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2016_jun_i

手術と同時化学放射線療法のメリット・デメリット

監修●的田眞紀 がん研有明病院婦人科副医長

子宮頸がんⅡ(II)B期の治療法として、『子宮頸癌治療ガイドライン』(日本婦人科腫瘍学会編)では「手術」と「同時化学放射線療法」の2つの治療法が推奨されている。ではⅡ(II)B期と診断された場合、患者はどのように治療法を選択すればいいのか。治療を選択する際の考え方について、専門家に話をうかがった。

QOLを維持するための治療法の選択を

監修●鈴木光明 新百合ヶ丘総合病院がんセンター長/自治医科大学名誉教授
監修●宮﨑紳一郎 新百合ヶ丘総合病院放射線治療科サイバーナイフ診療部長

子宮頸がんの罹患者数は20代後半から40代前半が多く、若年層の罹患者が増えているのが特徴だ。初発Ⅳ(IV)B期と再発子宮頸がんでは、症状の緩和やQOL(生活の質)の向上のため、化学療法が行われる場合が多い。また、がんの局所制御に効果を発揮する、サイバーナイフによる放射線治療も注目されている。

今ある治療薬の有効活用を促進

監修●織田克利 東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座生殖腫瘍学准教授

子宮がんといえば子宮頸がんをイメージする人々が多い。しかし、現在は年間罹患数では子宮体がんが子宮頸がんを上回っている。以前はスポットライトが当たらなかった進行・再発がんに対する化学療法の考え方も変わり、柔軟な治療薬の使用と新薬に向けての遺伝子レベルの研究が進んでいる。

腹腔内化学療法の臨床試験も進行中

監修●藤原恵一 埼玉医科大学国際医療センター婦人科腫瘍科教授

卵巣がんは早期発見が難しく、発見された時点で進行がんになっているケースが多い。その場合、治療は手術だけでなく、化学療法も組み合わせることが必要になる。手術と化学療法をどう組み合わせるのか? 化学療法の有効な投与法とは? 期待される腹腔内化学療法の効果は?――進行卵巣がんの最新治療について専門医に話をうかがった。

意外と知られていない公的支援制度

監修●賢見卓也 NPO法人がんと暮らしを考える会理事長/看護師
監修●石田周平 NPO法人がんと暮らしを考える会理事/特定社会保険労務士

がんの治療には一般にお金がかかる。その上、今まで通り働けない場合もあり、生活面で助けが必要になれば、そこでもお金がかかる。マイナスを少しでもプラスに転じられないか? それはがん患者に共通の悩みだ。しかし、自分にあった制度に何があり、どう使えば役に立つのか知るのは至難の業だ。がん患者のお金の悩みに寄り添ってきた、NPO法人がんと暮らしを考える会の専門家のお2人に話を聞いた。

同じ悩みを持つ仲間や医療者がサポート

監修●田端 聡 がん研有明病院リンパケアルーム看護師

乳がんや婦人科がん治療の後遺症の1つであるリンパ浮腫。残念ながら完治は難しいが、日常生活での注意やケアの仕方次第で良好な状態を保つことができる。がん研有明病院(東京都・江東区)では、リンパ浮腫に悩む患者が集まり、サバイバーや医療者も交えて意見交換を行う「リンパカフェ」が定期的に開催されている。どのように患者をサポートしているのだろうか。

高齢者機能評価ツールを用いて判断できる可能性

監修●長島文夫 杏林大学医学部内科学腫瘍内科准教授

昨今、抗がん薬や分子標的薬の開発が進み、たとえがんが進行再発した場合でも、治療選択肢は増えてきた。そうした中、新たな問題も生じてきている。それが「いつまで治療を続けるか」という点だ。ここでは、実際にがん患者の多くを占める高齢者を対象に、機能評価の指標を用いて治療を行う専門医に、薬物治療を進めていく上での考え方について話をうかがった。
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