アロマセラピスト・長谷川記子の心を癒すアロマ教室 8

ティートリー

長谷川 記子 アロマセラピスト
発行:2014年6月
更新:2019年7月

  

はせがわ のりこ 薬剤師、アロマ・ハーブ・サプリメントコンサルタント(有)チェリッシュ・インターナショナル代表取締役 星薬科大学薬学部卒業。大学時代より皮膚科学や予防医学、香りの研究を始める。医療・介護分野でQOL向上のためのアロマとハーブの普及活動を行う。日本緩和医療薬学会評議員 、国際個別化医療学会評議員、日本メディカル・アロマテラピー学会員 、日本赤十字社医療センターアロマテラピー研究会専任講師、聖徳大学生涯学習講師(ハーブ&アロマテラピー)
カウンセリング受付先
eメールアドレス cherish-int@nifty.com
FAX. 047-348-2352
アベ腫瘍内科クリニック
TEL. 03-6380-8031

内に秘めた力強さを持つティートリーの香りは、慢性的な疲労感を和らげ、心身ともに、元気になります。天然の抗生物質と呼ばれる香りです。

・成分:テルピネン-4-オール、1.8シネオール、テルピネン、α-ピネン

アロマのこころ
ティートリーは一枝切っても、すぐに伸びてくる元気いっぱいのすばらしい生命力があります。大自然の植物たちは、ティートリーを含め、生命の精を精油という形で、私たち人類の心身の弱まった状態を救ってくれています。「元気になりますよ。側にいますよ」と

ティートリーは、患者さんにとても役立つ精油です。主成分のテルピネン-4-オールは、抗ウイルス、抗菌、抗真菌作用があるため、治療で免疫力が低下している人が自分でできる、薬以外の補助的な予防法として効果を発揮します。

オーストラリアの先住民が伝統的に、化膿止めや炎症、虫刺されに用いた〝天然の抗生物質〟と言われてきました。近年、日本に紹介されてからは、〝メラルーカ〟の名で親しまれています。

がん患者さんが免疫力の低下で水虫等になった時や、うつ状態やストレスで内向的なとき、フットケアのアロマテラピーにとても役立ちます。

胃がんで療養中のB氏は、足裏の水虫も隠れた悩みの1つでした。心がイライラして「考えがまとまらない」と話されたので、ティートリー2滴を洗面器のお湯(40~42℃)に入れ、「足を浸けて、ゆっくりしてみてください」とお勧めしました。少しすると、「何だか心も落ちついてきたし、足の裏もきれいになってきたし」と喜ばれていました。

抗生物質の副作用でカンジタの症状が出ている患者さんには、ティートリーのブレンドオイルでフットケアのリフレクソロジーを施すと、とても効果的です。

室内で香を楽しむ……免疫力をアップさせます

アロマリフレクソロジー……足の皮膚トラブルにも役立ちます

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