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2014_may_i

血液がんの基礎知識 多彩な種類、治療法も様々

監修●鈴木憲史 日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長
取材・文●「がんサポート」編集部

種類も治療法も多岐にわたる血液のがん。まずは「血液がんとは何か」を特徴や症状、検査や治療の流れといった基本から抑えていきます。

診療ガイドライン 初の本格的ガイドラインが登場

監修●大西一功 浜松医科大学附属病院腫瘍センター教授
取材・文●「がんサポート」編集部

2013年10月、血液がん(造血器腫瘍)の領域で初めて「診療ガイドライン」が編纂された。白血病、リンパ腫、骨髄腫の3本の柱で構成され、最前線で治療に当たる医療者たちの治療選択に大きく貢献している。編纂の指揮を取った医師にその意義と内容を聞いた。

慢性骨髄性白血病 日本でも臨床試験が進行中

監修●高橋直人 秋田大学医学部血液・腎臓・膠原病内科学講座講師
取材・文●「がんサポート」編集部

慢性骨髄性白血病は、やがて急性白血病に転化してしまう不治の病であった。それを防ぐには骨髄移植しかなかったところに登場したのがグリベックだ。しかし一生飲み続けなければならないというマイナスポイントがあった。最近、医療界のホットな話題となっているのが、「薬をやめても寛解が続く」という臨床試験の知見だ。日本でも様々な試験がスタートしている。

悪性リンパ腫の治療 化学療法が著効する病型や、経過観察が選択肢になる場合もある

監修●伊豆津宏二 虎の門病院血液内科部長
取材・文●柄川昭彦

悪性リンパ腫には、数十の病型があり、病変も様々な臓器に生じる。病型ごとに異なる治療法を適切に選んでいく必要がある。今回は、日本人に多い3つの病型、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、MALTリンパ腫について、最新の治療法と考え方を紹介する。

多発性骨髄腫 伸びる生存率に期待

監修●鈴木憲史 日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長
取材・文●「がんサポート」編集部

多発性骨髄腫は治癒しないがんとして認識されているが、治療方法は最近十数年で目覚ましい進歩を遂げ、全生存率も伸びている。さらに発展が予想される多発性骨髄腫の最新治療法を探った。

緩和ケアと在宅医療 患者さんが積極的に生きていける支えに

監修●近藤咲子 慶應義塾大学病院看護部病棟師長(血液内科)
取材・文●伊波達也

自覚症状がそれほどないにもかかわらず、告知時に深刻な状態が伝えられ、すぐに治療が開始されるケースの多い血液がん。患者さんの十分な心の準備ができる前のことでもあり、早期の段階から丁寧にケアをしていく必要がある。また、血液がんでは治療による苦痛の緩和がより必要とされる。血液がんにおける緩和ケアと在宅医療の現況を紹介する。

血液がんの食事 治療後の免疫力低下などの副作用を配慮しながら

監修●小松美佐子 東京都立駒込病院栄養科 栄養科長・管理栄養士
取材・文●福田いつみ

骨髄移植後の血液がんの患者さんは、GVHD(移植片対宿主病)の併発等により、口腔粘膜の炎症に悩まされることが多い。しかし〝食べることが苦痛〟という状態から〝食べる喜び〟を取り戻すことは、心身の回復にもつながっている。厳しい条件の中でも、どんな工夫をすれば〝食べる〟ことができるのか、専門家に聞いた。
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