2008年2月
昭和大学医学部 泌尿器科学准教授の 深貝隆志さん 前立腺がんのホルモン療法はどのステージでも使える全身的な治療法ですが、男性ホルモンの低下に伴い、性機能障害やホットフラッシュ(ほてり)、骨粗鬆症などの副作用が起こることがあります。 薬剤によっては、肝障害や心血管障害など、まれに重篤な症状をきたすこともあるので、異常を感じたら早めに対処することが大切です。侵襲性が低い治療法でも副作用はあるホルモン...
2007年7月
副作用とケアについて患者さんにきちんと説明することが大切 アラン・モニエさん セントラル・ホスピタル・ブロスシェ腫瘍内科&放射線科部長。フランスナショナル・フェデレーション・オブ・がんセンター常任理事。これまでに150以上の国内外の臨床試験にかかわり、そのうちの1/3は非常にエビデンスレベルが高いと評価されている 米国でホルモン療法の中断者が30% ――本日は乳がんホルモン療法の副作用と...
2007年6月
昭和大学泌尿器科学教室の 直江道夫さん 前立腺がんのホルモン療法により誘発されるホットフラッシュ(ほてり)に詳しい昭和大学泌尿器科助手の直江道夫さんに、その対策をうかがいました。 ホルモン療法の副作用対策は? ホットフラッシュには、SSRIが有効 ホルモン療法は前立腺がんのどのステージでも使える全身的な治療法といえますが、副作用も気になります。前立腺がんのホルモン療法を多く行っている昭和大...
2006年2月
東京都立駒込病院外科部長の 戸井雅和さん 東京都立駒込病院内科医長の 屠聿揚さん アロマターゼ阻害剤の時代 「乳がんについてもっと知ろう~ホルモン治療と副作用について~」シンポジウムでの光景 乳がんのホルモン療法では、ノルバデックス(一般名タモキシフェン)が普及し、長い間、大きな役割を果たしてきた。90年代後半、第3世代の新しい閉経後乳がんの経口治療薬としてアロマターゼ阻害剤が登...
2005年2月
滋賀県立成人病センター緩和ケア科部長の堀 泰祐さん 乳がんの手術後にホルモン療法を行うと、体重が増加しやすく、肥満傾向になりがち。直接命にかかわらないこともあり、ほかの副作用に比べて見過ごされやすいのですが、当の本人には切実な悩みです。今回は、読者から寄せられた手記と、専門家のアドバイスをQ&Aでお届けします。読者の手記 ホルモン療法を始めて、1年で5kgも体重増加“トドみたい”と家族に言われて、...