治療法は着実に進歩!神経膠腫の最新治療
2015年8月
「今年は今まで以上に大きな治験がいくつも開始され、期待が持てます」と語る成田善孝さん 悪性脳腫瘍で最も多い神経膠腫。悪性度により、治療は手術だけではなく、放射線治療や化学療法が必要となってくる。そうした中、今年(2015年)3月には、神経膠腫の中でも最も悪性度の高い膠芽腫に対する再発治療として、新たな治療機器が承認された。神経膠腫の治療は着実に進歩している。 脳腫瘍の中で多い神経膠腫 脳腫瘍には、...
脳腫瘍・脳転移
2015年8月
「今年は今まで以上に大きな治験がいくつも開始され、期待が持てます」と語る成田善孝さん 悪性脳腫瘍で最も多い神経膠腫。悪性度により、治療は手術だけではなく、放射線治療や化学療法が必要となってくる。そうした中、今年(2015年)3月には、神経膠腫の中でも最も悪性度の高い膠芽腫に対する再発治療として、新たな治療機器が承認された。神経膠腫の治療は着実に進歩している。 脳腫瘍の中で多い神経膠腫 脳腫瘍には、...
2015年3月
たべい ゆうすけ 1999年琉球大学医学部卒。国立国際医療センター(現国立国際医療研究センター)レジデントを経て、2003年国立がんセンター(現国立がん研究センター)中央病院脳神経外科レジデント。2005年都立駒込病院脳神経外科を経て、2012年より現職。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。日本癌治療学会がん治療認定医。独立行政法人医薬品医療機器総合機構専門委員治療が難しいがんの1つと言われる悪性...
2008年5月
三愛病院外科部長の 小原琢磨さん 東京女子医科大学外科講師の 林基弘さん 脳腫瘍の手術では、いかに障害を残さず、可能な限り腫瘍を摘出するかが、大きな課題になる。これに対し、三愛病院脳神経外科部長の小原琢磨さんと同病院内「さいたまガンマナイフセンター」治療責任者の林基弘さん(東京女子医科大学講師)は、手術の確実性とガンマナイフという放射線治療の精密さをうまく合体させて計画的に治療を実施。...
2007年4月
東邦大学医療センター 大森病院脳神経外科教授の 清木義勝さん 東邦大学医療センター大森病院の脳神経外科では、先進医療として「画像支援ナビゲーション手術」を行っている。 この手術で使われるニューロナビゲーターは、自動車の道案内に用いられるカーナビゲーションシステムのようなもの。 病変部と周辺組織の立体的位置を正確に表示してくれるため、安全に病変部を取り除くことができるようになった。 脳...
2004年8月
帝京大学市原病院脳神経外科教授の長島正さん 脳腫瘍は、脳の組織の中に異常な細胞が増殖する病気です。人口10万人に対して12、13人がなるといわれています。 良性と悪性と両方ありますが、大きくなればどちらも脳を圧迫し危険を伴うことに変わりありません。これが脳腫瘍治療の難しいところです。 脳腫瘍のもう一つ難しいところは、種類が多く、複雑多岐にわたり、その種類によって治療法がそれぞれ異なっていることです...