かたくりの会
例会、ミニコンサート、登山etc… 多彩な活動で親睦を深め 前向きに生きることをめざす
会長の菅原東一さん
岩手県からがん患者とその家族の思いを発信していく
かたくりの会は、がん告知を受けた盛岡市の主婦(平成5年10月逝去)が、「限りある命を精一杯燃焼させたい」と会の設立を呼びかけ、平成4年7月に誕生しました。雪深い北国の春一番に顔を出す清楚なかたくりの花、厳しい冬の試練に絶え抜いて出てくる、小さいながらも力強い生命力のイメージから、患者会の名前を「かたくりの会」と名づけました。
かたくりの会のモットーは「ともに語らいよりよく生きること」「感謝の気持ちで今があることを喜ぶこと」そして「病める人もより病める人に手を差し伸べよう」の三つです。会員はがん患者(がん患者以外も入会しています)、家族、支援する医療関係者、その他賛同する人で、岩手県内の会員は現在125人です。県外の方の入会も歓迎します。会費は、年間2000円、毎月の例会参加時に1回500円いただいています。
かたくりの会では、会のモットーに基づき、がん患者や家族がマイナスイメージをプラスに変え、少しでも前向きに生きることをめざしています。精神的な支えとして会員の親睦を深め、悩みや生き方などを語り合い、がん医療や死生観などの学びを深めています。入会した方が、入ってよかったと思ってもらえるよう、さまざまな活動を展開しています。
1 会員同士のふれあい
・月例会 毎月おおむね第3土曜日の午後開催し「勉強会」や「語らい」を行い、最後に免疫力と元気回復の歌唱で締めくくる。
・語らいの例会 ミニ例会を月2回開催し、心ゆくまで本音で話し合う
・弔問 旅立たれた方への弔意を表する
2 定例的な行事(一般参加を呼びかける)
・癒しのコンサート ミニコンサートを年1回開催
・八幡平登山 毎年10月実施。医師等サポーターの協力を得て、参加者の体力別に登山、散策、湯治のコースに分かれ、大自然の免疫力をもらう。
・かたくりの里散策 かたくりの会の名前にちなみ、4月に和賀郡沢内村を訪ね、花に癒されながら去りし人を偲ぶ。
・出前例会 会員が県内に分布していることから、盛岡市以外でフォーラムを開催する。
3 広報活動
例会に参加できない会員が多いことから、毎月「かたくり通信」を発行して、情報提供と誌面参加により、仲間意識を維持強化する。ホームページを開設する。
4 その他
他団体との交流、講演会の実施、医療相談などの仲立ち、パネリストの派遣など。
平成13年6月、「かたくりの会10周年記念」として「がんと笑いのフォーラム」を盛岡劇場で開催しました。当日は500人を超える方々が来てくださり、館内に立ち見が出るほど盛況でした。第一部は立川談志さんが「がんと笑い」をテーマに講演。談志さんの持ち前の話術に会場は笑いの渦となりました。そして第二部はパネルディスカッション。がん患者、がん患者の家族、医療者の3名がそれぞれの立場で自らの体験を語り、会場参加者からは質問や意見が活発に出されました。
かたくり文集 1000円
(郵送料込み)ご希望の方
は会までご連絡ください
また10周年を記念して「かたくり文集」を出版しました。平成10年に5周年記念誌を出版したとき大きな反響がありました。そこで、さらに充実した会の足跡を伝えようと平成15年3月に発行しました。
がんとわかったときの驚きと戸惑い、その後どう病気を受け止め、どう向き合ってきたか、会員57名が自分の言葉で手記を綴っています。がんになってから、日々をいとおしむ心、家族や周囲への感謝の気持ちが生まれた方がたくさんいます。また会員同士で悩みを語り合ったり、情報交換をしたことなど、会との関わりについて書かれた方もいます。
ぜひ、一人でも多くの方にこの本を読んでもらえたらと思います。ご希望の方には郵送料込みで1冊1000円にて頒布いたします。
この10年の間に、多くの会員が遠い国に旅立たれています。私が会長を引き受けたとき、末期がんの会員の方のお見舞いに行ったことがありました。その方はベッドに横たわり、「薬がきれると腰や背中が痛くてたまらないのよ」と、とてもつらそうでした。そして「今日は来てくれてありがとう」と涙を流され、帰り際に「かたくりの会があって本当によかった。ぜひ皆さんで頑張ってくださいね」と言われました。このとき、私は思ったのです。かたくりの会は、決して消してはならない小さな炎なのだと。
がんになっても医療者・患者・家族が一体となって前向きに立ち向かうことができる社会になって欲しい。そんな願いを込めて、かたくりの会から、さまざまな思いを発信していきたいと考えています。
がん患者と家族の会 かたくりの会
会長・菅原東一
〒028-3142 岩手県稗貫郡石鳥谷町八重畑23-55
電話:0198-47-2341
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