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2013_nov_i

肺がんの基礎知識 肺がん個別化治療の基礎知識――

監修●久保田 馨 日本医科大学附属病院化学療法科教授 
取材・文●「がんサポート」編集部

さまざまながん種の中で、肺がん治療は乳がん治療に続き、個別化治療が進んでいる。また、新薬の登場も目覚ましい。自分の肺がんのタイプとそれに対する治療法を知り、前向きに治療に臨もう。

肺がんガイドライン 骨転移、進行非小細胞肺がん1次および2次以降の治療

監修●江口研二 帝京大学医学部附属病院副院長・腫瘍内科教授
取材・文●伊波達也

分子標的薬イレッサの登場以降、遺伝子変異を標的としたいくつかの治療薬が登場し、治療の選択肢が増えている肺がん治療。その影響から、診療指針となるガイドラインの改訂も頻繁になっているという。現時点での改訂ポイントを専門医に聞いた。

非小細胞肺がんの治療 上皮成長因子受容体遺伝子変異陽性の肺がん治療に期待の効果!

監修●岸 一馬 虎の門病院呼吸器センター内科・臨床腫瘍科部長
取材・文●柄川昭彦

個別化医療の流れの中、急速に進歩する肺がんの薬物治療。2013年6月から、分子標的薬の1つで上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬に分類されるタルセバが、上皮成長因子受容体遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんの1次治療に使えるようになった。進行再発肺がんの治療選択肢が1つ増えたことになる。その効果は、副作用は、どのように治療法を選べばいいのか、専門家に聞いた。

呼吸器内科医×患者対談 医療者と十分コミュニケーションをとり、自分に合った治療法を選ぶ

出席者●古屋直樹さん 聖マリアンナ医科大学病院呼吸器・感染症内科助教
出席者●Sさん(匿名希望) 80歳、司法書士として現在も個人事務所を経営

遺伝子検査により、自分のタイプに適した個別化治療が進む肺がん治療。自分自身で納得し、自分に合った肺がん治療を受けるためには、医療者とのコミュニケーションが大切です。遺伝子検査でALK融合遺伝子陽性であることが判明し、新薬ザーコリによる治療を続ける患者さんとその主治医に、実際にどのようにコミュニケーションをとりながら治療を進めているのかを話し合ってもらった。

肺がんの維持療法 非扁平上皮がん患者さんに対する維持療法

監修●柴田和彦 厚生連高岡病院総合的がん診療センター長・腫瘍内科部長
取材・文●中田光孝

進行した肺がんではこれまで、導入治療(1次治療)で抗がん薬の併用化学療法や化学放射線療法を終えると次の手が少なかった。しかし、最近は導入療法で腫瘍サイズの縮小や症状の改善がみられた患者さんを対象に、引き続き維持療法が行われるようになり、生存期間の延長などが認められている。

肺がん手術のセルフケア 術後のつらさを軽減する方法がある!手術が決まったらすぐ始めよう

監修●山本 綾 埼玉県立がんセンター胸部外科病棟看護師
取材・文●町口 充

手術の際は、「患者には何もすることがない」と考える人が多いかもしれません。ところが実際は、患者さん自身が術前から行うセルフケアがとても重要です。特に肺がんの手術を受ける場合には、呼吸訓練や禁煙など、術後合併症の予防をはじめ、術後のつらさを軽減したり、それまでの生活により早く戻れるための対処法がたくさんあります。術後経過と併せて知って、よりよい術後を目指しましょう。
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