オッサンデファム日本支部~女性の乳房と健康を守る会(乳がん)
全国の患者会と手を取り合いながら
女性の“健康でキレイ”のために病気予防を中心とした活動を行います
「オッサンデファム日本支部~女性の乳房と健康を守る会」は、一般女性たちの乳房はもちろん、“健康全体”を守る会です。正確にいうと、乳がんの患者会ではありません。
けれども、全国の患者会の皆さまと手を取り合って、協力し合いながら、“早期発見のための検診の大切さ”や“乳がん予防”を訴える活動をしていきます。
オッサンデファム日本支部は、2008年11月13日に設立発表会をした、まだまだヒナ鳥のような会です。本部はフランス。「オッサンデファムって何?」「オッサン?」と思われる方も多いかもしれません。フランス語で“女性の乳房のために”という意味とともに、“女性の真ん中にある大切なもの”というニュアンスも含んでいます。
私がこのオッサンデファム日本支部を立ち上げようと思ったきっかけは、私自身が乳がんにかかったことと無縁ではありません。
2006年、私の左胸に乳がんが発見されたときは、「まさか私が!」「なぜ私が……」と大きく心をゆさぶられ、動揺しました。
私は約20年、女性医療ジャーナリストとして女性の健康や医療について執筆、編集をしてきました。乳がんについても、かなり取材し、何10人という体験者の女性たちのインタビューも行いました。乳がんについては、かなり知っているつもりでした。それなのに……、こんなに動揺したのです。
知識がある私ですら、胃潰瘍で入院するほど精神的に大変でした。もし、がんについて知識のない、一般の女性たちが乳がんにかかったら、どんなに不安な気持ちでしょう……。
日本女性に増え続けている乳がん。これまでの執筆活動だけでなく、会を設立して、女性たちの健康を守りたい、と思ったのです。
「乳がんをもっと身近に感じてほしい」「私もかかるかもしれないと思って検診を受けてほしい」「もし検診を受けて“異常あり”と結果が出たらサポートをしたい」との思いからです。
私と同様、乳がんを経験した皆さま、全国の患者会の皆さま、どうぞ手を取り合って、一般女性たちにもっと乳がんのこと、検診のことを伝えませんか。
すでに入会してくださっている患者会の方々もいらっしゃいますが、ぜひ多くの患者会の皆さまにご協力いただきたいと思っています。
会としては、女性たちの健康を守るための“予防”の活動を中心に行っています。オッサンデファム日本支部では、3段階の“予防”を薦めています。
「まず、1次予防として、“女性の健康&キレイを維持する”ためのセミナー開催やニュースリリースの発行。
次に、2次予防として、早期発見のために“女性のライフスタイルに応じた検診”の正しい情報を紹介。
また3次予防(重症化予防のサポート)としては、万が一病気にかかったときのために“乳がん体験者コーディネーター”による相談窓口を設置します。
現在、会員は、健康に関心の高い一般の女性たち。そのなかには医療やコ・メディカル(医師と協同して医療を行う病院職員)の専門家もいます。もちろん、がんや病気を経験した人もいます。そして、女性の健康を応援したいという、心ある男性たちも参加しています。
さらに、強力なサポーターが会を支えてくださっています。特別理事として、産婦人科医の対馬ルリ子さん(ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック院長)、乳腺科医の島田菜穂子さん(ピンクリボンブレストケアクリニック表参道院長)をはじめ、日本の女性医療を支える医師たちがご協力くださっています。
また、特別顧問として、人生の達人である作家の桐島洋子さんにも加わっていただいています。
設立して間もない会ですが、「いつまでもキレイで元気に輝いて生きたい」と願う女性たちに、“健康でキレイ”のための対策や必要な検診、医療情報を正確にセレクトして伝えてまいります。
「オッサンデファム日本支部~女性の乳房と健康を守る会」事務局
〒153-0061 東京都目黒区中目黒3-11-13 ルボア エコール・ド・ナチュロパシー内
TEL:03-6303-0063 FAX:03-5724-5084
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