がんサポート7月 【最新治療】白血病の造血幹細胞移植・遺伝性大腸がん・治療と緩和でIVR 掲載記事更新のお知らせ
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●7月 編集後記
■奈良市長が舌がんの手術を受け、公務復帰後の6月の市議会で、がんを理由に辞職を迫った奈良市議会・自由民主党の幹事長。無所属の市長を政治的意図を持ってがんを理由に追落としを? それとも市長ががんでは市政が滞ると判断されてのことだった? 市長は「1日も早い回復を望む患者からすれば、希望を打ち砕かれる思い。大変残念なご指摘」と述べたそうです。国はがんになっても仕事は辞めないでと啓蒙しています。(松尾)
■がんに至る原因にはさまざまな要素がある。いま、政府もやっと本腰を入れ始めたのが、「PFAS」(ピーファス:有機フッ素化合物の総称)の問題である。これらは水などを介して人体に取り込まれ臓器などに蓄積される。WHOや米国の学会ではPFASがもたらす健康リスクとして発がん性などが指摘されている。問題なのは日本でも全国各地の河川や地下水で相次いで、国の定める暫定目標値をはるかに上回る濃度で検出されていることだ。「水と安全はタダ」と思われていた時代が懐かしい。(髙橋)