・保存し、医学研究や新薬開発に役立てるために分配(以下:分譲)する施設を「バイオバンク」と呼ぶが、国内外でその設置が進んでいる。そこで、バイオバンクが実際にどのように運営されているのかを中心に、筑波大学附属病院つくばヒト組織バイオセンターの竹内朋代さんに聞いた。
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