乳がん治療に精通している
猿丸修平さん

日本女性の16人に1人がなるとされている乳がん。しかも、乳がんの罹患者数は増え続けています。そんな患者さんのために、乳がんとは何か、乳がんのいちばんの基本から、わかりやすく解説しましょう。

Q 乳がんってどこにできるの？

乳腺組織に発生したがんのことを乳がんという。ほとんどの乳がんは、小葉のそばにある乳管の上皮細胞が増殖して発生する。

がんは乳管の内側で発生する。
がんは乳管のなかにいるかぎり、命にかかわるようなことは起こさない。

Q 乳がんの発生しやすい場所は？

Q 乳がんってどうして増えているの？

乳がんになるのは生活習慣が関係する。過去50年ほどの生活習慣の変化によって「動物性脂肪の過剰摂取」、「飲酒量の増加」、「運動量の減少」が起きたのが原因とされている。豊かになるほど、乳がんは増加傾向にある。

乳がんというのは、悪い生活習慣の積み重ね、それも2～3年という短期間ではなく、数10年という長期にわたる積み重ねががんの発生を左右する。したがって、動物性脂肪（肉、バター、チーズ、スイーツ、スナックなど）、アルコールを過剰にとらないようにする。さらには運動量を今までの倍に増やすように努めることが大切。このようなことを習慣づけていくことががんを予防する上で大切である。

Q 乳がんの検査ってなにをするの？

がんの有無を検査するのは、マンモグラフィとエコー！

エコー検査は、超音波を用いるため人体に悪影響は見られない。しかし、マンモグラフィのように石灰化をみつけることはまだ無理。

＊日本乳癌学会＝http://www.jbcs.gr.jp/