検査・治療法

チーム医療

乳がん患者さんが自宅で入力 医療者は病院でチェック

2014年10月

「より良い治療を受けていただきたい」と話す奥山裕美さん乳がんの薬物療法は、薬剤の進歩により外来治療にシフトしている。通院で治療を受けながら生活できるというメリットは大きいが、一方で副作用への対応が課題だ。昭和大学病院ブレストセンターでは携帯端末を使って乳がん患者さんが自宅で副作用の状態を入力し、そのデータを病院にいる医療者と共有できるというシステム開発に取り組んでいる。これまでにない、患者さんとの...

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注目されるがんのリハビリテーション 幅広い症状を各専門職がカバー

2014年9月

専門家同士の情報共有がカギ 広めたいがんリハビリの大切さ辻 哲也さん 慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室准教授 リハビリ科は、栄養サポートチーム(NST)や褥瘡チームのように、チームメンバーが一緒になって回診をすることはない。基本的にそれぞれの専門分野で患者さんに対応している。しかし、専門家の集まりだからこそ、情報共有の場が重要となる。必要があるたびにチームカンファレンス(会議)が開かれ...

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抗がん薬の通院治療 院内連携で患者さんとの交流図る

2014年8月

密接なコミュニケーションが チーム医療のエンジン金内 一さん 公立昭和病院乳腺・内分泌外科部長 外来で抗がん薬治療の点滴を行う「通院治療センター」のまとめ役をしているが、いつも連携の大切さを実感している。集学的治療をよりよく実現させるためのチーム医療がクローズアップされているが、その典型的な例がこのようなユニットだと思う。患者さんのQOL向上のために外来での化学療法の一番の目的は、働きながら、普通...

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病院一丸となった褥瘡対策 風通しの良さで細かな対応

2014年7月

風通しの良い組織で迅速対応 患者さんの気持ちのケアも宮川健彦さん 船橋市立医療センター皮膚科部長 褥瘡(じょくそう)対策委員会の委員長を務めている。ほかの病院と比べて特別な工夫をしているわけではないが、皮膚・排泄ケア認定看護師が中心となり、メンバーが指示待ちではなく積極的、自発的に取り組んでいるところは評価できると思う。患者さんへの迅速対応を心がける現場では患者さんに積極的に話かけたり、集めた情報...

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緩和ケア施設と一体化した緩和ケアチーム

2014年6月

緩和ケアの一貫したサポート体制を整えて 地域医療を担う宮森 正さん 川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター所長 井田病院では、将来の高齢化社会を見越して、1998年(平成10年)に「緩和ケア」「高齢者ケア」「在宅ケア」「地域連携」の4つの目標を掲げて「総合ケアセンター」を開設した。あくまで地域市民病院なので、がんだけではなく、地域社会のいろいろな病気をきちんと診るということが基本となっている。他...

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患者さんの栄養管理を支える 栄養サポートチーム(NST)

2014年5月

作業の効率化と適切な人材配置がチーム機能を活かすカギ比企直樹さん がん研有明病院消化器外科胃担当部長/栄養管理部長 ●短時間で対応可能なシステムを開発有明病院では、全国に先駆けて栄養障害の予防的な対応を行って成果を上げるなど、栄養サポートチーム(NST)がうまく機能している。その要因について、比企さんは「1つは、栄養管理にかかわる時間(カルテ回診)を1週間に唯一水曜日の1時間にとどめている」点を挙...

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チーム医療で推進する副作用対策 オリジナル「患者手帳」と「冊子」の活用でQOLの底上げを

2013年12月

「患者さんにとって本当に役立つチーム医療を目指したい」と語る相羽惠介さん“チーム医療”が脚光を浴びる昨今、本当に患者さんの役に立つチーム医療を目指し、化学療法の副作用対策を進めている東京慈恵会医科大学腫瘍・血液内科。そこでの現状と、副作用ケアに欠かせない制吐薬の進化について、専門家に聞いた。チーム医療で幅広い診療対象に対応東京慈恵会医科大学の腫瘍・血液内科は、血液内科と腫瘍内科の2つの機能を併せ持...

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チーム医療による抗がん薬の副作用管理~がん研有明病院「チーム・スチバーガ」による報告~

2013年12月

がん研究会有明病院消化器内科化学療法担当部長の水沼信之さん進行・再発大腸がんの3次治療以降に用いることができ、さらにGIST(消化管間質腫瘍)の3次治療以降に対しても投薬が承認された分子標的薬*スチバーガ(一般名レゴラフェニブ)。先ごろ都内で開かれたバイエル薬品株式会社主催のセミナーで、大きな期待の寄せられているスチバーガをより安全に、継続的に服用するための取り組みについて、がん研究会有明病院「チ...

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厚い縦割りの壁を乗り越え、九州から意識変革の風 がんのチーム医療を未来へ託す

2010年2月

九州がんセンター乳腺科部長の 大野真司さん おおの しんじ 九州がんセンター乳腺科部長。1958年、福岡県生まれ。九州大学医学部卒。九州大学病院を経て、2000年から九州がんセンターに勤務。乳がんのチーム医療の専門家。著書に『明日から役立つ乳がんチーム医療ガイド』(金原出版)。多職種の医療者が乳がんの啓発活動を行う団体、NPO法人ハッピーマンマ代表理事2009年8月、九州福岡市で行われたセミナー...

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