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2018_dec_i

監修●金子博徳 北里大学北里研究所病院整形外科部長

「たかが骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」は大間違い。がん治療を経て、長く元気に生きるためにも骨は要(かなめ)。思わぬ骨折で寝たきりにならないよう、ホルモン療法などが骨に与えるリスク(危険性)を理解して、ケアを始めましょう。骨は、ケアすれば必ず応えてくれます。

監修●広瀬眞奈美 一般社団法人キャンサーフィットネス代表理事

治療の選択肢が多く、予後もよいと言われる乳がんのみならず、近年では、各がん種で、治療および経過観察期間が長い、いわゆる〝がんサバイバー〟が増えており、その数約500万人を超えているという。そんながんサバイバーたちが治療後に抱える心身のストレスに対して、運動を軸とした様々なメソッドで支援にあたるのが「キャンサーフットネス」という団体だ。団体を立ち上げた代表理事の広瀬眞奈美さんに話を伺った。

いつもと違うことが起こったら、すぐ担当医療スタッフに連絡することが重要!

監修●久保田 馨 日本医科大学付属病院がん診療センター長

本庶佑・京都大学特別教授のノーベル医学賞受賞により、一般にも知られるようになった免疫チェックポイント阻害薬オプジーボ。この薬剤は、がん細胞を直接攻撃するこれまでの細胞障害性抗がん薬や分子標的薬とは異なる作用機序でがんと闘う。効果が長期間持続し、副作用の頻度が少ないとされ、近年世界的に開発競争が過熱。すでに承認されている薬剤に関しても、異なるがん種への適応拡大が続々行われている。

その一方で、頻度は少ないとはいえ、多種多様な副作用が発現する可能性があり、免疫に関連した独自の副作用が起きることも明らかになってきた。免疫チェックポイント阻害薬の主な副作用とその対処方法について伺った。

監修●井上 彰 東北大学大学院医学系研究科緩和医療学分野教授/東北大学病院緩和ケアセンター長

緩和医療(緩和ケア)というとどのようなイメージを抱くだろうか。おそらくはすべての治療の手を尽くした後、身体的な痛みや精神的な苦痛を和らげて死を待つという感じが多いと思われる。がん治療ではエビデンス(科学的根拠)に基づいた治療(Evidence based medicine:EBM)が重要とされるが、医療者においても緩和医療にはEBMは相容れないと誤解しているケースが多い。

しかし本来のEBMでは「患者の意向を汲む」ことが必須とされており、決してデータ至上主義の医療ではないことが指摘されている。がん治療における緩和ケアの在り方を専門家に聞いた。

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